FC2ブログ

プロフィール

管理人

Author:管理人
北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

<公式Facebook>


<公式Twitter>


<公式Instagram>

Amazon.co.jp(鉄道雑誌その他)

RSS

旭川地区のマイタウン列車

旭川地区では「マイタウン列車」というのが存在します。







写真は富良野線用のキハ150形気動車の行先表示器です。行先表示器の列車名の欄に「マイタウン列車」と表示していますが、単なる普通列車です。富良野線では普通列車でありながら行先別に名称が設けられていることが特徴です。ちなみに、時刻表上では何も表記されていません。

旭川⇔富良野間の列車を「ラベンダー」、旭川⇔美瑛間の列車を「しろがね」としてそれぞれ愛称を設けています。

「ラベンダー」はご存じの通り、富良野の夏の風物詩である美しい紫色の花です。観光シーズンになると、札幌から富良野へ直通する臨時特急「フラノラベンダーエクスプレス」も設定されます。

「しろがね」は白金と書いて地名です。北海道上川郡美瑛町白金という住所が存在し、青い池や温泉が有名です。

実は小学生の頃に下記のような絵はがきをもらいました。

http://blog-imgs-102.fc2.com/f/o/r/fortysonseason/201704272111326a6.jpg



裏に旭川地区のマイタウン列車のサボのイラストが描かれた絵はがきです。実はマイタウン列車は「ラベンダー」と「しろがね」以外にも12種類存在していたようです。

全部で「ピヤシリ」、「えんれい」、「すずいし」、「てしおがわ」、「かえで」、「ほくれい」、「ながやま」、「いしかり」、「ユーカラ」、「ラベンダー」、「しろがね」、「そううん」、「とうま」、「はまなす」の14種類です。

手元に93年の時刻表があったので確認してみると「かえで」、「ほくれい」、「ながやま」、「ラベンダー」、「しろがね」、「そううん」、「とうま」などは確認することはできました。写真では小さくで見づらいかもしれませんが、「えんれい」や「てしおがわ」は遠軽と記載されていながら、旭川~名寄のような記載も確認でき、名寄本線経由の列車に名付けられていたと思われます。細かい資料が手元にないので詳細については割愛させていただきます。

少し調べてみると、旭川地区のマイタウン列車は、1986年~1995年まで主に設定されていたようです。時刻表上では確認できませんが、今でも富良野線のキハ150形気動車では行先表示器で確認することができます。

全盛期は現在のような行先表示器のみならず、専用のヘッドマークなども取り付けられていたようです。あくまでローカル線の普通列車ですが、優等列車に負けない華やかさがあったようですね。

どのような基準でこうした愛称を設けていたのかについては不明ですが、時刻表上の傾向として、比較的本数が多いことが挙げられると思います。現在も愛称が残っている富良野線の運行頻度をみても、おおむね1時間ずつ旭川駅での発着があります。宗谷本線や石北本線などで使用された愛称の列車についてはそこまで高頻度な運転は実施されていませんでしたが、例えば行き先別に愛称を設けることで利用者へわかりやすくするなどの工夫や、1980年代から国鉄やJRで地方都市圏で列車を増発させたような、いわゆる「シティ列車」的な役割をもつ列車として比較的な高頻度運転とともに愛称を設けたのかもしれません。

いずれにしても、あくまでも普通列車としながら方面別・行先別に愛称が設けられ、ヘッドマークも用意されていたという現在では考えられない運行形態が当時にはあったようです。

現在は走行する線区そのものが存廃問題で揺れており、予断を許さない状況にあります。採算性は別としてこうした地域に密着した愛称の列車があると少しでも華やかな雰囲気になります。愛称を設けたことで利用客増加には決して結びつきませんが、かつての運行形態をもとにまた元気なJR北海道がみてみたいです。











↓ブログランキングにご協力お願いします↓


にほんブログ村

鉄道コム
関連記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
6327: by 龍 on 2017/05/07 at 17:41:33 (コメント編集)

