fc2ブログ

プロフィール

管理人

Author:管理人
北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

<公式Facebook>


<公式Twitter>


<公式Instagram>

Amazon.co.jp(鉄道雑誌その他)

RSS

苦戦を強いられている2013年度年末年始輸送

昨年7月に特急「北斗14号」で発生した車両火災の影響で、キハ183系で同型のエンジンを搭載する車両については使用を休止しています。

減速・減便ダイヤや車両の使用休止等の理由で影響を受けたのは、札幌⇔函館間、札幌⇔稚内間、札幌⇔釧路間です。

札幌⇔稚内間については、「スーパーカムイ」との乗り継ぎを考慮し、旭川⇔稚内間で臨時快速列車を運行し、「サロベツ」の運行をカバーしています。「サロベツ」は1日1往復の運行であり、札幌⇔旭川間は「スーパーカムイ」での移動となるため、所要時間の延びは極力抑えられ、影響は最小限に留まっています。

札幌⇔釧路間については、11月から1日に使用する編成数を1編成減らしたことで、影響が極力発生しづらい朝・晩の1往復の減便に抑えられました。特急「スーパーおおぞら13号」と特急「スーパーおおぞら14号」の減便となっていますが、実質的に全区間の運行が廃止された列車は、特急「スーパーおおぞら9号」と特急「スーパーとかち10号」であり、他の列車については、運行時刻の変更や「スーパーおおぞら」と「スーパーとかち」を入れ替えるなどして対応しています。

札幌⇔釧路間が昼行7往復となった2007年以前は、札幌⇔釧路間が6往復、札幌⇔帯広間が6往復となっており、現在は札幌⇔釧路間6往復、札幌⇔帯広間5往復となっており、本数削減によるサービスの低下は否めません。


減速・減便ダイヤや車両の使用休止等の理由で最も影響を受けているのが札幌⇔函館間であり、11往復中、4往復の列車が当初運休となってしまいました。

さらに追い風を受けるように、キハ283系が「スーパー北斗」から撤退することにより、定期列車は「スーパー北斗」のみ5往復運転となり、毎日運転の臨時列車2往復を追加し、7往復運転を維持していますが、もともと11往復あったので、一気に4往復も失えば、利用できる時間帯が限られてしまうことや輸送量が一気に減少し、利便性を欠いてしまいます。

それでも年末年始は、3編成あるリゾート気動車を全て札幌⇔函館間の輸送に充て、減速・減便ダイヤとなる前の11往復に迫る10往復で運行しています。ただし、編成両数が3両から5両と短いため、毎日運転される臨時列車を含めて混雑が予想される列車として、JR北海道より事前にアナウンスされています。

また、他の交通機関への利用の検討についてのアナウンスも行っています。ライバル同士でありながら、異例の事態です。それほどまで、年末年始輸送量が不足してしまっているのが把握できると思います。

そのほか、「すずらん」限定で自由席往復割引きっぷを設定するなど、「すずらん」の利用を推進する動きも見られます。

これからUターンラッシュが始まり、1月5日の昼の便までほとんどの特急列車は満席の傾向にあります。利用客の中には混乱した方もいたと思います。今年中には、使用休止となっているキハ183系が復帰してもらいたいですね。



P1240409f.jpg


休日を中心に臨時運行する「北斗94号」








↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村 鉄道ブログ 北海道の鉄道へ
にほんブログ村

鉄道コム
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
1965: by jrhokkaidouhuxan on 2014/01/05 at 12:42:08

先日バスも3号車まで増車していました。きっといくつかはjrから来た人でしょうか。

1969: by 管理人 on 2014/01/05 at 18:40:00

>>「jrhokkaidouhuan」さんコメントありがおうございます。

JRのライバルは、やはり高速バスです。新聞などを確認すると、利用客が増えている等いろいろと記載されていたと思います。

これら他の交通機関への利用もJRが呼びかけるぐらいですから、座席数が大幅に減少している混乱を防ぐ目的もあったと思います。

▼このエントリーにコメントを残す