厚別駅2番線で車両点検を実施していた733系B-102編成
近郊形電車 - 2018年02月10日 (土)
2月9日に厚別駅に行くと、733系B-102編成が同駅2番線に停車していました。

撮影時刻は15時頃です。普段札幌圏で普通列車として使用する車両が運用等で当該時間帯に厚別駅2番線に入線していることを確認したことがないため、気になって撮影してみました。
当初は試運転か何かと思っていましたが、種別も「回送」の表示でした。

しばらく経過すると、車内から3人ほど乗務員や整備士が線路に降り、2両目の岩見沢寄りの台車・車輪のまわりを中心に見ていました。
するとしばらくして、検査ハンマーで下回りを叩いていたので、何らかの不具合が発生し、車両を回送する途中で管理者が厚別駅で出会ったのではないでしょうか。
運休情報を探していると、9日は岩見沢駅13時35分発の3438Mが江別~小樽間で部分運休となっているようで、時間帯を踏まえると、当該列車に充当していた際、何らかの不具合が発生し、江別駅で運転を打ち切り、厚別駅で検査していたという流れでしょうか。実際何時頃から2番線に停車し、その後発車していったのかについて不明ですが、17時20分頃には特急「カムイ32号」が同線を使用するので、それまでには撤退したことでしょう。
検査ハンマーを使用する検査を「打音検査」といいます。叩いたときの音で欠陥の有無やボルトの緩みがないかを主に調べます。車両に不具合がないか確認する1つの方法です。
733系だけの話題では記事として物足りなく、特急列車が記事中に出てきたので、厚別駅の2番線の機能について少し紹介したいと思います。
厚別駅は札幌方面が1番線となっています。ホームのない2番線の上下副本線をはさみ、3番線と4番線(副本線)が江別・岩見沢方面へ向かいます。2番線の使用用途は、列車の待避、岩見沢方面への下りの貨物列車の札幌貨物ターミナル駅から本線への合流の際に主に使用されます。前者は回送列車や試運転列車などが定期列車から待避する場合と、同駅で上り特急列車の通過待ち合わせをする際、特急列車が使用します。
ここで一般的な駅と矛盾が生じますが、2番線は副本線にも関わらず、上り特急列車の待避の際、特急列車側が同線を使用します。通常であれば、駅で後続の列車を待避する際は、待避する側の列車が副本線及びそのホームに停車します。同駅下りについては、この機能を有しています。
では実際にどのような構造になっているか、過去に撮影した写真を交えて紹介します。

写真は昨夏に撮影した特急「ライラック10号」の厚別駅通過シーンです。写真のように列車が入線してきて・・・

厚別駅進入前に2番線の副本線側へポイントをわたり、

1番線(本線側)に停車中の普通列車を追い抜いていきます。普通列車は今はなき、大谷翔平ラッピング編成ですね。
上り線は本線側にホームを有しており、この関係で特急列車は副本線へ一旦よけて通過するという珍しいシーンを確認することができます。ポイントをわたるので通過速度も遅く、申し訳なさそうに気を遣って通過していくという雰囲気です。
午前中や夕方を中心にみられ、冬期でも明るい時間帯に確認することができます。
なぜこのような構造になっているかについて調べることはできませんでしたが、下り(岩見沢方面)については、高速化に合わせて待避線を新たに整備した背景があるようで、2番線も元々は列車の待避のために設けられた線路ではないのかもしれませんね。
もしよろしければ、コメントにて教えていただけると幸いです。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

撮影時刻は15時頃です。普段札幌圏で普通列車として使用する車両が運用等で当該時間帯に厚別駅2番線に入線していることを確認したことがないため、気になって撮影してみました。
当初は試運転か何かと思っていましたが、種別も「回送」の表示でした。

しばらく経過すると、車内から3人ほど乗務員や整備士が線路に降り、2両目の岩見沢寄りの台車・車輪のまわりを中心に見ていました。
するとしばらくして、検査ハンマーで下回りを叩いていたので、何らかの不具合が発生し、車両を回送する途中で管理者が厚別駅で出会ったのではないでしょうか。
運休情報を探していると、9日は岩見沢駅13時35分発の3438Mが江別~小樽間で部分運休となっているようで、時間帯を踏まえると、当該列車に充当していた際、何らかの不具合が発生し、江別駅で運転を打ち切り、厚別駅で検査していたという流れでしょうか。実際何時頃から2番線に停車し、その後発車していったのかについて不明ですが、17時20分頃には特急「カムイ32号」が同線を使用するので、それまでには撤退したことでしょう。
検査ハンマーを使用する検査を「打音検査」といいます。叩いたときの音で欠陥の有無やボルトの緩みがないかを主に調べます。車両に不具合がないか確認する1つの方法です。
733系だけの話題では記事として物足りなく、特急列車が記事中に出てきたので、厚別駅の2番線の機能について少し紹介したいと思います。
厚別駅は札幌方面が1番線となっています。ホームのない2番線の上下副本線をはさみ、3番線と4番線(副本線)が江別・岩見沢方面へ向かいます。2番線の使用用途は、列車の待避、岩見沢方面への下りの貨物列車の札幌貨物ターミナル駅から本線への合流の際に主に使用されます。前者は回送列車や試運転列車などが定期列車から待避する場合と、同駅で上り特急列車の通過待ち合わせをする際、特急列車が使用します。
ここで一般的な駅と矛盾が生じますが、2番線は副本線にも関わらず、上り特急列車の待避の際、特急列車側が同線を使用します。通常であれば、駅で後続の列車を待避する際は、待避する側の列車が副本線及びそのホームに停車します。同駅下りについては、この機能を有しています。
では実際にどのような構造になっているか、過去に撮影した写真を交えて紹介します。

写真は昨夏に撮影した特急「ライラック10号」の厚別駅通過シーンです。写真のように列車が入線してきて・・・

厚別駅進入前に2番線の副本線側へポイントをわたり、

1番線(本線側)に停車中の普通列車を追い抜いていきます。普通列車は今はなき、大谷翔平ラッピング編成ですね。
上り線は本線側にホームを有しており、この関係で特急列車は副本線へ一旦よけて通過するという珍しいシーンを確認することができます。ポイントをわたるので通過速度も遅く、申し訳なさそうに気を遣って通過していくという雰囲気です。
午前中や夕方を中心にみられ、冬期でも明るい時間帯に確認することができます。
なぜこのような構造になっているかについて調べることはできませんでしたが、下り(岩見沢方面)については、高速化に合わせて待避線を新たに整備した背景があるようで、2番線も元々は列車の待避のために設けられた線路ではないのかもしれませんね。
もしよろしければ、コメントにて教えていただけると幸いです。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
-
733系3000番台B-3108編成+B-3208編成、B-3109編成+B-3209編成が甲種輸送で札幌に到着 2018/04/23
-
厚別駅2番線で車両点検を実施していた733系B-102編成 2018/02/10
-
733系3000番台B-3103編成+B-3203編成から大谷翔平ラッピングが剥がされる! 2018/01/05
-