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将来的に実施される「北斗」・「スーパー北斗」の白老駅停車拡大

別記事で関連コメントをいただいたので、予定よりも早く記事にしたいと思います。

実は、将来的に室蘭本線の白老駅において、特急列車の停車駅拡大が実施される予定です。現在は「すずらん」6往復のみ停車していますが、これを「北斗」・「スーパー北斗」にも停車列車を設けるというものです。

道南の白老町で開設される国のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」が2020年春にオープンします。これに合わせ、JR北海道などの各関係機関は白老駅に停車する特急列車の本数を増やすことで最終調整に入ったことが地元メディアにより報じられています。

アイヌ政策推進会議/内閣官房アイヌ総合政策室のホームページから引用しますが、今回取り上げている象徴空間は、先住民族であるアイヌの尊厳を尊重し、アイヌ文化が直面している課題に対応しつつ、我が国が将来へ向け、多様で豊かな文化や異なる民族との共生を尊重する社会を形成するためのシンボルとなるものです。

具体的な機能としては、アイヌの歴史、文化等の総合的・一体的な展示、文化伝承・体験学習活動・国内外の文化との交流があります。実は、現在のアイヌ民族博物館を訪れる外国人観光客が増えているようです。伝統的なコタン(集落)を再現する国立民族共生公園などの憩いの場を設けることで、アイヌ文化のみならず、さまざまな諸外国との異文化同士の交流という点でも、機能的な役割を果たすのではないかと期待しています。

国が掲げる来場者を年間100万人の目標に向け、これに合わせて、白老駅に「北斗」・「スーパー北斗」を停車させる方向で調整しています。

ですが、ここで問題となるのが白老駅ホームの有効長です。

繁忙期期間中は、キハ261系による「スーパー北斗」で最大10両編成まで増結されることになるので、これに合わせて、白老駅ホームの延長・改良工事がJR北海道によって数億円の費用を負担して実施されるようです。

10両編成の列車を停車させる場合、200㍍以上の長さが必要ですが、現在の白老駅ホームの長さは170㍍しかありません。それでも、現在は普通列車や「すずらん」を停車させるには十分なホームの長さであり、これを10両編成の「スーパー北斗」に対応するためだけに数億円の費用を負担することになります。

ローカル駅などで見られますが、さらにホームの一部箇所では高さが低い箇所もあり、これら改良工事も同時に実施されるようです。

「北斗」・「スーパー北斗」が停車駅を拡大するからといって、全ての列車では実施されないと予想しています。例えば、「民族共生象徴空間」の営業時間帯に合わせて、特急列車を停車させるのではないでしょうか。

類似した例だと、同じく「北斗」・「スーパー北斗」が停車する大沼公園駅が該当しますが、これも観光需要が見込まれない朝・晩の一部の「北斗」・「スーパー北斗」は通過しています。今回報じられた白老駅の停車駅拡大が「民族共生象徴空間」への来場者向けの措置だとすれば、営業時間帯に合わせて停車列車を設定するというのが一般的な流れだと思います。

特急「スーパー北斗2号」のように、極端に朝の早い列車はほぼ関係ない内容だと思われます。12月の冬至の前後だと、白老駅付近を走行中でようやく日の出の時刻です。また、新千歳空港からのアクセスもできません。そのような列車は、今回の白老駅停車拡大はほぼ関係ないでしょう。

ただし、「北斗」・「スーパー北斗」は本来、札幌と函館を結ぶ特急列車であり、途中の新函館北斗駅で新幹線との接続を図ります。白老駅に停車拡大することで所要時間が今よりも伸びる可能性があります。減速運転や新幹線接続を考慮したダイヤとすることで所要時間が伸びている傾向がありますが、それよりもさらに伸びることは避けられません。

新聞記事などを読んだ限りでは、現段階ではかなり無計画さが露呈しているような気がしてなりません。果たして、白老という地で目標として掲げる年間100万人もの来場者数が見込めるのかどうか。

