ようこそ北海道へ~Welcome to Hokkaido 第2弾!
その他あれこれ - 2018年03月08日 (木)
昨夏、新千歳空港駅ホームに面白い掲示物があると紹介しました。

「ようこそ北海道へ~Welcome to Hokkaido」と題されたこの掲示物は道内では新千歳空港駅だけでしか確認できないのではないでしょうか。
道内で活躍する定期特急列車の顔が揃えられている大変興味深い掲示物です。
ダイヤ改正を前に、当該掲示物も更新されていました。

2枚目の写真が新しい掲示物です。列車の数が従来の10種類から9種類に減らされています。
減らされた分はキハ183系による「北斗」です。3月のダイヤ改正で残る3往復の列車が全てキハ261系1000番台に置き換えられ、札幌~函館間の定期特急列車が全て「スーパー北斗」に統一されます。
それでは、細かく見ていきましょうか。

掲示物の左下の列車から順に確認していきます。まずは、電車と気動車で異なりますが、ほぼ車体形状が同一の789系1000番台、789系0番台、キハ261系1000番台です。
実は更新された掲示物のもう1つの注目点として、キハ281系もラインナップから外れ、キハ261系1000番台が2種類に増え、「スーパー北斗」も同車で紹介されるようになりました。
キハ281系やキハ283系においても、今後10年程度かけて特急気動車をキハ261系に一本化されることは、2015年12月の時点で既に報道されています。キハ261系の今年度の増備分はキハ183系による「北斗」の置き換え分となりますが、来年度以降からは、残るキハ183系とキハ281系、キハ283系を置き換える分が順次製造されていくようです。
こうした掲示物についても、定期的に更新されていくとはいえ、極力長く使うというのが一般的な考え方ではないでしょうか。これまで札幌~函館間の定期特急列車は、長年キハ281系による「スーパー北斗」が一番多く設定されてきましたが、3月ダイヤ改正で同車の運行数をキハ261系による「スーパー北斗」が上回ることになります。こうした理由もあるかもしれませんが、今回新たに、キハ281系がラインナップから外れた以上、同車の活躍はそう長くはないのかもしれませんね。

次に、キハ283系とキハ261系1000番台(スーパーとかち)、785系です。
キハ281系とは逆に、将来性が危うい785系についてはラインナップに残りました。同車は、昨年3月のダイヤ改正で札幌~旭川間の営業運転を撤退したと同時に、登場時から基本編成を組んでいた5両編成×5本については廃車・解体されました。残る5両編成×2本については、uシート車を除き、当初は付属編成として使用されていた車両で、付属編成時代における基本編成との走行距離の差の関係で引き続き活躍しています。
報道では、2018年度末までに785系は全て引退するという報道がされましたが、あくまで車両の老朽取替や赤字路線・線区の維持困難という、JR北海道が大きく方向転換をする前の話であり、残る785系を廃車としてしまうと、789系1000番台は「カムイ」、「すずらん」、「ライラック」の代走などを一挙に引き受けることは困難となります。
掲示物を極力長く使うという意味では、当初の報道から一転して、再来年度以降も引き続き使用するのかもしれませんね。

最後に、右下が道北特急となっています。キハ281系はラインナップから消えても、網走方面は「オホーツク」と「大雪」で別のキハ183系のイラストが用意されていますね。おそらく、ヘッドマークが異なるためでしょう。
ヘッドマークが固定式のキハ261系0番台「宗谷」・「サロベツ」は1つにまとめられていますね。
単純に北海道の地図を載せて定期特急列車を横に並べただけのシンプルな掲示物ですが、個人的にはかなりセンスのあるものだと思います。インバウンド需要が急増している昨今、外国人観光客向けに列車名の下にローマ字も併記するとより完成度が高いものになりますね。
あと1点だけ気づいたこととすれば、掲示物を極力長く使うという意味で、「スーパー北斗」や「スーパーおおぞら」、「スーパーとかち」は、現行の「スーパー」がついた状態で紹介されていることから、速度や所要時間が延びようと引き続き「スーパー」を使っていくのかもしれませんね。
冒頭のとおりですが、当該掲示物は新千歳空港駅ホームで確認することができます。皆さんもぜひ立ち寄った際は確認してみてください。
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「ようこそ北海道へ~Welcome to Hokkaido」と題されたこの掲示物は道内では新千歳空港駅だけでしか確認できないのではないでしょうか。
道内で活躍する定期特急列車の顔が揃えられている大変興味深い掲示物です。
ダイヤ改正を前に、当該掲示物も更新されていました。

