FC2ブログ

プロフィール

管理人

Author:管理人
北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

<公式Facebook>


<公式Twitter>


<公式Instagram>

Amazon.co.jp(鉄道雑誌その他)

RSS

「夢の結晶」始動から1年

3月26日で北海道新幹線開業から1年となります。「夢の結晶」として某新聞社から記事の1面が北海道新幹線で飾られていたのを思い出します。

在来線の変更点も多く、減速・減便措置で冷え切った北海道の鉄道でしたが、北海道新幹線開業に伴うダイヤ改正を機に話題が多くなり、少し明るくなった印象がありました。

そんな1年前は何があったかを写真を交えながらお伝えしていこうと思います。






1枚目と2枚目は昨年の3月25日に新千歳空港駅で撮影しました。新幹線が開業しても大幅な利用客増は見込めないと思っていましたが、道南地区を中心に新幹線効果が表れており、札幌~函館間の特急列車も前年比1.3倍の利用の伸びが出ているようです。







同じく昨年の3月25日に撮影した789系1000番台及び785系による快速「エアポート」です。札幌圏の普通列車でも数分単位で大幅な変更があり、中でも快速「エアポート」の旭川発着列車が廃止されました。データイム札幌発着2本、小樽発着2本の計4本体制となり、全て3ドア車両(721系または733系)での運転となりました。

これに伴い、旭川発着として運行していた「スーパーカムイ/エアポート」が廃止され、「スーパーカムイ」も23往復全ての列車が札幌~旭川間の運転となりました。789系1000番台や785系の新千歳空港乗り入れも同時に廃止されました。

昨年のこの時期まで「スーパーカムイ/エアポート」が走っていました。つい先日のように思い出されます。

しかも、「スーパーカムイ」も写真を撮影した1年以内に消滅し、789系0番台札幌圏転用とともに「ライラック」と「カムイ」として運行体系を改めました。785系もNE-5編成を撮影しており、これも現在では定期運用を離脱しています。

1年も満たないうちに、こんな大きな変化があるとは驚きです。これら写真を撮影しているときは、現在のような大きな変更が再びあるとは思いもしませんでした。



北海道新幹線開業に伴い、札幌~函館間の「北斗」と「スーパー北斗」は新函館北斗駅で新幹線との接続を図る重要な役割を担う列車となりました。

減速・減便措置以降、定期列車が9往復となり、予備車両不足やキハ183系の重要機器取替工事と重なり、増結も抑制せざるを得ない状況となり、自由席を中心に平日でも混雑する状況が続き、利便性の向上が喫緊の課題でした。

新幹線開業後は9往復から3往復増発した12往復体制となり、そのうち11往復が新函館北斗駅で新幹線との接続が図られるようになりました。増発分はキハ261系1000番台を「スーパー北斗」として導入し、所定を8両編成としたうえで混雑緩和に貢献しました。

北海道新幹線開業日からゴールデンウィーク期間中の輸送終了まで、写真のようにキハ261系「スーパー北斗」は連日10両編成で運行され、これも減便措置から解放された一種のパフォーマンス的な印象が強かったです。

連日10両編成で運行しても、平日を中心に列車内は空席が目立っていましたね。



特急「サロベツ」にも変化がありました。

背景として、苗穂運転所(札ナホ)に所属するキハ183系の車両不足が表面化していました。その対応策として、特急「オホーツク」と同様に、遠軽方・稚内方に貫通型先頭車を、札幌方にスラントノーズ車を連結する写真のスタイルに変更し、車両変更時を除いて特急「サロベツ」で両端貫通編成が見られなくなりました。

そして、元々札幌方だった貫通型先頭車を遠軽方に方向転換したうえで特急「オホーツク」として使用されるようになり、車両不足を若干緩和したような形です。

それでも、昨年末から車両不具合(車輪に傷が入る)などによって所定編成を組むことすら難しくなり、さまざまな変則編成が見られ、ファンから注目の的になったと思います。

道北特急の運行区間縮小の話題や報道が昨年の4月から5月あたりに初めて情報が出回ったので、まさか1年以内に大規模な運行体系の見直しが実施されるとは思いもしませんでした。

当然ながら写真は過去の様子となり、現在ではもう確認することができません。運行区間縮小としながら、車両はキハ261系0番台となり、所定が4両編成、グリーン車も設けられ、設備や所要時間面ではグレードアップした形となります。


来年度の事業計画も発表されており、こうした当たり前のような光景が1年後には突如見られなくなることが、今後の北海道の鉄道においては多くなっていくと思います。

その背景としては、安全運行を重視した老朽化した車両の置き換えやそれに伴う既存車両の転配が相次ぐからです。これら写真を通じて、いかに日々の記録が重要なのかを改めて感じさせられます。

