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JR北海道が2016年度までに新型車両を大量投入

JR北海道が2016年度までに新型車両を投入することが明らかとなりました。

導入する形式はキハ261系が28両と733系が60両の計88両で、それぞれ予備車両を増やすことで車両にかかる負担を減らし、トラブル減少を目的としています。

ちなみに、88両という数字は本州の鉄道会社からすれば決して大きくない数字かと思いますが、JR北海道の場合は非常に大きな数字です。キハ261系は1000番台であれば、今年度増備された6両に既存の21両をプラスすることで、明らかになった増備分の28両で55両と、キハ283系の57両に迫る両数です。また、733系も北海道入りを果たしているB‐119編成までの3両編成×19本の計57両にプラスすると117両となり、721系の135両には及ばないものの、731系の63両をはるかに上回る両数となります。

今回は予備車両の確保が主な目的としています。733系については、新製のみで終わり、それに伴う車両の引退などはありません。711系の引退について発表が出ていますが、公表されているのは2014年度末の引退ということで、711系が引退した後に60両が増備されます。導入線区は未定となっていますが、札幌近郊を中心とした運用になることは間違いありません。

一方で、キハ261系については予備車両の確保という点もありますが、既存の老朽化したキハ183系を置き換える目的でも投入されます。老朽化というキーワードだけで判断してしまうと、「オホーツク」などに使用しているスラントノーズ車を含めた初期タイプが有力候補として挙がります。




●苗穂運転所

キハ183104・209・210・211・212・213・214・215・219・220
キロ1829
キロハ1822・3・4・6・10
キハ1823・11・16・21・22・23・29・30・31・39・40・41・42・43・44・45・



苗穂運転所に所属する初期車は上記の32両です。0番台と200番台を記載しています。そのほか、函館運輸所にも在籍していますが、こちらは「キハ183‐208」と「キハ183‐218」のみです。ちなみに、「旭山動物園号」で使用している車両は除外してあります。

上記の車両は現在、定期「オホーツク」と車両から出火した影響で運行されている臨時「北斗」で主に使用しています。通常は臨時「北斗」の運行がないので、単純に計算したら1日に4運用、計16両が使用されることになります。それに予備車両を含めると、1日に20両前後の車両があれば、「オホーツク」の運用は間に合う計算となります。

ですが、実際は遠軽方の先頭車はNN183系が充当されることが多いため、実際は20両以下で1日の運行が満たせるのではないかと思います。キハ261系の投入数が28両ということであれば、予備車両の確保という点を含めてだいたい投入数と置き換え数が一致するのではないかと思います。

また、車両転配による置き換えも可能性としては十分考えられます。JR北海道の最近の例だと、2009年10月のダイヤ改正で「とかち」を全「スーパーとかち」化したことに伴って、一部車両が「オホーツク」に転配し、スラントノーズ車の一部を置き換えました。また最近は、JR東日本でE657系が「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」の全列車に投入されたことで、余剰となったE653系を「いなほ」に転配し、老朽化した485系を置き換えるという例もあります。

札幌⇔網走間は高速化という点に関しては乏しい路線で、旭川以遠は最高運転速度が95km/h以下です。現状のままでは、キハ261系を投入して高速化を図ったとしても数分程度になるのではないかと思います。

他に考えられることとしては、所要時間短縮を考えずに車両の置き換えだけを進めることです。減速・減便ダイヤが施行されてから1ヶ月が経過しました。所要時間は延びてしまいましたが、その反面、運用や予備車両に余裕を持たせ、車両にかかる負担を減らし、トラブル減少という面では期待できる策です。今後もこの方策を行っていくのであれば、「オホーツク」に導入することも可能性としては十分あり得ます。

そのほか、今回の増備で実現しなかった「スーパーおおぞら」や「スーパー北斗」への充当など、まだ可能性として残されているかもしれません。


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コメント
1854:初めまして by 市原宗樹 on 2013/12/01 at 18:56:31

いつも見させていただいております。
733系ですが、北海道新幹線の開業いたしますと、新函館~函館間で普通電車が運行されると思うんですが、
これにも733系が充当されるという噂も聞いています。

1855: by ピッコロ on 2013/12/01 at 20:28:15

キハ261系がどの特急に投入されるのか気になります。北斗系列が優先されそうですけど、個人的にはオホーツクに投入してほしいです。

だけど、キハ183系が見れなくなる日が近づいていると思うと複雑です。JR北海道で一番好きな列車なので…。

1856: by はつみみ on 2013/12/01 at 21:09:29 (コメント編集)

オホーツクの183-0は早晩取替が必要でしょうが、おっしゃるように石北線には中古車が回ってくるでしょうね。
261を入れたところで宝の持ち腐れ、言葉は悪いですがどの車両が来たとしてもたいした不満の声はないでしょう…
車両型式をある程度揃えれば、今回のような不測の事態には車両を柔軟にやり繰りできそうですね。
本来なら魅力ある新型特急車両でも投入したいでしょうが、開発も間に合わず、とりあえずは261で、ということではないでしょうか。
酷寒地ですから、車両のメンテナンスも大変でしょうが、トラブル無く運行してくれることを願う次第です。

1858:増備...増備...増備増備増備増備増備 by KH on 2013/12/01 at 22:37:35

良かったですね

1860: by 管理人 on 2013/12/01 at 23:08:16

>>2013/12/01 at 22:37:35にコメントをくださった方へ

コメントの内容は真面目な内容ですか?

