カテゴリ:コラムのエントリー一覧
-
【コラム】夕張支線の「攻めの廃線」は間違いだったのか!?
ちょうど先日、「攻めの廃線」で夕張支線について取り上げられました。交通網を見直すことを理由に、2019年3月に廃止された夕張支線については、ほかの北海道内の不採算路線について、沿線自治体からの反発が強まっていた中で廃止を推進した珍しい事例となりました。JR北海道から鉄道の廃止と引き換えに7.5億円を受け取っており、これによって夕鉄バスで新車を導入したり、代替バスの本数を増やしたりするなどして対応しています。...
-
【コラム】大学の移転が決まった北海道医療大学〜利用減少が予想される学園都市線
学園都市線の終着駅が北海道医療大学駅。以前は、新十津川まで路線が伸びていましたが、廃止によって終着駅となりました。大学の最寄駅のため、駅とキャンパスが目と鼻の先にあります。そんな北海道医療大学ですが、先日北広島市内にある北海道日本ハムファイターズの本拠地球場を核とする複合施設「北海道ボールパークFビレッジ」の敷地内に移転することが決まりました。移転は2028年4月に予定され、5年後にまたさらにFビレッジ周...
-
【コラム】利用状況を巡って存廃問題が再燃している函館本線山線
昨年3月までに沿線自治体から存続することは難しいとして既に廃止が決定している函館本線山線(小樽〜長万部間)。昨今再び存廃問題が再燃していることはご存知でしょうか?なぜかというと、SNSで余市駅の利用状況が紹介されているのです。朝は3両編成の普通列車が満杯になり、それ以外の時間帯の列車も全てではないにしても駅ホームに行列ができるほど利用者がいるというものです。大量輸送こそ鉄道としての使命です。これまで廃止...
-
【コラム】石北本線とキハ283系
長らく札幌〜釧路間で使用したのち、1年の転用改造期間を経て今年3月から新たに石北本線で使用を開始したキハ283系。転用から来月で半年。すっかり見慣れた存在になりました。残念ながら、従来連結されていたグリーン車は廃止されて3両編成となりました。利用状況に合わせて増結を実施していくとされ、7月中もハイシーズンではありませんが、増結が確認された日もあったようです。やはり3両編成は輸送力が足りない日もあるようです...
-
【コラム】振り子と車体傾斜
今回は久々のコラム記事。題名は「振り子と車体傾斜」。振り子式車両も車体を傾斜させますが、日本国内においては、振り子式車両ではない車体傾斜装置を採用した車両もあり、同じく車体は傾斜されるけれども、題名のように言葉の使い分けがされています。同じ場所で撮影したキハ281系とキハ261系を比べてみます。明らかに車体が傾いているのがわかります。キハ261系は、元々は車体傾斜装置を搭載している車両ですが、車両メンテナ...