2017年お盆期間中のキハ261系「スーパー北斗」~最大「は」10両編成でした!
繁忙期輸送 - 2017年09月13日 (水)
今回でお盆期間中の定期特急列車レポートは最後になります。
最後は、キハ261系「スーパー北斗」について取り上げます。
増結の話題を取り上げるとすれば、キハ261系による「スーパー北斗」は欠かせません。繁忙期になると、最大10両編成にもなります。
ですが、今年の3月ダイヤ改正から27両が札幌運転所(札サウ)から函館運輸所(函ハコ)へ転属となったことで、予備車両をそれぞれで持たなければならなくなりました。加えて、10両編成そのものの需要も少ないことで10両編成への増結が以前よりも少なくなっています。
今年のお盆期間中は、初頭に10両編成が確認されたようですが、以降は9両編成や8両編成がメインでした。残念ながら、10両編成は撮影できなかったため、当記事では、8両編成または9両編成の列車を紹介していきます。

まずは、8月14日に苗穂ストレートで撮影した特急「スーパー北斗4号」です。2両増結の9両編成でした。

次に、同日札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗6号」の回送列車です。こちらも2両増結の9両編成でした。

3枚目は、同日に新札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗23号」です。こちらは1両増結の8両編成でした。

4枚目は、翌15日に新札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗18号」です。1両増結の8両編成でした。

最後に、同日に苗穂ストレートで撮影した特急「スーパー北斗20号」です。こちらも1両増結の8両編成でした。
今年の3月ダイヤ改正から1往復運用が増え、車両の所属先も函館運輸所となりました。実は、特定の編成を追いかけることが難しくなりました。
例えば、先頭車を含む特定のユニットを撮影したければ、運用を把握すれば苦労することはありませんが、今回のような車両の増結を確認する際が難しくなり、翌日には所定の編成に戻っていたり、10両編成だった列車が9両編成や8両編成になっている場合が多くなりました。輸送適正化や予備車両確保により、函館運輸所に滞泊する編成は頻繁に車両の増解結が実施されています。
なので、10両編成の列車を確認しても、その編成が函館滞泊の運用であれば、翌日以降は遭遇する可能性が低くなってしまいます。事前にブログやSNSなどの情報を注視する必要がありますね。
また、前回の記事でコメントを数件いただきました。ありがとうございました。当記事更新後、返事をしていきたいと思います。
前回の記事の内容は、キハ261系が充当される「スーパー北斗」にも関わる内容ですが、白老町で開設される国のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」が2020年春にオープンします。これに合わせ、白老駅に停車する特急列車の本数を増やす予定としています。
これにより、最寄りの白老駅も10両編成対応にするため、ホームの長さを伸ばし、加えてホーム上で低くなっている場所の改良工事が実施される予定です。それら工事費は数億円にのぼる見込みで、費用はJR北海道が負担します。
いただいたコメントを一通り拝見させていただきました。だいたい皆さんが同じ意見のようで、高額な費用を支出するぐらいであれば、ドアカットなどで対応する、またはその他安全対策や車両の増備などで有効に活用してほしいというコメントをいただきました。
前回の記事中でも若干批判する内容を記載させていただきました。果たして、宿泊施設などが少ない白老付近で、それほどまでに「民族共生象徴空間」の来場者を見込めるのかどうか?オープンを機に、JRの利用(または白老駅の利用)が増えるのかどうか?
新聞記事などを読んだ限りでは、現段階ではかなり無計画さが露呈しているような気がしてなりませんでした。
JR北海道が経営難且つ北海道という土地柄の問題を含めて真剣に議論していただきたいところですが、まず、北海道新幹線の札幌延伸開業が2031年春に予定されています。白老駅に「北斗」・「スーパー北斗」が停車拡大するであろうおよそ10年後のことです。
そのころになれば、札幌~函館間は新幹線で結ばれるようになり、「北斗」・「スーパー北斗」は必要なくなります。ですが、札幌~東室蘭(または洞爺・長万部)あたりまで代替する特急列車の確保は必要になるので、少なくとも、特急列車の本数は現行と同程度確保されることでしょう。
しかし、「北斗」・「スーパー北斗」の増結を含めた7両編成~10両編成というのは、札幌~函館間の輸送のほかにも、苫小牧や室蘭地区へのビジネス利用、登別、洞爺、大沼公園などの観光地への輸送(外国人観光客増加中)、新函館北斗駅での新幹線接続といったあらゆる需要があっての12往復運転且つ7両編成~10両編成です。
新幹線が札幌まで延伸すると、これらの中からいくつかの需要を失うわけですから、本数はある程度確保しても、10両編成などの長大編成は必要なくなります。
果たして、今後10年程度のために10両編成対応のホームに改良工事を実施することは正しい判断なのか、経営難に陥るJR北海道だからこそ真剣に検討していかなければなりません。見込みの来場者数にしても、あまりにも北海道という地を甘く見過ぎている印象が否めません。引き続き、空港からの直通バスやマイカー、レンタカーに苦戦を強いられる可能性があります。
もしかすると、将来的には「TRAIN SUITE 四季島」が白老駅まで延長運転してツアーを組むといった可能性も否定できませんが、いずれにしても、今回の「北斗」・「スーパー北斗」の白老駅停車拡大はあまりにも無計画さが露呈している印象が強くありました。
お盆期間中の話題と逸れてしまいましたが、最後にJRが8月18日に発表した「夏季期間ご利用状況のお知らせ」についても、特に北海道新幹線の輸送実績が前年を大きく下回っており、開業効果が一段落した印象があります。これからが正念場であり、これによってキハ261系による「スーパー北斗」の増結にも変化が出てくるのではないでしょうか。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村
最後は、キハ261系「スーパー北斗」について取り上げます。
増結の話題を取り上げるとすれば、キハ261系による「スーパー北斗」は欠かせません。繁忙期になると、最大10両編成にもなります。
ですが、今年の3月ダイヤ改正から27両が札幌運転所(札サウ)から函館運輸所(函ハコ)へ転属となったことで、予備車両をそれぞれで持たなければならなくなりました。加えて、10両編成そのものの需要も少ないことで10両編成への増結が以前よりも少なくなっています。
今年のお盆期間中は、初頭に10両編成が確認されたようですが、以降は9両編成や8両編成がメインでした。残念ながら、10両編成は撮影できなかったため、当記事では、8両編成または9両編成の列車を紹介していきます。

