fc2ブログ

プロフィール

管理人

Author:管理人
北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

<公式Facebook>


<公式Twitter>


<公式Instagram>

Amazon.co.jp(鉄道雑誌その他)

RSS

711系S-901編成(試作車)が解体!「クモハ711-901」が無残な姿に

先週から苗穂工場で711系の解体作業が進んでいます。

711系S-901編成が苗穂工場で解体へ~「クモハ711-901」が無残な姿に、その1

711系S-901編成が苗穂工場で解体へ~「クモハ711-901」が無残な姿に、その2

711系S-901編成が苗穂工場で解体へ~「クモハ711-901」が無残な姿に、その3

写真は11月13日に撮影しました。解体作業ペース的に先週末までに終了するかと思われましたが、何とか解体作業の終盤の様子を撮影することができました。

解体作業の様子を確認していると、日曜日は実施されていないようです。

Twitterの方で確認しましたが、解体作業を実施していたのは、711系S-901編成のうちの「クモハ711-901」のようです。

711系S-901編成が苗穂工場で解体へ~「クモハ711-901」が無残な姿に、その4

写真は10月23日に撮影しました。10月下旬には既に解体線付近に移動し、ブルーシートが覆われたまま、座席の撤去作業などが実施されていたようです。

長期間にわたり、苗穂工場敷地内でブルーシートを覆ったまま留置されていた車両が711系S-901編成でした。

ブルーシートに覆われた車両について、以前取り上げたことがあります。

711系S-901編成が苗穂工場で解体へ~「クモハ711-901」が無残な姿に、その5

711系S-901編成が苗穂工場で解体へ~「クモハ711-901」が無残な姿に、その6

711系S-901編成が苗穂工場で解体へ~「クモハ711-901」が無残な姿に、その7

写真3枚は2013年8月に撮影しました。2枚目と3枚目は強風の影響からか、ブルーシートの一部が外れ、覆われた中の車両の一部を確認することができました。

車体側面の様子から、客室窓が2段式のユニット窓となっており、711系の試作車であることが伺えるシーンを撮影することができました。

711系S-901編成がブルーシートに覆われるようになったのは2013年の4月下旬から5月上旬あたりで、先週から本格的な解体作業が開始されるまで3年以上そのまま放置されていました。その間に、711系の営業運転が終了し、量産車も苗穂や室蘭(陣屋町)で解体されています。部品取りとして活用するとしても、残しておく必要がない車両でした。

近年、苗穂工場の敷地内では、こうした必要のない車両は次々と解体されており、留置されている車両数も少なくなりました。コメントにて教えていただきましたが、こうした使われなくなった車両にしても、車両の解体には多額の費用がかかり、経営難に陥っている昨今では、なるべく避けたい出費ではないでしょうか。

解体を避けて有効活用するにしても、引き取り先がないことも事実であり、こうした北海道の鉄道の歴史における重要な車両にしても、保存されないまま解体されるのが昨今の流れです。本州のように、積極的に保存される動きは北海道ではほぼありません。

今週中には解体作業が終了すると思われ、苗穂工場敷地内はさらに寂しくなります。これからの時期は厳冬期が控え、今年の解体作業はこれで終了ではないでしょうか。

今後は、キハ183系の初期車の引退が控え、来年の春からそれらの車両が順次解体されていくことでしょう。










↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村 鉄道ブログ 北海道の鉄道へ
にほんブログ村

鉄道コム
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
5328: by バターロール on 2016/11/15 at 01:33:52

そういえば、先日キハ285系がブルーシートに覆われているのを見ました。今回の711系のように解体されるのでしょうか。だとしたら勿体ない気がしますがいつまでも置いておくわけにはいきませんね

5329: by シニアパートナー on 2016/11/15 at 10:49:36 (コメント編集)

ユニットサッシの711系試作車‥小生が小学2年の頃デビューした車両です。北海道に初めてやってきた国鉄電車ということで、学校で社会科見学に行った記憶があります。それにしても無残ですねえ。

JR東日本「鉄道博物館」、JR東海「リニア鉄道館」、JR西日本「京都鉄道博物館」があり、JR各社の力の違いを見せつけられていますね。

本来なら立派な鉄道文化財のはず。住んでいる地域によって、取扱いに天と地との差があるというのは、理不尽だと思いませんか?

5330: by 管理人 on 2016/11/15 at 22:17:20

>>「バターロール」さん、コメントありがとうございます。

後日記事にしようと思いますが、キハ285系もブルーシートに覆われてしまいましたね。

あくまで車体の劣化の進行を防ぐなどの目的があると思いますが、ブルーシートに覆われた車両のその後は悲惨なものです。

789系の踏切事故車両も数年後に解体されていたはずです。

特殊な車両なので、残す方向で検討していると思われますが、今後の動向が心配です。

5331: by 管理人 on 2016/11/15 at 22:35:07

>>「シニアパートナー」さん、コメントありがとうございます。

大規模な専用の鉄道関連施設がないため、貴重な車両も次々と解体されてしまいます。

経営難ゆえに実現は不可能ですが、そうした鉄道施設も北海道にあってもいいと思います。

個人的には、車両の展示のみならず、技術力の紹介など、北海道で鉄道事業を展開する過酷さなどを一般の方々に知ってもらう機会を設けた施設などが望ましいです。

キハ285系なども有効に活用でき、年中外に放りっぱなしにしなくても済みます。

一見、施設を設けることは無駄な投資かもしれませんが、世間にJR北海道を知ってもらうという点では、価値のあることだと思います。

北海道にもぜひ欲しいですね。

7864:承認待ちコメント by on 2018/07/30 at 13:52:59

このコメントは管理者の承認待ちです

▼このエントリーにコメントを残す