今冬も確認された6両編成の特急「オホーツク」
繁忙期輸送 - 2018年02月12日 (月)
今年も2月に入り、一部の特急「オホーツク」で6両編成が見られました。


写真は2月11日に岩見沢駅で撮影した特急「オホーツク2号」です。車番は一部車両を除いて記録していませんが、グリーン車以外はHET色の車両で揃えられた両端貫通編成でした。
当該編成は前日の10日の特急「オホーツク1号」から営業運転に入りました。
6両編成が今冬の間にまた確認できるのかについては不明です。というのも、2月10日・11日はさっぽろ雪まつり期間中の土曜日・日曜日であり、網走方面では流氷観光シーズンです。前者は2月1日からつどーむ会場で開催していますが、メインは大通・すすきの会場となり、こちらは2月5日からの開幕となりました。
後者は2月3日から3月4日まで流氷観光列車として網走~知床斜里間で「流氷物語号」を1日2往復運転しています。
さっぽろ雪まつり(メインの大通・すすきの会場)と流氷観光が重なる週末は2月の第2週から第3週にかけての10日から12日であり、これら冬期イベントが重なることによるインバウンド効果で急増する外国人観光客の利用増加を見込んだ増結だったと思います。
昨年までは特急「オホーツク1号」とその折り返しとなる特急「オホーツク6号」で2月を中心に6両編成が確認されていました。昨年の3月ダイヤ改正で網走方面の特急列車4往復のうち、2往復が旭川~網走間の運転となり、加えて車両の老朽化によって少ない車両数で運行しなければならなくなりました。
これにより、今冬は旧「オホーツク5号」の運行時間帯に近い特急「大雪3号」と、運用の関係で翌日の特急「オホーツク2号」(今回岩見沢で確認した列車)が、6両編成で運行されることになりました。編成は苗穂運転所(札ナホ)到着後、一部車両を切り離し、11日の特急「オホーツク3号」は所定の4両編成で網走へ向かったようです。
過去には繁忙期輸送時を中心に8両編成がみられましたが、近年は利用者が減少している影響からか、増結を実施しても5両編成まででした。そのような中、2月に6両編成の「オホーツク」というのは、一昨年あたりから再び確認できるようになったと記憶しています。

その理由ですが、2015年まで流氷観光シーズンに合わせてノースレインボーエクスプレスを使用した臨時特急「流氷特急オホーツクの風」が1往復設定されていました。運行時刻は下りは特急「オホーツク1号」と旧「オホーツク3号」の間を、上りは旧「オホーツク6号」と旧「オホーツク8号」の間に設定されていました。晩年は外国人観光客の利用も目立ちました。
ノースレインボーエクスプレスについて、特に他の列車に充当することはなく、臨時特急「流氷特急オホーツクの風」の運行がなくなれば、苗穂運転所で遊休状態になります。設定するにあたって特に問題はないように思われますが、苗穂運転所では別の問題を抱えていました。設定されなくなった理由はおそらく、利用客減少などの理由ではなく、予備車両を確保するためです。
ノースレインボーエクスプレスはリゾート気動車という本来の役割のほかにも、近年は定期列車の代走として稚内・網走方面へ入線することが多く、昨年の3月ダイヤ改正までは車両数が少ない状況の中で稚内・網走方面の特急列車の全てが札幌駅発着だったため、1日に使用する車両数も多い状況でした。
そのため、車両に何らかの不具合が発生した際、予備車両が少ないため、ノースレインボーエクスプレスなどで代走運転を実施しています。
昨年3月のダイヤ改正以降、稚内・網走方面の特急列車の一部を旭川駅発着として1日に使用する車両数をこれまでよりも減らしたため、代走や車両変更はこれまでよりも減少傾向にありますが、万が一に備え、ノースレインボーエクスプレスを待機させている形ではないでしょうか。

