キハ183系『北海道・鉄道史の誇り。往年の「特急おおぞら」を国鉄色で未来へ』プロジェクトの第一目標金額が達成!!
キハ183系 - 2018年01月29日 (月)

北海道の安平町(あびらちょう)でキハ183系スラントノーズ車を保存すべく、北海道鉄道観光資源研究会が主催のクラウドファンディング『北海道・鉄道史の誇り。往年の「特急おおぞら」を国鉄色で未来へ』プロジェクトの支援金が29日の午前10時で第一の目標金額である610万円に達し、見事にキハ183系スラントノーズ車を1両保存することが決定しました。情報も次々と更新され、道の駅「あびらD51ステーション」の工事も本格化しているようです。

元旦から開始された同クラウドファンディングは早くも1週間後の今月9日に目標の半分に到達しました。支援金の受付は3月30日(金)で第一目標金額は610万円です。支援金は主に、車両の購入費用、塗装費用、安平町への移設設置の費用にそれぞれ充てられます。
それから20日後、やはり前回の関連記事で記載しましたが、日数が経過していくにつれ、支援はだんだん鈍くなっていく傾向がみられましたが、それでもクラウドファンディング開始から1カ月が経過しないうちに第一目標である610万円の資金が集まり、道の駅「あびらD51ステーション」で蒸気機関車の「D51 320」号機とキハ183系スラントノーズ車を並べて展示することが実現することになります。
とりあえず目標金額は達成しましたが、まだ終わりではありません。冒頭から記載しているとおり、第一の目標金額が達成しただけです。
第一ということは、第二の目標金額が定められています。それは、1,100万円です。安平町鉄道資料館(旧追分機関区)にさらにもう1両展示する計画があります。
キハ183系スラントノーズ車は現役で5両が稼働しているのみとなり、その中から1両または2両が保存されることになります。
以下は過去の記事のデータを丸写ししますが、
<キハ183-213:新潟鐵工所製>(製造年月日:1982年9月17日)

<キハ183-214:新潟鐵工所製>(製造年月日:1982年9月17日)

<キハ183-220:新潟鐵工所製>(製造年月日:1983年5月10日)

<キハ183-3:新潟鐵工所製>(製造年月日:1981年9月18日)

<キハ183-4:新潟鐵工所製>(製造年月日:1981年9月18日)

この中から1両または2両が保存されることになります。
保存に際し、冒頭の画像のとおり、キハ183系デビュー当時の「クリーム4号」と「赤2号」のツートンカラーのいわゆる国鉄色が再現される予定です。資金難や人手不足の影響からか、JRがラストに実施できない分、代わりに車両を保存して再現されるようです。
711系が保存された際と同様の流れでいけば、本日29日午前10時の段階で1両が保存されることが決定しました。従って、JR北海道との協議がすぐに開始されると思われ、同時に車両を輸送する会社との調整も入り、現地で搬入のための地盤調査も近々実施されると思われます。
JR北海道からは車両を整備することなく、使用したままの現状の状態で渡され、輸送などを経て公開するまでの間に外装・内装ともに車両を綺麗にします。ただでさえ、老朽・劣化の激しい車両を扱うことになるので、稼働している5両から比較的状態のよい2両が選出されるでしょう。個人的には、国鉄色として残していくという点では、オリジナルの車番が残っている「キハ183-3」や「キハ183-4」を選んだ方が当時をより再現できるのではないかと思います。加えて、一般車と比較してここ10年は臨時用として稼働していたことから、他の車両よりも状態がよいのではないでしょうか。
いずれにしても、1両の保存が決まり、第二の目標金額に向けての折り返し地点に到達したことになります。保存車両を含め、今後の展開が楽しみです。
閲覧する皆さんも懐に余裕があれば支援を検討してみてはいかがでしょうか?
応募フォームは以下のリンクからアクセスしてください。
参考URL:『北海道・鉄道史の誇り。往年の「特急おおぞら」を国鉄色で未来へ』プロジェクト


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