個人的な見解としては、札幌市厚別区にある「開拓の村」に少し毛が生えたような規模ではないでしょうか。

北海道を甘くみてはいけませんよ。




以前撮影した10両編成の特急「スーパー北斗11号」です。将来的には、これが白老駅に停車するようにホームの長さも長くなります。「民族共生象徴空間」のオープンが2020年の春で少し先なので、白老駅ホームの改良工事等を踏まえ、次のダイヤ改正など、すぐに停車拡大することはなさそうですね。











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コメント
6692:白老停車はどうなのか by のぞみ4 on 2017/09/13 at 08:52:02

現行のすずらんを車両編成を増やす程度ではダメなんでしょうかねえ・・・北海道での商売は日本ハム関係もそうですが札幌を離れると本当難しいと思う。白老にアイヌ関係できたにしても私はわざわざ行きませんね。来るのは最初だけだと思います

6693: by シニアパートナー on 2017/09/13 at 11:06:49 (コメント編集)

JR北海道もとんだ貧乏くじを引いたものですね。

約2週間ほど前、石井国土交通大臣が白老を訪問、建設予定地を視察していますね。このときの記者会見で、特急列車の白老停車拡大を表明しています。

政府が進める人権擁護、先住民族保護には、条約批准もからみもっともなことと思いますが、であるならば、国の費用で整備するべきと思います。

あと、シニア世代としては、北斗系の白老停車はピンときませんね。国鉄時代は急行「ちとせ」しか停車しませんでした。大沼公園のように観光需要がありますかね?

6694:白老駅に… by けいいち on 2017/09/13 at 11:26:34 (コメント編集)

白老駅にスーパー北斗・北斗を停車させる為(地元の方ごめんなさい)だけに数億の金を使うのなら、もっと使い道あるんじゃないかな?と思います。
白老という立地上、本州→北海道新幹線→スーパー北斗・北斗より、
本州→飛行機で新千歳→バス・レンタカー・JRでという行き方が多いんじゃないかな?と。
しかも、北海道新幹線が札幌まで延伸したらスーパー北斗・北斗はおそらく廃止されてしまうわけで、室蘭方面の特急が増発されたとしても10両編成になることは考えられず、まさに無用の長物になってしまいそうな気がしてならないのです。
スーパー北斗・北斗を白老駅に停車させるのなら、ドアカット対応で事足りるんじゃないかなと思います。

6695:延伸は不要では、、 by キハ283好き on 2017/09/13 at 11:57:32

スーパー北斗10両は殆ど見られなくなっているようなのに、この工事は必要でしょうか。
以前のスーパーおおぞら増結時のように、はみ出し停車、ドアカットでよいような気がします。しかし、キハ261は編成の両端がグリーン車と自由席なので、10両の場合は自由席をずらすなどで対応する必要がありそうです。

観光客が見込まれると言えど、現行の設備で対応できる範囲で対応すればよいと思います。 また、新幹線が札幌延伸以降、10両編成の特急が走るとも思えず、設備の遊休化が目に見えています。
費用も自腹ならば、そこまでする必要はないと思います。
老朽車両、設備の置き換えといくらあっても資金が足りない有様なので。