こうして、臨時特急「流氷特急オホーツクの風」が設定されなくなって以降、翌シーズンから特急「オホーツク1号」とその折り返しとなる特急「オホーツク6号」の6両編成での運転が見られるようになりました。おそらく、臨時列車の設定がなくなったため、輸送力増強のための代替措置でしょう。
「オホーツク」で使用されていたスラントノーズ車の大半が昨年の3月ダイヤ改正を機に営業運転から撤退しており、今年は同じ6両編成でありながら、両端貫通編成とまた一味違った編成を確認することができました。
以前掲載した記事のとおり、管理者は現行の「オホーツク」・「大雪」の両端貫通編成が気に入っています。両端の先頭車が貫通型で揃えられていることや、「北斗」とは違って平屋タイプのグリーン車が連結されるため、編成中の一部車両がハイデッカーグリーン車のように突起した編成ではないため、屋根の高さが揃っており、見栄えもよいです。これでグリーン車がHET色であれば編成全体で外装色も統一されるのでさらに見栄えがよくなると思います。
来年以降も臨時特急「流氷特急オホーツクの風」が設定されない今冬のような状況となれば、6両編成での運行も期待できます。しかし、グリーン車として使用するキロハ182形0番台は今年度限りで引退となるため、今回確認した編成は1シーズンで見納めになってしまいそうです。
当日は札幌や江別では、ところによって吹雪や雪が降ったり止んだりしていました。ライブカメラを確認し、岩見沢方面が曇りだったので、岩見沢駅での撮影になりました。列車は数分遅れ、結果的に雪が少し降っていましたが、それでも編成全体を十分見渡せるので満足のいく写真が撮影できました。
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写真は2月11日に岩見沢駅で撮影した特急「オホーツク2号」です。車番は一部車両を除いて記録していませんが、グリーン車以外はHET色の車両で揃えられた両端貫通編成でした。
当該編成は前日の10日の特急「オホーツク1号」から営業運転に入りました。
6両編成が今冬の間にまた確認できるのかについては不明です。というのも、2月10日・11日はさっぽろ雪まつり期間中の土曜日・日曜日であり、網走方面では流氷観光シーズンです。前者は2月1日からつどーむ会場で開催していますが、メインは大通・すすきの会場となり、こちらは2月5日からの開幕となりました。
後者は2月3日から3月4日まで流氷観光列車として網走~知床斜里間で「流氷物語号」を1日2往復運転しています。
さっぽろ雪まつり(メインの大通・すすきの会場)と流氷観光が重なる週末は2月の第2週から第3週にかけての10日から12日であり、これら冬期イベントが重なることによるインバウンド効果で急増する外国人観光客の利用増加を見込んだ増結だったと思います。
昨年までは特急「オホーツク1号」とその折り返しとなる特急「オホーツク6号」で2月を中心に6両編成が確認されていました。昨年の3月ダイヤ改正で網走方面の特急列車4往復のうち、2往復が旭川~網走間の運転となり、加えて車両の老朽化によって少ない車両数で運行しなければならなくなりました。
これにより、今冬は旧「オホーツク5号」の運行時間帯に近い特急「大雪3号」と、運用の関係で翌日の特急「オホーツク2号」(今回岩見沢で確認した列車)が、6両編成で運行されることになりました。編成は苗穂運転所(札ナホ)到着後、一部車両を切り離し、11日の特急「オホーツク3号」は所定の4両編成で網走へ向かったようです。
過去には繁忙期輸送時を中心に8両編成がみられましたが、近年は利用者が減少している影響からか、増結を実施しても5両編成まででした。そのような中、2月に6両編成の「オホーツク」というのは、一昨年あたりから再び確認できるようになったと記憶しています。

その理由ですが、2015年まで流氷観光シーズンに合わせてノースレインボーエクスプレスを使用した臨時特急「流氷特急オホーツクの風」が1往復設定されていました。運行時刻は下りは特急「オホーツク1号」と旧「オホーツク3号」の間を、上りは旧「オホーツク6号」と旧「オホーツク8号」の間に設定されていました。晩年は外国人観光客の利用も目立ちました。
ノースレインボーエクスプレスについて、特に他の列車に充当することはなく、臨時特急「流氷特急オホーツクの風」の運行がなくなれば、苗穂運転所で遊休状態になります。設定するにあたって特に問題はないように思われますが、苗穂運転所では別の問題を抱えていました。設定されなくなった理由はおそらく、利用客減少などの理由ではなく、予備車両を確保するためです。
ノースレインボーエクスプレスはリゾート気動車という本来の役割のほかにも、近年は定期列車の代走として稚内・網走方面へ入線することが多く、昨年の3月ダイヤ改正までは車両数が少ない状況の中で稚内・網走方面の特急列車の全てが札幌駅発着だったため、1日に使用する車両数も多い状況でした。
そのため、車両に何らかの不具合が発生した際、予備車両が少ないため、ノースレインボーエクスプレスなどで代走運転を実施しています。
昨年3月のダイヤ改正以降、稚内・網走方面の特急列車の一部を旭川駅発着として1日に使用する車両数をこれまでよりも減らしたため、代走や車両変更はこれまでよりも減少傾向にありますが、万が一に備え、ノースレインボーエクスプレスを待機させている形ではないでしょうか。

こうして、臨時特急「流氷特急オホーツクの風」が設定されなくなって以降、翌シーズンから特急「オホーツク1号」とその折り返しとなる特急「オホーツク6号」の6両編成での運転が見られるようになりました。おそらく、臨時列車の設定がなくなったため、輸送力増強のための代替措置でしょう。
「オホーツク」で使用されていたスラントノーズ車の大半が昨年の3月ダイヤ改正を機に営業運転から撤退しており、今年は同じ6両編成でありながら、両端貫通編成とまた一味違った編成を確認することができました。
以前掲載した記事のとおり、管理者は現行の「オホーツク」・「大雪」の両端貫通編成が気に入っています。両端の先頭車が貫通型で揃えられていることや、「北斗」とは違って平屋タイプのグリーン車が連結されるため、編成中の一部車両がハイデッカーグリーン車のように突起した編成ではないため、屋根の高さが揃っており、見栄えもよいです。これでグリーン車がHET色であれば編成全体で外装色も統一されるのでさらに見栄えがよくなると思います。
来年以降も臨時特急「流氷特急オホーツクの風」が設定されない今冬のような状況となれば、6両編成での運行も期待できます。しかし、グリーン車として使用するキロハ182形0番台は今年度限りで引退となるため、今回確認した編成は1シーズンで見納めになってしまいそうです。
当日は札幌や江別では、ところによって吹雪や雪が降ったり止んだりしていました。ライブカメラを確認し、岩見沢方面が曇りだったので、岩見沢駅での撮影になりました。列車は数分遅れ、結果的に雪が少し降っていましたが、それでも編成全体を十分見渡せるので満足のいく写真が撮影できました。
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