「マヤ34-2008」の後継車、マヤ35形在来線用軌道検測車を発表
客車・貨車 - 2017年04月12日 (水)
JR北海道の今年度の事業計画に「高速軌道検測車を新製する。」と記載されていました。これまで使用されてきた老朽化した「マヤ34-2008」を置き換え、新たに高速軌道検測車が新製されます。
詳細については発表されていませんでしたが、4月12日にJR北海道のプレスリリースから詳細が発表されました。
今回発表されたマヤ35形は、エンジンなどを動力を持たない事業用客車となります。運行スタイルは引き続き、キハ40形気動車や機関車に牽引されて検測作業が実施されます。
最高運転速度は110km/hで、キハ40形気動車に牽引される場合は最高運転速度が95km/hになります。
新型の軌道検測車ということで、検測効率が飛躍的に向上しています。例えば・・・
・積雪時の軌道変位が可能に(測定方法の変更)
・線路の状況を撮影する画像処理装置の搭載
・構造物との距離を光波により連続かつ自動で測定可能に(従来は人が定規で測定)
このように、効率よく検測作業を実施することが可能になります。
マヤ35形の外観は北海道新幹線のH5系と同系色のグリーンをベースに、紅葉のオレンジ色と雪原の白が検測車の走行とともに流れ動くイメージになるようです。
車両製作費は検測装置を含めて14億円とされており、キハ261系特急気動車のおよそ4.5倍にあたります。車両は今年の5月に完成する予定です。
マヤ35形の今後のスケジュールは、今年の5月から来年の3月まで車両性能の確認及び、検測装置のデータ検証などの各種試験が実施され、来年の4月から本格的に使用されます。


写真は昨年7月に苗穂工場で撮影したものです。
老朽化が進行していますが、線路データ改ざん発覚後、軌道を検測するシステムの改修が一度実施されていたと思います。改修についての内容は「THE JRHokkaido No,314」の「未来へつなぐ61」に過去に掲載されていました。
安全運行に重点を置いており、今回の軌道検測車の新製もその一環だと思われます。安全運行に重点を置いていながら、その検測車が老朽化した状態では示しがつきませんよね。
同車は最近になって苗穂工場を出場したようです。全般検査のようですが、このタイミングで実施されるということは、マヤ35形が運行を開始たあともしばらく活躍を続けるということなのでしょうか。
いずれにしても、車齢的に現段階から長い活躍は見込めない車両です。「マヤ34-2008」を見つけたら写真を撮影するなどの記録をしておいた方が無難かもしれませんね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村
詳細については発表されていませんでしたが、4月12日にJR北海道のプレスリリースから詳細が発表されました。
今回発表されたマヤ35形は、エンジンなどを動力を持たない事業用客車となります。運行スタイルは引き続き、キハ40形気動車や機関車に牽引されて検測作業が実施されます。
最高運転速度は110km/hで、キハ40形気動車に牽引される場合は最高運転速度が95km/hになります。
新型の軌道検測車ということで、検測効率が飛躍的に向上しています。例えば・・・
・積雪時の軌道変位が可能に(測定方法の変更)
・線路の状況を撮影する画像処理装置の搭載
・構造物との距離を光波により連続かつ自動で測定可能に(従来は人が定規で測定)
このように、効率よく検測作業を実施することが可能になります。
マヤ35形の外観は北海道新幹線のH5系と同系色のグリーンをベースに、紅葉のオレンジ色と雪原の白が検測車の走行とともに流れ動くイメージになるようです。
車両製作費は検測装置を含めて14億円とされており、キハ261系特急気動車のおよそ4.5倍にあたります。車両は今年の5月に完成する予定です。
マヤ35形の今後のスケジュールは、今年の5月から来年の3月まで車両性能の確認及び、検測装置のデータ検証などの各種試験が実施され、来年の4月から本格的に使用されます。


写真は昨年7月に苗穂工場で撮影したものです。
老朽化が進行していますが、線路データ改ざん発覚後、軌道を検測するシステムの改修が一度実施されていたと思います。改修についての内容は「THE JRHokkaido No,314」の「未来へつなぐ61」に過去に掲載されていました。
安全運行に重点を置いており、今回の軌道検測車の新製もその一環だと思われます。安全運行に重点を置いていながら、その検測車が老朽化した状態では示しがつきませんよね。
同車は最近になって苗穂工場を出場したようです。全般検査のようですが、このタイミングで実施されるということは、マヤ35形が運行を開始たあともしばらく活躍を続けるということなのでしょうか。
いずれにしても、車齢的に現段階から長い活躍は見込めない車両です。「マヤ34-2008」を見つけたら写真を撮影するなどの記録をしておいた方が無難かもしれませんね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

- 関連記事
-
-
「マヤ35-1」が苗穂工場に入場 2017/05/22
-
「マヤ34-2008」の後継車、マヤ35形在来線用軌道検測車を発表 2017/04/12
-
昨年の旧扇形庫前は24系寝台車の留置 2017/04/07
-