キハ183系0番台在籍車両一覧
キハ183系 - 2017年12月18日 (月)
今回は絶滅危惧種の部類に含まれてもおかしくはないキハ183系0番台について取り上げます。
以前から主に老朽化の激しいキハ183系0番台の一般車34両をキハ261系を増備することで優先的に置き換える計画となっていました。34両のうち、2015年度末で2両、2016年度末で18両がそれぞれ廃車となっており、残るは14両のみとなっています。
このうち、キハ183系旭山動物園号は含まれていないため、これを含めると実質19両になります。
2017年4月現在のデータになりますが、残存車両は以下の通りです。画像をクリックすると拡大することができます。

在籍車両については上記の通りとなります。
このうち、スラントノーズタイプの先頭車3両が200番台として区分されています。こちらも0番台ではありませんが、置き換え対象になります。
200番台は0番台から高出力化改造を施し、改番された車両です。1992年3月のダイヤ改正で夜行の「オホーツク」に14系寝台車を連結するため、編成の出力不足をカバーする目的で出力増強改造が一部の車両に対して実施されました。さらに、1994年3月ダイヤ改正では「北斗」の高速化のため、「スーパーとかち」で使用していた550番台を捻出することで同じ改造が実施されています。
キハ183形200番台は1992年から1994年にかけて13両が0番台から改番されました。搭載機関を従来のDMF15HSA(250PS/1,600rpm)からDMF13HZC (420PS/2,000rpm) に変速機も合わせて交換されました。ちなみに、DMF15HSA機関はキハ183系0番台に搭載されたものについては、後に定格出力が30ps向上しており、250psの記載とさせていただいています。
製造時期も残存している3両は1982年から1983年となっており、出力増強をしている以外は、0番台と大きな違いはありません。
ちょうど先日、ダイヤ改正の資料が発表され、来年3月のトピックはキハ183系による「北斗」が終了し、キハ261系1000番台に置き換えられ、札幌~函館間の特急列車は全て「スーパー北斗」になります。
さらに、資料の中に小さく「今回の261系20両の新製投入に伴い、老朽・劣化の進む183系0代残り14両を順次廃車いたします。」
という記載がありました。
14両はどの車両を指しているでしょうか?当記事の冒頭にも赤字で14両というキーワードが出てきていますよね?
14両とは、「オホーツク」や「大雪」などで主に使用していたとかち色の一般車(キハ183-406除く)のことです。写真の在籍車両一覧のうち、キハ183系旭山動物園号を除く車両の数を計算してみてください。ぴったり14両になります。
これまでに同じようなコメントを複数いただいていますが、やはり気になるのは「オホーツク」・「大雪」にハイデッカーグリーン車が連結されるか、否かです。
注目すべきポイントは以下の2つです。
(1)従来のキロハ182形0番台、キロ182形0番台が全て廃車になること
(2)ダイヤ改正資料から、「オホーツク」・「大雪」はグリーン車を減車する記載はなく、ダイヤを含めて運行体系そのものに変化がないこと
従来使用していたグリーン車が使えなくなるにも関わらず、「オホーツク」、「大雪」はダイヤを含めて大きな変更はありません。キハ261系の投入予定もありません。引き続きキハ183系を使用してグリーン車が連結されるとなると、やはり「北斗」で使用しているハイデッカーグリーン車を転用し、「オホーツク」・「大雪」に回すという流れしか考えられません。
キハ183系の動きについて、12月9日に臨時「北斗91号」のスジを使って、今年3月のダイヤ改正でキハ261系に置き換えられ、完全な予備車として待機していた函館運輸所(函ハコ)のキハ183系500番台・1500番台の8両がダイヤ改正を前に苗穂運転所(札ナホ)へ向けて回送されています。後日取り上げたいと思いますが、一部車両は既に「オホーツク」・「大雪」での使用が開始されたようです。
回送された8両の中には、「キロ182-504」が含まれており、「オホーツク」・「大雪」へ転用に向けた準備がダイヤ改正前から着々と進んでいます。もしかしたら、0番台のうち一部車両がダイヤ改正前での時点で営業運転から撤退し、函館からの転属車に置き換えられる可能性もあり得るのではないでしょうか。
来年3月のダイヤ改正までまだ3ヶ月ありますが、キハ183系の動向について目が離せなくなりそうです。