まずは、8月14日に苗穂ストレートで撮影した特急「スーパー北斗4号」です。2両増結の9両編成でした。

次に、同日札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗6号」の回送列車です。こちらも2両増結の9両編成でした。

3枚目は、同日に新札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗23号」です。こちらは1両増結の8両編成でした。

4枚目は、翌15日に新札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗18号」です。1両増結の8両編成でした。

最後に、同日に苗穂ストレートで撮影した特急「スーパー北斗20号」です。こちらも1両増結の8両編成でした。
今年の3月ダイヤ改正から1往復運用が増え、車両の所属先も函館運輸所となりました。実は、特定の編成を追いかけることが難しくなりました。
例えば、先頭車を含む特定のユニットを撮影したければ、運用を把握すれば苦労することはありませんが、今回のような車両の増結を確認する際が難しくなり、翌日には所定の編成に戻っていたり、10両編成だった列車が9両編成や8両編成になっている場合が多くなりました。輸送適正化や予備車両確保により、函館運輸所に滞泊する編成は頻繁に車両の増解結が実施されています。
なので、10両編成の列車を確認しても、その編成が函館滞泊の運用であれば、翌日以降は遭遇する可能性が低くなってしまいます。事前にブログやSNSなどの情報を注視する必要がありますね。
また、前回の記事でコメントを数件いただきました。ありがとうございました。当記事更新後、返事をしていきたいと思います。
前回の記事の内容は、キハ261系が充当される「スーパー北斗」にも関わる内容ですが、白老町で開設される国のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」が2020年春にオープンします。これに合わせ、白老駅に停車する特急列車の本数を増やす予定としています。
これにより、最寄りの白老駅も10両編成対応にするため、ホームの長さを伸ばし、加えてホーム上で低くなっている場所の改良工事が実施される予定です。それら工事費は数億円にのぼる見込みで、費用はJR北海道が負担します。
いただいたコメントを一通り拝見させていただきました。だいたい皆さんが同じ意見のようで、高額な費用を支出するぐらいであれば、ドアカットなどで対応する、またはその他安全対策や車両の増備などで有効に活用してほしいというコメントをいただきました。
前回の記事中でも若干批判する内容を記載させていただきました。果たして、宿泊施設などが少ない白老付近で、それほどまでに「民族共生象徴空間」の来場者を見込めるのかどうか?オープンを機に、JRの利用(または白老駅の利用)が増えるのかどうか?
新聞記事などを読んだ限りでは、現段階ではかなり無計画さが露呈しているような気がしてなりませんでした。
JR北海道が経営難且つ北海道という土地柄の問題を含めて真剣に議論していただきたいところですが、まず、北海道新幹線の札幌延伸開業が2031年春に予定されています。白老駅に「北斗」・「スーパー北斗」が停車拡大するであろうおよそ10年後のことです。
そのころになれば、札幌~函館間は新幹線で結ばれるようになり、「北斗」・「スーパー北斗」は必要なくなります。ですが、札幌~東室蘭(または洞爺・長万部)あたりまで代替する特急列車の確保は必要になるので、少なくとも、特急列車の本数は現行と同程度確保されることでしょう。
しかし、「北斗」・「スーパー北斗」の増結を含めた7両編成~10両編成というのは、札幌~函館間の輸送のほかにも、苫小牧や室蘭地区へのビジネス利用、登別、洞爺、大沼公園などの観光地への輸送(外国人観光客増加中)、新函館北斗駅での新幹線接続といったあらゆる需要があっての12往復運転且つ7両編成~10両編成です。
新幹線が札幌まで延伸すると、これらの中からいくつかの需要を失うわけですから、本数はある程度確保しても、10両編成などの長大編成は必要なくなります。
果たして、今後10年程度のために10両編成対応のホームに改良工事を実施することは正しい判断なのか、経営難に陥るJR北海道だからこそ真剣に検討していかなければなりません。見込みの来場者数にしても、あまりにも北海道という地を甘く見過ぎている印象が否めません。引き続き、空港からの直通バスやマイカー、レンタカーに苦戦を強いられる可能性があります。
もしかすると、将来的には「TRAIN SUITE 四季島」が白老駅まで延長運転してツアーを組むといった可能性も否定できませんが、いずれにしても、今回の「北斗」・「スーパー北斗」の白老駅停車拡大はあまりにも無計画さが露呈している印象が強くありました。
お盆期間中の話題と逸れてしまいましたが、最後にJRが8月18日に発表した「夏季期間ご利用状況のお知らせ」についても、特に北海道新幹線の輸送実績が前年を大きく下回っており、開業効果が一段落した印象があります。これからが正念場であり、これによってキハ261系による「スーパー北斗」の増結にも変化が出てくるのではないでしょうか。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

- 関連記事
-
-
2017年度年末年始輸送期間が終了 2018/01/05
-
2017年お盆期間中のキハ261系「スーパー北斗」~最大「は」10両編成でした! 2017/09/13
-
2017年お盆期間中の「北斗」~安定の8両編成でした! 2017/09/11
-