無事に運行を終えた特急「ニセコ号」
臨時列車 - 2017年09月26日 (火)
記事にするタイミングが遅くなりましたが、9月12日を最後に札幌と函館を函館本線山線経由(倶知安・ニセコ経由)で結んだ特急「ニセコ号」が今夏の営業運転を終えました。
今回は主に札幌駅で撮影した写真を紹介します。

札幌駅に入線する特急「ニセコ号」です。時刻は7時52分ごろ、同駅2番線に入線します。

写真は以前掲載した9月9日(特急「ニセコ号」運行期間中)に苗穂運転所(札ナホ)裏手に留置されていたニセコエクスプレスの様子です。ニセコ方面には専用のリゾート気動車が用意されているにも関わらず、なぜ一般車にグレードダウンさせてまで運行する必要があったのか、とても疑問に思っていたところでした。
案の定、特急「ニセコ号」の運行終了後にニセコエクスプレスの引退発表がありました。
報道では部品がなくなったためというのが引退理由のようです。そうであれば、その部品や機器そのものを新品に交換したりすることが一般的だと思いますが、多客臨減少によるここ数年の稼働状況、ランニングコスト等を含め、当該車両を維持し続けることは現実的ではないと判断したのではないでしょうか。
参考記事:ニセコエクスプレスが今年11月で引退へ(2017年9月14日更新)
引退発表があった日に早速当ブログでも記事を掲載しました。閲覧者とコメントのやりとりをしていると、空調装置が特殊構造ゆえ、修繕するにはお金がかかるという情報が他のブログか何かで出回っているようです。
実際に、空調トラブルは過去に発生しており、ちょうど昨年の8月下旬から9月上旬にかけて特急「ニセコ号」が設定された際、初日に旭川方先頭車である「キハ183-5002」で冷房機器が故障した影響により、キハ183系一般車で代走となりました。
結局、台風で運休に追い込まれたり、修繕に時間を要することなどを理由に初日しかニセコエクスプレスで運行されない事態になりました。そこからですが、極端にニセコエクスプレスの使用頻度は減っているはずです。
今年3月に団体臨時列車として使用されていますが、冷房設備が不要な時期であり、おそらく修繕がされないまま使用されたのではないでしょうか。ラストランも冷房設備が不要になる時期なので、年度末に実施されるダイヤ改正の調整を含め、10月下旬から11月上旬に設定せざるを得なかった様子が伺えます。

話題が逸れてしまいましたが、ヘッドマークはこのような感じです。スラントノーズ車の魅力はなんといっても、ヘッドマークを大きく掲出できる点にあり、貫通型先頭車と比べても非常に見やすいです。

行先表示器は列車名が省かれたシンプルなものです。このタイプは稀に定期「北斗」でも確認することができます。列車名を省くことで複数の列車で使用することが可能で、幕をそれぞれで用意することがなくなるため、機器の負担を減らせることができますね。

札幌駅での出発案内板はご覧の通りです。


ニセコ方先頭車は少し話題があり、ヘッドマークの裏に「ホームライナー」の文字を確認することができます。

函館に向けて特急「ニセコ号」が発車していきました。

最後は、札幌駅10番線に戻ってきた際に撮影した1枚です。
古い車両でありながら、特に目立ったトラブルなどはなかったと思われ、9月12日に営業運転を終了しました。
ニセコ方面の臨時列車は今後も設定されるのかどうか把握しづらいです。というのも、専属だったニセコエクスプレスは引退するし、今回使用されたキハ183系の初期車も今年度をもって置き換えられます。
山線での使用を考慮し、ニセコエクスプレスはハイデッカー構造を敬遠した経緯があります。よって、今後も設定する際は、クリスタルエクスプレスやノースレインボーエクスプレスではなく、両端貫通編成に中間が400番台のような編成ではないでしょうか。
臨時列車用の車両そのものが少なくなるので、こうした多客臨の設定も次第に難しくなっていきますね。
後日、小樽駅やほしみ駅で撮影した写真を紹介したいと思います。
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今回は主に札幌駅で撮影した写真を紹介します。

札幌駅に入線する特急「ニセコ号」です。時刻は7時52分ごろ、同駅2番線に入線します。

写真は以前掲載した9月9日(特急「ニセコ号」運行期間中)に苗穂運転所(札ナホ)裏手に留置されていたニセコエクスプレスの様子です。ニセコ方面には専用のリゾート気動車が用意されているにも関わらず、なぜ一般車にグレードダウンさせてまで運行する必要があったのか、とても疑問に思っていたところでした。
案の定、特急「ニセコ号」の運行終了後にニセコエクスプレスの引退発表がありました。
報道では部品がなくなったためというのが引退理由のようです。そうであれば、その部品や機器そのものを新品に交換したりすることが一般的だと思いますが、多客臨減少によるここ数年の稼働状況、ランニングコスト等を含め、当該車両を維持し続けることは現実的ではないと判断したのではないでしょうか。
参考記事:ニセコエクスプレスが今年11月で引退へ(2017年9月14日更新)
引退発表があった日に早速当ブログでも記事を掲載しました。閲覧者とコメントのやりとりをしていると、空調装置が特殊構造ゆえ、修繕するにはお金がかかるという情報が他のブログか何かで出回っているようです。
実際に、空調トラブルは過去に発生しており、ちょうど昨年の8月下旬から9月上旬にかけて特急「ニセコ号」が設定された際、初日に旭川方先頭車である「キハ183-5002」で冷房機器が故障した影響により、キハ183系一般車で代走となりました。
結局、台風で運休に追い込まれたり、修繕に時間を要することなどを理由に初日しかニセコエクスプレスで運行されない事態になりました。そこからですが、極端にニセコエクスプレスの使用頻度は減っているはずです。
今年3月に団体臨時列車として使用されていますが、冷房設備が不要な時期であり、おそらく修繕がされないまま使用されたのではないでしょうか。ラストランも冷房設備が不要になる時期なので、年度末に実施されるダイヤ改正の調整を含め、10月下旬から11月上旬に設定せざるを得なかった様子が伺えます。

話題が逸れてしまいましたが、ヘッドマークはこのような感じです。スラントノーズ車の魅力はなんといっても、ヘッドマークを大きく掲出できる点にあり、貫通型先頭車と比べても非常に見やすいです。

行先表示器は列車名が省かれたシンプルなものです。このタイプは稀に定期「北斗」でも確認することができます。列車名を省くことで複数の列車で使用することが可能で、幕をそれぞれで用意することがなくなるため、機器の負担を減らせることができますね。

札幌駅での出発案内板はご覧の通りです。


ニセコ方先頭車は少し話題があり、ヘッドマークの裏に「ホームライナー」の文字を確認することができます。

函館に向けて特急「ニセコ号」が発車していきました。

最後は、札幌駅10番線に戻ってきた際に撮影した1枚です。
古い車両でありながら、特に目立ったトラブルなどはなかったと思われ、9月12日に営業運転を終了しました。
ニセコ方面の臨時列車は今後も設定されるのかどうか把握しづらいです。というのも、専属だったニセコエクスプレスは引退するし、今回使用されたキハ183系の初期車も今年度をもって置き換えられます。
山線での使用を考慮し、ニセコエクスプレスはハイデッカー構造を敬遠した経緯があります。よって、今後も設定する際は、クリスタルエクスプレスやノースレインボーエクスプレスではなく、両端貫通編成に中間が400番台のような編成ではないでしょうか。
臨時列車用の車両そのものが少なくなるので、こうした多客臨の設定も次第に難しくなっていきますね。
後日、小樽駅やほしみ駅で撮影した写真を紹介したいと思います。
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