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以前から主に老朽化の激しいキハ183系0番台の一般車34両をキハ261系を増備することで優先的に置き換える計画となっていました。34両のうち、2015年度末で2両、2016年度末で18両がそれぞれ廃車となっており、残るは14両のみとなっています。
このうち、キハ183系旭山動物園号は含まれていないため、これを含めると実質19両になります。
2017年4月現在のデータになりますが、残存車両は以下の通りです。画像をクリックすると拡大することができます。

在籍車両については上記の通りとなります。
このうち、スラントノーズタイプの先頭車3両が200番台として区分されています。こちらも0番台ではありませんが、置き換え対象になります。
200番台は0番台から高出力化改造を施し、改番された車両です。1992年3月のダイヤ改正で夜行の「オホーツク」に14系寝台車を連結するため、編成の出力不足をカバーする目的で出力増強改造が一部の車両に対して実施されました。さらに、1994年3月ダイヤ改正では「北斗」の高速化のため、「スーパーとかち」で使用していた550番台を捻出することで同じ改造が実施されています。
キハ183形200番台は1992年から1994年にかけて13両が0番台から改番されました。搭載機関を従来のDMF15HSA(250PS/1,600rpm)からDMF13HZC (420PS/2,000rpm) に変速機も合わせて交換されました。ちなみに、DMF15HSA機関はキハ183系0番台に搭載されたものについては、後に定格出力が30ps向上しており、250psの記載とさせていただいています。
製造時期も残存している3両は1982年から1983年となっており、出力増強をしている以外は、0番台と大きな違いはありません。
ちょうど先日、ダイヤ改正の資料が発表され、来年3月のトピックはキハ183系による「北斗」が終了し、キハ261系1000番台に置き換えられ、札幌~函館間の特急列車は全て「スーパー北斗」になります。
さらに、資料の中に小さく「今回の261系20両の新製投入に伴い、老朽・劣化の進む183系0代残り14両を順次廃車いたします。」
という記載がありました。
14両はどの車両を指しているでしょうか?当記事の冒頭にも赤字で14両というキーワードが出てきていますよね?
14両とは、「オホーツク」や「大雪」などで主に使用していたとかち色の一般車(キハ183-406除く)のことです。写真の在籍車両一覧のうち、キハ183系旭山動物園号を除く車両の数を計算してみてください。ぴったり14両になります。
これまでに同じようなコメントを複数いただいていますが、やはり気になるのは「オホーツク」・「大雪」にハイデッカーグリーン車が連結されるか、否かです。
注目すべきポイントは以下の2つです。
(1)従来のキロハ182形0番台、キロ182形0番台が全て廃車になること
(2)ダイヤ改正資料から、「オホーツク」・「大雪」はグリーン車を減車する記載はなく、ダイヤを含めて運行体系そのものに変化がないこと
従来使用していたグリーン車が使えなくなるにも関わらず、「オホーツク」、「大雪」はダイヤを含めて大きな変更はありません。キハ261系の投入予定もありません。引き続きキハ183系を使用してグリーン車が連結されるとなると、やはり「北斗」で使用しているハイデッカーグリーン車を転用し、「オホーツク」・「大雪」に回すという流れしか考えられません。
キハ183系の動きについて、12月9日に臨時「北斗91号」のスジを使って、今年3月のダイヤ改正でキハ261系に置き換えられ、完全な予備車として待機していた函館運輸所(函ハコ)のキハ183系500番台・1500番台の8両がダイヤ改正を前に苗穂運転所(札ナホ)へ向けて回送されています。後日取り上げたいと思いますが、一部車両は既に「オホーツク」・「大雪」での使用が開始されたようです。
回送された8両の中には、「キロ182-504」が含まれており、「オホーツク」・「大雪」へ転用に向けた準備がダイヤ改正前から着々と進んでいます。もしかしたら、0番台のうち一部車両がダイヤ改正前での時点で営業運転から撤退し、函館からの転属車に置き換えられる可能性もあり得るのではないでしょうか。
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