2017年度年末年始輸送期間中の「スーパーおおぞら」~7両編成または8両編成でした!
繁忙期輸送 - 2018年01月17日 (水)
年末年始輸送期間中の「スーパーおおぞら」について取り上げます。
過去に車両トラブルが多かったこともあり、車両繰りに関して一番気をつかっている列車でもあります。「釧路運輸車両所(釧クシ)」(以下、釧路車)は火災事故で6両を失い、「札幌運転所(札サウ)」(以下、札幌車)は2015年度で試作車3両が廃車となり、4両は臨時の「北斗」として使用していました。
予備車両を含め、他の車両も十分な車両メンテナンスを確保する必要があるため、過去のような長大編成は見られなくなっています。
順次紹介していきますが、札幌車と釧路車ともに1両ずつ増結を実施している様子が伺えました。おそらく、9両編成以上は今回の繁忙期輸送においても確認できなかったはずです。

まずは、12月28日に苗穂駅で撮影した特急「スーパーおおぞら5号」となる回送列車です。こちらは札幌車が使用され、所定は7両編成です。年末年始輸送期間初日ということもあり、所定の7両編成で運行されました。

次に、12月28日に札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら12号」の回送列車です。こちらは釧路車が使用され、所定は6両編成です。1両増結の7両編成でした。

3枚目は、12月30日に恵み野駅で撮影した特急「スーパーおおぞら3号」です。こちらは札幌車が使用されます。
1両増結の8両編成でした。

4枚目は、12月31日に白石駅で撮影した特急「スーパーおおぞら2号」です。こちらは札幌車が使用されます。
1両増結の8両編成でした。

5枚目は、1月3日に苗穂駅で撮影した特急「スーパーおおぞら7号」となる回送列車です。こちらは釧路車が使用されます。
1両増結の7両編成でした。

最後は、1月4日に札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら9号」です。こちらは釧路車が使用されます。
運用は3日の7号と同じのため、こちらも7両編成でした。
期間中は、札幌車が8両編成、釧路車が7両編成で運行される日が多かったようです。ここ数年と同じパターンです。
増結両数に見合わず、今年度の年末年始輸送期間は前年比131%を達成しました。新幹線や函館方面、旭川方面は前年比を下回っています。
確かに、「スーパーおおぞら」は年末年始輸送期間中は混雑傾向にあることは管理者も確認しており、南千歳~トマム間だと、年々増加する外国人観光客による需要も少なからず影響していると思われます。
一見、数値的にもJRの利用が好調のように見えますが、おそらくこれは一昨年の台風被害の影響によるものだと推測します。
台風被害の影響で石勝線や根室本線の一部で数カ月間不通となり、「スーパーおおぞら」・「スーパーとかち」は運休を余儀なくされました。トマム~芽室間の運転再開が発表されたのが一昨年の12月14日で、運転再開は12月22日でした。年末年始輸送期間に間に合ったといえど、これまでJRを利用していた利用客全てを取り戻すことは難しく、この時点で大抵の方は既に年末年始のスケジュールは移動手段を含めて決めてあると思います。
2016年度の釧路方面の輸送実績は2015年度の年末年始輸送と比較して前年比71%しか達していません。逆に、前年(2016年度)の利用が台風被害の影響で例年以上に少なかったと踏まえると、逆に今年度の年末年始輸送で100%を超えなければまずいということになります。超えて当たり前です。超えなければなりません。
「スーパーとかち」とともに、マイカーや高速バスの台頭で厳しい輸送状況が続いています。帯広・釧路方面は列車の行き違いによって数分程度の所要時間短縮は容易に可能です。110km/h運転化後も停車駅は異なりますが、一部列車はかつて130km/h運転を実施していた際と変わらない所要時間で札幌と釧路を結んでおり、本気でダイヤを見直しすれば、現状の最高運転速度でもさらなる時間短縮は可能です。
今年3月のダイヤ改正で見直しがほとんどない状況は残念ですが、来年以降に期待したいです。
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過去に車両トラブルが多かったこともあり、車両繰りに関して一番気をつかっている列車でもあります。「釧路運輸車両所(釧クシ)」(以下、釧路車)は火災事故で6両を失い、「札幌運転所(札サウ)」(以下、札幌車)は2015年度で試作車3両が廃車となり、4両は臨時の「北斗」として使用していました。
予備車両を含め、他の車両も十分な車両メンテナンスを確保する必要があるため、過去のような長大編成は見られなくなっています。
順次紹介していきますが、札幌車と釧路車ともに1両ずつ増結を実施している様子が伺えました。おそらく、9両編成以上は今回の繁忙期輸送においても確認できなかったはずです。

まずは、12月28日に苗穂駅で撮影した特急「スーパーおおぞら5号」となる回送列車です。こちらは札幌車が使用され、所定は7両編成です。年末年始輸送期間初日ということもあり、所定の7両編成で運行されました。

次に、12月28日に札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら12号」の回送列車です。こちらは釧路車が使用され、所定は6両編成です。1両増結の7両編成でした。

3枚目は、12月30日に恵み野駅で撮影した特急「スーパーおおぞら3号」です。こちらは札幌車が使用されます。
1両増結の8両編成でした。

4枚目は、12月31日に白石駅で撮影した特急「スーパーおおぞら2号」です。こちらは札幌車が使用されます。
1両増結の8両編成でした。

5枚目は、1月3日に苗穂駅で撮影した特急「スーパーおおぞら7号」となる回送列車です。こちらは釧路車が使用されます。
1両増結の7両編成でした。

最後は、1月4日に札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら9号」です。こちらは釧路車が使用されます。
運用は3日の7号と同じのため、こちらも7両編成でした。
期間中は、札幌車が8両編成、釧路車が7両編成で運行される日が多かったようです。ここ数年と同じパターンです。
増結両数に見合わず、今年度の年末年始輸送期間は前年比131%を達成しました。新幹線や函館方面、旭川方面は前年比を下回っています。
確かに、「スーパーおおぞら」は年末年始輸送期間中は混雑傾向にあることは管理者も確認しており、南千歳~トマム間だと、年々増加する外国人観光客による需要も少なからず影響していると思われます。
一見、数値的にもJRの利用が好調のように見えますが、おそらくこれは一昨年の台風被害の影響によるものだと推測します。
台風被害の影響で石勝線や根室本線の一部で数カ月間不通となり、「スーパーおおぞら」・「スーパーとかち」は運休を余儀なくされました。トマム~芽室間の運転再開が発表されたのが一昨年の12月14日で、運転再開は12月22日でした。年末年始輸送期間に間に合ったといえど、これまでJRを利用していた利用客全てを取り戻すことは難しく、この時点で大抵の方は既に年末年始のスケジュールは移動手段を含めて決めてあると思います。
2016年度の釧路方面の輸送実績は2015年度の年末年始輸送と比較して前年比71%しか達していません。逆に、前年(2016年度)の利用が台風被害の影響で例年以上に少なかったと踏まえると、逆に今年度の年末年始輸送で100%を超えなければまずいということになります。超えて当たり前です。超えなければなりません。
「スーパーとかち」とともに、マイカーや高速バスの台頭で厳しい輸送状況が続いています。帯広・釧路方面は列車の行き違いによって数分程度の所要時間短縮は容易に可能です。110km/h運転化後も停車駅は異なりますが、一部列車はかつて130km/h運転を実施していた際と変わらない所要時間で札幌と釧路を結んでおり、本気でダイヤを見直しすれば、現状の最高運転速度でもさらなる時間短縮は可能です。
今年3月のダイヤ改正で見直しがほとんどない状況は残念ですが、来年以降に期待したいです。
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