特急「ライラック旭山動物園号」2017年夏期の営業運転が終了
臨時列車 - 2017年08月29日 (火)
8月27日をもって、7月1日からの週末を中心に設定された特急「ライラック旭山動物園号」の2017年夏期の営業運転が終了しました。


イラストはありませんでしたが、ヘッドマークも専用のものが用意されていました。

3枚目は8月上旬に岩見沢駅で撮影しました。今ではもう無理ですが、日没時間が遅い7月から8月上旬あたりは岩見沢駅でも上り列車の撮影が可能でした。

4枚目は8月27日に岩見沢駅で撮影した上りの特急「ライラック旭山動物園号」です。特急「フラノラベンダーエクスプレス4号」を撮影しに行き、ついでに同列車も撮影しましたが、まさかここで運休になるとは思いもしませんでした。
岩見沢駅での詳細は後日お知らせしたいと思います。
最終日の最後の列車で車両トラブルが発生してしまいましたが、概ね安定した輸送が毎週末実施されていたと思います。
定期特急用の車両且つ定期列車のスジを活用した週末限定の臨時列車でした。運行時はグリーン車が設定されませんでしたが、本来の「ライラック」の機能を持ちつつ、臨時列車として動物の着ぐるみを着たスタッフとの記念撮影や指定席利用で乗車証明書が配布されるなど、通常の「ライラック」では異なるサービスを展開し、旭山動物園へのアクセス列車として活躍しました。
「流氷物語号」も然り、設定されない期間は通常の定期営業列車として車両を使用するという運行スタイルを展開していることにも注目です。これにより、臨時列車用として必要以上に車両を保有する必要がなくなるため、車両メンテナンス軽減とコスト削減が図られ、JR北海道における新たな臨時列車の形として、今回取り上げている特急「ライラック旭山動物園号」の運行方法が主流になっていくのではないでしょうか。
一方で課題があるのも事実です。
旭山動物園号のアクセス列車としての必要条件は、
・789系0番台であること
・網走・稚内方面と接続を図る時間帯以外の「ライラック」であること
主にこれら2つです。
これら2点を踏まえ、今後の課題として、上り列車の設定時間帯が遅い点を挙げておきます。
今回設定された上り列車の1時間前または30分前にも「ライラック」が設定されていますが、いずれも特急「大雪4号」や特急「サロベツ4号」と旭川駅で接続を図るため、乗り継ぎを考慮してグリーン車サービスを設定せざるを得ない状況にあります。それを踏まえると、帰宅時間帯で充当できる列車というのが一番早くても特急「ライラック38号」となってしまうわけです。
これにより、上りの特急「ライラック旭山動物園号」は、キハ183系による「旭山動物園号」が設定されていた際の頃よりも大幅に時間が繰り下げられています。晩年のキハ183系「旭山動物園号」が既に札幌駅に到着していた時間以降に旭川駅を出発するダイヤとなってしまいました。
定期列車としての機能も活かすには「ライラック」に選択せざるを得ないのかもしれませんが、以前設定されていた時間帯から大幅に繰り下げられており、旭山動物園からの復路として活用するには、子どもやファミリー層の利用を考慮すると設定する時間帯が遅すぎるのではないでしょうか。
定期列車を有効活用できるという点ではよいですが、逆に「ライラック」も本数が限られており、網走・稚内方面からの接続列車を考慮しなければならないため、設定するにはある程度の制約が生まれてしまっているのが現状です。
次回以降も設定する際は時刻等は改善されないと思われます。設定する時間帯が遅いという点はありますが、定期列車としての機能を合わせ持った列車のため、普段の利用(通常の「ライラック」としての利用)があればさほど気にする必要がないかもしれませんね。
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イラストはありませんでしたが、ヘッドマークも専用のものが用意されていました。

3枚目は8月上旬に岩見沢駅で撮影しました。今ではもう無理ですが、日没時間が遅い7月から8月上旬あたりは岩見沢駅でも上り列車の撮影が可能でした。

4枚目は8月27日に岩見沢駅で撮影した上りの特急「ライラック旭山動物園号」です。特急「フラノラベンダーエクスプレス4号」を撮影しに行き、ついでに同列車も撮影しましたが、まさかここで運休になるとは思いもしませんでした。
岩見沢駅での詳細は後日お知らせしたいと思います。
最終日の最後の列車で車両トラブルが発生してしまいましたが、概ね安定した輸送が毎週末実施されていたと思います。
定期特急用の車両且つ定期列車のスジを活用した週末限定の臨時列車でした。運行時はグリーン車が設定されませんでしたが、本来の「ライラック」の機能を持ちつつ、臨時列車として動物の着ぐるみを着たスタッフとの記念撮影や指定席利用で乗車証明書が配布されるなど、通常の「ライラック」では異なるサービスを展開し、旭山動物園へのアクセス列車として活躍しました。
「流氷物語号」も然り、設定されない期間は通常の定期営業列車として車両を使用するという運行スタイルを展開していることにも注目です。これにより、臨時列車用として必要以上に車両を保有する必要がなくなるため、車両メンテナンス軽減とコスト削減が図られ、JR北海道における新たな臨時列車の形として、今回取り上げている特急「ライラック旭山動物園号」の運行方法が主流になっていくのではないでしょうか。
一方で課題があるのも事実です。
旭山動物園号のアクセス列車としての必要条件は、
・789系0番台であること
・網走・稚内方面と接続を図る時間帯以外の「ライラック」であること
主にこれら2つです。
これら2点を踏まえ、今後の課題として、上り列車の設定時間帯が遅い点を挙げておきます。
今回設定された上り列車の1時間前または30分前にも「ライラック」が設定されていますが、いずれも特急「大雪4号」や特急「サロベツ4号」と旭川駅で接続を図るため、乗り継ぎを考慮してグリーン車サービスを設定せざるを得ない状況にあります。それを踏まえると、帰宅時間帯で充当できる列車というのが一番早くても特急「ライラック38号」となってしまうわけです。
これにより、上りの特急「ライラック旭山動物園号」は、キハ183系による「旭山動物園号」が設定されていた際の頃よりも大幅に時間が繰り下げられています。晩年のキハ183系「旭山動物園号」が既に札幌駅に到着していた時間以降に旭川駅を出発するダイヤとなってしまいました。
定期列車としての機能も活かすには「ライラック」に選択せざるを得ないのかもしれませんが、以前設定されていた時間帯から大幅に繰り下げられており、旭山動物園からの復路として活用するには、子どもやファミリー層の利用を考慮すると設定する時間帯が遅すぎるのではないでしょうか。
定期列車を有効活用できるという点ではよいですが、逆に「ライラック」も本数が限られており、網走・稚内方面からの接続列車を考慮しなければならないため、設定するにはある程度の制約が生まれてしまっているのが現状です。
次回以降も設定する際は時刻等は改善されないと思われます。設定する時間帯が遅いという点はありますが、定期列車としての機能を合わせ持った列車のため、普段の利用(通常の「ライラック」としての利用)があればさほど気にする必要がないかもしれませんね。
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