6696:そこに需要はあるのか?! by ピカチュウの休日倶楽部 on 2017/09/13 at 17:30:05

要は、郷土資料館的な感じですよね。

ハコモノ云々は良いとして、新幹線からの利用客が居るのかは未知数ですよね。

大抵は車かバス利用になりそうな予感しかしません。

そもそもですが白老に、北斗を停める程の需要がある様に思えません。

6697: by 管理人 on 2017/09/13 at 22:26:59

>>「のぞみ4」さん、コメントありがとうございます。

まずは、白老という土地をしっかりと調査・分析することからだと思います。

特急の停車駅拡大も、要望が多ければ期間限定やダイヤ改正で増やしていけばいいです。最初から実施するにはリスクが大きすぎます。手順が間違っていると思います。

混雑が予想されるのはオープン当初だけでしょうね。

6698: by 管理人 on 2017/09/13 at 22:34:34

>>「シニアパートナー」さん、コメントありがとうございます。

停車拡大にするという議論までの流れが把握できていませんが、JR北海道のみでホーム改良工事費用を負担するというところに違和感があります。

管轄は国のものとしても、相互で観光地という財産を共有していき、これに合わせて整備する公共交通及びそれら施設もJR・自治体・国の三者で上手く費用を負担すべきです。

白老は何度か行ったことがありますが、残念ながら特急を頻繁に停車させるような駅ではありません。それは周辺地域の様子からわかりますよね。

特急停車を増やすためには、今回の観光需要+ビジネス需要や周辺人口を増加させることが最低条件だと思います。

6699: by 管理人 on 2017/09/13 at 22:49:07

>>「けいいち」さん、コメントありがとうございます。

地理的には、白老は千歳や苫小牧から近いので、JR以外にもレンタカーや空港からのシャトルバスなどが考えられ、一番妥当なルートだと思います。

停車拡大に向けた手順が間違っており、対抗するシャトルバスやレンタカーの需要、利用客の要望などを踏まえ、ホーム延長分の試算から、将来性や周辺地域の事情を踏まえたうえで検討すべきです。

函館方面の所定編成や10両編成運転も減っているので、最初はドアカットでも問題ないと思いますよ。ホーム延長分をこれからどれだけ使う機会があるか・・・。

6700: by 管理人 on 2017/09/13 at 22:55:31

>>「キハ283好き」さん、コメントありがとうございます。

白老駅停車拡大が予定されるおよそ10年後には、北海道新幹線が札幌まで延伸開業する予定です。

現時点で新幹線開業効果は一段落し、所定編成も短くなり、10両編成も以前よりは確認されなくなりました。そのような中で、費用対効果を踏まえると、ホームの延長は無駄に終わってしまうでしょう。経営難の状況だからこそ、これには反対すべきでした。

対抗する交通機関の利用上状況やJR利用客からの要望、「すずらん」の利用状況を踏まえて判断していくべきだと思います。停車拡大する手順が間違っていますね。

6701: by 管理人 on 2017/09/13 at 23:01:59

>>「ピカチュウの休日倶楽部」さん、コメントありがとうございます。

資料をあまり拝見していませんが、地図を見る限りでは、郷土資料館に公園などのコミュニティスペースを設けている施設のようです。

地理的にも新千歳空港(南千歳駅乗換)からの利用を意識していると思います。対抗するのはシャトルバスやレンタカーだと思われ、大きな荷物がある状況であれば、レンタカーは脅威となるでしょう。

今回の報道を確認する限りでは、観光需要目的で停車拡大を図るようです。現状をみても、白老駅に「北斗」・「スーパー北斗」を停車させる必要がないことは目に見えています。将来性を踏まえると、無駄な投資で終わってしまいそうな気がします。

6708: by 777 on 2017/09/15 at 03:39:56 (コメント編集)

白老に停車するとホーム延長工事で費用が掛かるほかに全体の所要時間が数分増えそうですね。減速して停車駅が増えて所要時間が延びているのに
北斗を停めるよりは上りは苫小牧、下りは東室蘭で普通列車に接続するようにすればいいと思うのですがどうでしょうか?

6718: by 管理人 on 2017/09/17 at 11:44:13

>>「777」さん、コメントありがとうございます。

線形のよい直線区間にある駅なので、停車拡大となると、数分の所要時間の延びは避けられないと思います。

乗継は利用客離れを懸念するため、実施はされないでしょう。北海道且つ白老という土地勘であれば、仰っている接続体系で個人的には十分だと思います。「民族共生象徴空間」が長期間にわたって繁盛するとは思えないんですよね。

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