1861: by 管理人 on 2013/12/01 at 23:16:22

>>「市原宗樹」さんコメントありがとうございます。

函館地区でも電化が予定されているので、電車が走ることになるのではないかと思います。

ただし、札幌圏でと同様の輸送力を確保してしまうと、過剰となってしまうと考えられ、ワンマン運転をしている現在は、733系の投入は程遠いものです。

函館地区にも733系を投入するのであれば、3両編成且つロングシートに見合った輸送力の確保が必要かと思います。

それか、733系をベースとした車両を使用するかですね。

1862: by 管理人 on 2013/12/01 at 23:27:34

>>「ピッコロ」さんコメントありがとうございます。

「オホーツク」は最高運転速度が110km/hなので、現在の状況下でキハ261系を投入しても数分程度の短縮が実現できると思われます。

少し複雑な思いですが、現在の状況下で安全重視となれば、古い車両はどんどん交換していかなければならないですね。

1863: by 管理人 on 2013/12/01 at 23:37:42

>>「はつみみ」さんコメントありがとうございます。

新型特急気動車が待ち遠しいですが、車両トラブルが相次いで発生しているとなると、早急な置き換えが必要かと思います。これにはやはり、実績のあるキハ261系の方が早期に置き換えが可能かと思います。

予備車両を確保することで、キハ183系などの代走も減らすことができるのではないかと思います。緊急時対策も合わせて行ってほしいですね。

1866: by SSB-520 on 2013/12/02 at 01:02:23

予備車が増えることはいいことですね。車両数に余裕ができると万が一トラブルが発生しても別の車両で対応できますので。
JR東日本のE653系は「ひたち」と「いなほ」で485系を2回置き換えています。もしキハ261系が北斗のキハ183系を置き換えた場合、「とかち」と「北斗」でキハ183系を2回置き換えることになります。北斗を置き換える可能性は低いですが、あったらすごいと思います。キハ261系は「オホーツク」の置き換え、「スーパー北斗」の運用、「スーパーおおぞら」の運用、臨時北斗の運用など運用可能の種別は様々です。万能特急キハ261系だからこそ考えられることではないでしょうか。
新函館駅から函館駅間の電車は733系が運用されると思いますが、現在走っている列車はワンマン列車で1両か2両がほとんどです。3両編成にしてしまうと過剰になってしまう可能性やワンマン運転未対応の733系は使いづらいという問題が発生してしまうかもしれません。そのような問題を対処したうえでどのような車両が導入されるか気になります。

1869:はい by KH on 2013/12/02 at 11:57:25

増備され車両に余裕がとれるという意味でも良かったと考えています。運休や遅延のトラブルも緩和されるでしょうから...内容に失礼な表現をしたと見受けられましたならお詫び申し上げます

1873: by 管理人 on 2013/12/02 at 21:14:55

>>「KH」さんコメントありがとうございます。

稀に変な輩がコメントがあり、似たような内容だったので、逆に質問させていただきました。

こちらこそ、大変失礼しました。

今回の増備によって、予備車両を含めた増備となると、今まで確認できたキハ183系などでの代走もなくなり、緊急時も難なく対応できるようになるのではないかと思います。

1874: by 管理人 on 2013/12/02 at 21:23:27

>>「SSB-520」さんコメントありがとうございます。

予備車両を増やすことで、キハ183系などの代走を減らすことができます。鉄道ファンとしては寂しい反面、安全輸送を考えると最良の方法です。

振り子式車両のように専用の線区に特価した性能でスピードアップを図るのではなく、どの路線に対しても一定のスピードアップを達成できるというのがキハ261系の強みだと思います。

運行する線区が拡大すれば、今後JR北海道の特急形気動車の基本となっていくのではないかと思います。キハ183系の後継にふさわしい形式です。

1875: by 123 on 2013/12/03 at 02:01:54 (コメント編集)

現在、オホーツクや臨時北斗に運用されている初期車はそのままで、まず先に炎上事故の影響で休止していて復帰の目途が立たないN183、NN183を置き換えるのではと思います。
11月のダイヤ改正で一番影響を受けている北斗系統に投入し、その際に「スーパー北斗」化して元の運行本数に近づけるのではと考えられます。
その後、初期車のほうも置き換えるのでは思います。
また、リゾートエクスプレスの今後も気になりますね。現在所有しているものはデビューして全て20年以上経過してますし。

1881: by 管理人 on 2013/12/04 at 10:39:43

>>「123」さんコメントありがとうございます。

一応今年度いっぱいは「北斗」系統で使用しているキハ183系は使用停止となっています。

車両転配について記載しましたが、老朽化した車両の対象車両がトラブルで使用できない車両という可能性も否定できません。

車両トラブルや老朽化した車両の置き換えが優先ではないかと思うので、リゾート気動車については、しばらく置き換え予定がないのではないかと思います。

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