北海道新幹線は開業から1年が経過しました。大きなトラブルもなく、順調な運行が続けられていると思います。今後も活躍を期待したいですね。










↓ブログランキングにご協力お願いします↓


にほんブログ村

鉄道コム
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
6086:来年度はさらに by 旅人 on 2017/03/30 at 10:37:55 (コメント編集)

こんにちは
来年度ですが、数日前にJR北海道社長さまが、記者会見で、線路など、設備投資が、過去最高の金額になると、おっしゃってました。
何故このタイミングかと仮定すると、最近、日高本線を廃止にしない為にDMVて残せと非常識な日高の町長が諦めすずにJR本社に意見したり、お国に陳情するとの発言があるからではないかと思われます。一応、DMVの技術提供には協力すると言ってましたが、JRではなく、第三セクターか、各町が補助金を出すかにしないと、JRも体が持たないでしょう。まぁ、資金は出さないが、今まて通りにJRで責任を持てよとの相変わらずの強気の発言で、我々が、出ないと北海道の他の赤字路線も潰されかねないとJRの赤字体質に理解をしない愚かな方々ですね。

6089: by 管理人 on 2017/03/30 at 16:22:47

>>「旅人」さん、コメントありがとうございます。

新幹線開業1周年ということで、明るい内容で記事を作成しましたが、明るい話題ばかりでなく、仰っているように暗い話題や解決しなければならない問題もたくさんあります。

2020年度末までにそれらの問題に決着をつけない北海道の鉄道は破綻します。

2週間前の「報道特集」でその実態・様子が放送されていましたが、今までの地元の報道機関が取材してきた内容を覆すものばかりで、全国的にも北海道の鉄道を維持していくための国民の道民の意識が変化を期待できるような内容で正直嬉しかったです。

記事中のように明るい話題ばかりではありませんが、今が大きな転換期で大変な時期です。これを乗り越えれば将来性が少しでも見えてくるのではないかと思って期待しています。

6090: by シニアパートナー on 2017/03/30 at 17:30:56 (コメント編集)

鉄道本業として確実な収益が望めるのは、新幹線だけだと思います。何故なら新幹線は建設と運営が切り離された上下分離方式だからです。ですから、新幹線を多く持っているJRが有利になります。

北海道はやっと新函館北斗まで来ましたが、距離が短く乗客もまだそれ程多くありません。大量な旅客が望める早期の札幌開業が望まれます。ただ開業まであと十数年掛かる予定で、それまでの間辛抱の時間が続きます。

新幹線が札幌まで開業するまでの間、心情的にはいろいろありますが不採算路線の廃止、経営移管(上下分離含む)、補助金活用を推進しないと、会社自体が持ちません。将来、道央地区の路線が中心になるかも知れませんが、已むを得ないと思います。

まずは2019年までには、単独で維持できない路線の存廃を決めなくてはなりません。一刻の猶予もないと思います。
あとは新幹線札幌開業が早まれば早まるほど、経営的には追い風になります。

6092: by 薩摩牟礼 on 2017/03/30 at 19:56:26

こんばんは
新幹線開通を数週間後に控えた去年の3月上旬に、枕崎から稚内までJRで乗り通しましたが、当地鹿児島と違い、北海道での過酷な環境下での運行を目の当たりにしました
車両も線路も駅舎もメンテナンスが大変だと思いました
残念ながら廃止路線も出てくるでしょうが、道民一体となって、少しでも路線維持できるといいですね

6093: by 管理人 on 2017/03/31 at 01:13:40

>>「シニアパートナー」さん、コメントありがとうございます。

鉄道の話題が増えている一方で、暗い話題もたくさんあります。まずは2020年度末までに決着をつけないと北海道の鉄道は破綻してしまいます。

道南地区では新幹線開業効果が出てきましたが、その収益が赤字をカバーできるにはまだまだ程遠い状況です。不採算路線の整理が喫緊の課題です。

新函館北斗駅の開業で鉄道利用が上向きになっている傾向から、札幌延伸時においても鉄道が優位になる可能性が高そうです。安定した収益を確保するためには、札幌延伸開業が急がれます。

6095: by 管理人 on 2017/03/31 at 01:21:55

>>「薩摩牟礼」さん、コメントありがとうございます。

明るい話題がある一方で、北海道全体が一丸となって鉄道を守っていく必要があります。

北海道で鉄道車両を運行することは大変です。駅舎も場所によって除雪代などの維持管理費用がバラバラです。降雪があまり確認されない地域だとそれらコストをかける必要がないので、そのような心配も要りません。上下分離方式とした場合、これらの問題とも向き合うことになります。

現在の路線全てを残すことが鉄道を守ることにはなりません。地域の需要にあわせた公共交通の在り方が必要です。

将来的にはまだまだ不明ですが、まずは2020年度末までに決着をつけないといけませんね。

▼このエントリーにコメントを残す