2枚目の写真が新しい掲示物です。列車の数が従来の10種類から9種類に減らされています。
減らされた分はキハ183系による「北斗」です。3月のダイヤ改正で残る3往復の列車が全てキハ261系1000番台に置き換えられ、札幌~函館間の定期特急列車が全て「スーパー北斗」に統一されます。
それでは、細かく見ていきましょうか。

掲示物の左下の列車から順に確認していきます。まずは、電車と気動車で異なりますが、ほぼ車体形状が同一の789系1000番台、789系0番台、キハ261系1000番台です。
実は更新された掲示物のもう1つの注目点として、キハ281系もラインナップから外れ、キハ261系1000番台が2種類に増え、「スーパー北斗」も同車で紹介されるようになりました。
キハ281系やキハ283系においても、今後10年程度かけて特急気動車をキハ261系に一本化されることは、2015年12月の時点で既に報道されています。キハ261系の今年度の増備分はキハ183系による「北斗」の置き換え分となりますが、来年度以降からは、残るキハ183系とキハ281系、キハ283系を置き換える分が順次製造されていくようです。
こうした掲示物についても、定期的に更新されていくとはいえ、極力長く使うというのが一般的な考え方ではないでしょうか。これまで札幌~函館間の定期特急列車は、長年キハ281系による「スーパー北斗」が一番多く設定されてきましたが、3月ダイヤ改正で同車の運行数をキハ261系による「スーパー北斗」が上回ることになります。こうした理由もあるかもしれませんが、今回新たに、キハ281系がラインナップから外れた以上、同車の活躍はそう長くはないのかもしれませんね。

次に、キハ283系とキハ261系1000番台(スーパーとかち)、785系です。
キハ281系とは逆に、将来性が危うい785系についてはラインナップに残りました。同車は、昨年3月のダイヤ改正で札幌~旭川間の営業運転を撤退したと同時に、登場時から基本編成を組んでいた5両編成×5本については廃車・解体されました。残る5両編成×2本については、uシート車を除き、当初は付属編成として使用されていた車両で、付属編成時代における基本編成との走行距離の差の関係で引き続き活躍しています。
報道では、2018年度末までに785系は全て引退するという報道がされましたが、あくまで車両の老朽取替や赤字路線・線区の維持困難という、JR北海道が大きく方向転換をする前の話であり、残る785系を廃車としてしまうと、789系1000番台は「カムイ」、「すずらん」、「ライラック」の代走などを一挙に引き受けることは困難となります。
掲示物を極力長く使うという意味では、当初の報道から一転して、再来年度以降も引き続き使用するのかもしれませんね。

最後に、右下が道北特急となっています。キハ281系はラインナップから消えても、網走方面は「オホーツク」と「大雪」で別のキハ183系のイラストが用意されていますね。おそらく、ヘッドマークが異なるためでしょう。
ヘッドマークが固定式のキハ261系0番台「宗谷」・「サロベツ」は1つにまとめられていますね。
単純に北海道の地図を載せて定期特急列車を横に並べただけのシンプルな掲示物ですが、個人的にはかなりセンスのあるものだと思います。インバウンド需要が急増している昨今、外国人観光客向けに列車名の下にローマ字も併記するとより完成度が高いものになりますね。
あと1点だけ気づいたこととすれば、掲示物を極力長く使うという意味で、「スーパー北斗」や「スーパーおおぞら」、「スーパーとかち」は、現行の「スーパー」がついた状態で紹介されていることから、速度や所要時間が延びようと引き続き「スーパー」を使っていくのかもしれませんね。
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