札幌~函館間からキハ183系が撤退!残る3往復はキハ261系に置き換えへ
キハ183系 - 2017年12月14日 (木)
ダイヤ改正資料が発表される前ですが、早くも札幌~函館間からキハ183系が撤退することが地元メディアによって報じられています。

12月14日付の昼のニュースで報じられたようです。
現在、札幌~函館間の特急列車は12往復が運行され、キハ281系またはキハ261系による「スーパー北斗」が9往復、キハ183系による「北斗」が3往復となっています。2016年3月のダイヤ改正を機に、北海道新幹線開業に伴い、途中の新函館北斗駅で新幹線との接続を図ることになり、それまでの9往復から3往復増発した現在の12往復体制となりました。増発分はキハ261系による「スーパー北斗」が新たに設定された形です。
導入後もキハ261系は函館方面に優先的に投入することが地元メディアから報じられており、来年3月のダイヤ改正でそれが現実のものとなります。今年3月のダイヤ改正ではキハ183系による「北斗」1往復をキハ261系によって置き換えており、キハ261系の新製状況から予想すると、次回のダイヤ改正で定期列車から撤退することが予想されていましたね。
キハ261系を集中的に投入し、充当列車を増やすと同時に車両をある程度統一することで全体の車両数を抑制するメリットがあります。結果、従来よりも少ない車両数で運行することが可能になり、維持管理費用が抑えられ、コスト削減に貢献することができます。

長らく所定が5両編成で北海道新幹線開業とともに輸送力が増強されたキハ183系「北斗」ですが、そんな比較的長い編成も2年で姿を消すことになります。最後まで「北斗」として活躍したのは、もと130km/h対応車で近年重要機器取替工事が施行された車両でした。
施行車両は新たにもとの車番+7000番とし、7550番台となりました。施行の目的は、最高運転速度130km/hに対応改造を実施したキハ182形及びキロ182形に搭載されるDML30系機関が経年25年が経過し、各種部品が製造中止となり、メンテナンスに苦慮し、機能を維持することが困難であったためです。機関を起因とする故障を減らす目的と合わせて機関換装を実施する流れとなりました。機関は全車DML30HZ (660PS/2,000rpm)からキハ261系と同等のN-DMF13HZK(460ps/2100rpm)へと交換されています。



一方で、今年3月まで特急「北斗6号」・特急「北斗19号」で使用され、今年度に入ってから完全な予備車両としての役割だった函館運輸所(函ハコ)のキハ183系500番台・1500番台の一部は12月9日に臨時「北斗91号」のスジを使い、苗穂運転所(札ナホ)へと輸送されています。
写真のように、「キハ183-1507」や「キハ182-511」、「キロ182-504」など、一部車両を運転所敷地内で既に確認することができます。おそらく、来年3月のダイヤ改正に向けた準備とも読み取れる動きとみて間違いないと思われます。


キハ183系による「北斗」が置き換えられることにより、来年3月のダイヤ改正以降の定期列車は、札幌・旭川~網走間を結ぶ「オホーツク」・「大雪」のみとなります。こちらも、函館からの転属車によってキハ183系0番台を置き換える計画であり、使用車両の一部変更が予定されています。

札幌~函館間において、ますます勢力が拡大されるキハ261系「スーパー北斗」。キハ183系充当分である3往復を置き換えるとなると、少なくとも7往復の列車がキハ261系で運行されることになり、札幌~函館間を結ぶ特急列車の主力車種として君臨することになります。こちらも車両が統一されることで”スーパー”の名称が残るのかどうか気になる点はありますね。
いずれにしても、来春のダイヤ改正はキハ183系の動きが注目されるダイヤ改正となりそうです。今回、キハ183系による「北斗」が置き換えられる報道がされたことで、週末を中心にファンが殺到することでしょう。
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現在、札幌~函館間の特急列車は12往復が運行され、キハ281系またはキハ261系による「スーパー北斗」が9往復、キハ183系による「北斗」が3往復となっています。2016年3月のダイヤ改正を機に、北海道新幹線開業に伴い、途中の新函館北斗駅で新幹線との接続を図ることになり、それまでの9往復から3往復増発した現在の12往復体制となりました。増発分はキハ261系による「スーパー北斗」が新たに設定された形です。
導入後もキハ261系は函館方面に優先的に投入することが地元メディアから報じられており、来年3月のダイヤ改正でそれが現実のものとなります。今年3月のダイヤ改正ではキハ183系による「北斗」1往復をキハ261系によって置き換えており、キハ261系の新製状況から予想すると、次回のダイヤ改正で定期列車から撤退することが予想されていましたね。
キハ261系を集中的に投入し、充当列車を増やすと同時に車両をある程度統一することで全体の車両数を抑制するメリットがあります。結果、従来よりも少ない車両数で運行することが可能になり、維持管理費用が抑えられ、コスト削減に貢献することができます。

長らく所定が5両編成で北海道新幹線開業とともに輸送力が増強されたキハ183系「北斗」ですが、そんな比較的長い編成も2年で姿を消すことになります。最後まで「北斗」として活躍したのは、もと130km/h対応車で近年重要機器取替工事が施行された車両でした。
施行車両は新たにもとの車番+7000番とし、7550番台となりました。施行の目的は、最高運転速度130km/hに対応改造を実施したキハ182形及びキロ182形に搭載されるDML30系機関が経年25年が経過し、各種部品が製造中止となり、メンテナンスに苦慮し、機能を維持することが困難であったためです。機関を起因とする故障を減らす目的と合わせて機関換装を実施する流れとなりました。機関は全車DML30HZ (660PS/2,000rpm)からキハ261系と同等のN-DMF13HZK(460ps/2100rpm)へと交換されています。



一方で、今年3月まで特急「北斗6号」・特急「北斗19号」で使用され、今年度に入ってから完全な予備車両としての役割だった函館運輸所(函ハコ)のキハ183系500番台・1500番台の一部は12月9日に臨時「北斗91号」のスジを使い、苗穂運転所(札ナホ)へと輸送されています。
写真のように、「キハ183-1507」や「キハ182-511」、「キロ182-504」など、一部車両を運転所敷地内で既に確認することができます。おそらく、来年3月のダイヤ改正に向けた準備とも読み取れる動きとみて間違いないと思われます。


キハ183系による「北斗」が置き換えられることにより、来年3月のダイヤ改正以降の定期列車は、札幌・旭川~網走間を結ぶ「オホーツク」・「大雪」のみとなります。こちらも、函館からの転属車によってキハ183系0番台を置き換える計画であり、使用車両の一部変更が予定されています。

札幌~函館間において、ますます勢力が拡大されるキハ261系「スーパー北斗」。キハ183系充当分である3往復を置き換えるとなると、少なくとも7往復の列車がキハ261系で運行されることになり、札幌~函館間を結ぶ特急列車の主力車種として君臨することになります。こちらも車両が統一されることで”スーパー”の名称が残るのかどうか気になる点はありますね。
いずれにしても、来春のダイヤ改正はキハ183系の動きが注目されるダイヤ改正となりそうです。今回、キハ183系による「北斗」が置き換えられる報道がされたことで、週末を中心にファンが殺到することでしょう。
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