「ピヤシリ」・「えんれい」・「すずいし」・「てしおがわ」は、現在の快速「なよろ」の前身に当たる列車です。それぞれ名寄市に所縁のあるピヤシリ山、エンレイソウ、名寄鈴石、天塩川が由来となっています。

元々は、1986年11月1日に実施された国鉄最後のダイヤ改正で新設された旭川〜名寄間の快速列車(4往復)で、この時に旭川〜名寄間の普通列車にもマイタウン列車「かえで」の名称が付けられました。このうち、下りの「すずいし」と上りの「ピヤシリ」は普通列車として名寄〜音威子府間に、下りの「てしおがわ」と上りの「えんれい」は同じく普通列車として名寄本線(名寄〜遠軽間)に直通しました。

遠軽直通列車は、このダイヤ改正で廃止となった急行「紋別」の代替列車でした。急行「紋別」は廃止時点で札幌〜旭川〜名寄〜興部間を急行、興部〜遠軽間を普通列車として運転されていましたが、札幌〜旭川間を特急列車に、旭川〜名寄間を快速列車にそれぞれ分割し、名寄〜遠軽間は普通列車として快速列車が直通する運行体系に再編されたのです。もっとも、1989年5月1日に名寄本線が廃止されたので、遠軽への直通運転は短命に終わりました。


1990年8月頃から旭川〜名寄間の臨時快速「なよろ」(1往復)が新設され、9月1日に定期列車化のうえで既存の4往復と統合して快速「なよろ」(5往復)となりました。そして、特急「スーパー宗谷」がデビューした2000年3月11日のダイヤ改正で1往復が減便され、4往復となり現在に至ります。

6330: by 管理人 on 2017/05/07 at 22:35:12

>>「龍」さん、コメントありがとうございます。

管理者自身が生まれていない時期の列車もあるので、かなり奥が深いコメント内容は大変参考になります。ありがとうございます。

専ら地元住民が利用する普通列車なので、名称を使ってわかりやすくする必要はないと思いますが、普通列車に愛称を設けた華やかな時代もあったことは、記事を作成しながら思いました。

臨時列車を多く走らせることができない昨今では、こうした日常を楽しくするような一工夫があってもいいと思います。利用増加に直接結びつくことではないですが、路線存続危機という負のイメージを少しでも払拭できればと思っています。

6331: by ym on 2017/05/07 at 23:50:55 (コメント編集)

函館圏でも「わくわく号」とか「うきうき号」などと愛称がついてた時期があったように記憶しています。当方幼少期のものなので自信はありませんが…。函館駅の電光掲示にそんな表示があったのを覚えています。まだ快速海峡が現役だった頃のことです。

6332: by 芽室本線沿線住民 on 2017/05/08 at 05:23:35

これまた懐かしい話ですね。今でも富良野線の列車に表示されているんですね。知りませんでした。

上記の龍さんのコメントが全ての解説になっており、私も当時のことを思い出しながら読ませていただきました。

当時は旭川地区ばかりではなく、全国各地で、このような取り組みがあったような気がします。

6335: by 管理人 on 2017/05/08 at 22:39:47

>>「ym」さん、コメントありがとうございます。

マイタウン列車を調べていて函館地区でそのような列車があることを知りました。昔の北海道は普通列車にもちょっとした楽しみがあったようですね。

現在は合理化などによって経費削減が影響してか、そうした普通列車もヘッドマークを掲げずに寂しく走っていますね。

6336: by 管理人 on 2017/05/08 at 22:47:56

>>「芽室本線沿線住民」さん、コメントありがとうございます。

記事中に記載していますが、1980年代から国鉄やJRで地方都市圏で列車を増発させたような、いわゆる「シティ列車」的な役割をもつ列車の1つとして旭川地区で設定されていたのが「マイタウン列車」なのかもしれません。

自身が生まれたときには既に廃止された列車もあり、たまたま昔もらった資料とともに紹介させていただきました。こうした昔の資料を取り上げることで閲覧している方々から当時の様子を教えてもらったりして大変助かっています。

また何かあれば記事として掲載したいと思います。

▼このエントリーにコメントを残す