札幌~旭川間で活躍した785系の解体が始まった1年前
785・789系 - 2018年03月12日 (月)
1年前のこの時期は、札幌~旭川間で活躍した785系の解体が始まったころです。




その前に、札幌~旭川間の営業運転を終えた4日後の3月7日には試1192レにて、NE-3編成が廃車回送第一弾として苗穂にやってきました。

そして、3月10日あたりから、785系の解体作業が始まりました。
このとき廃車・解体は1990年の営業運転開始当初から基本編成を組んでいた5両編成×5本が該当し、NE-3編成から解体作業に入りました。編成のトップナンバーではありませんが、2005年から実施されたリニューアル工事施行第一弾の編成です。




苗穂工場敷地内にある鉄道技術館の一般開放日でした。施設のすぐ横で785系NE-3編成の解体作業が実施されており、それを間近で見物することができました。


札幌方先頭車「クハ785-3」の最後の様子ですが、最後の最後は哀れな姿となってしまいました。



最後の写真3枚は、ダイヤ改正を前に営業運転から撤退したNE-1編成です。こちらが営業運転開始当初から基本編成を組むトップナンバー車です。
ダイヤ改正前から営業運転に入ることはなくなり、所属先だった札幌運転所(札サウ)の稲穂駅側にひっそりと留置されていました。後に現地で行先表示器も取り外されて同じく苗穂工場へ回送されています。
解体している様子などをみている限りでは、まだまだ使えるような雰囲気を出していました。ステンレスボディを採用しているせいか、外見からその劣化具合というのが判別できません。JR化後はステンレスのボディを採用している鉄道車両が多くあるので、こうして車両が引退して解体作業を目の当たりにするたびに、勿体ないような雰囲気が出しながらスクラップと化していくことになるでしょう。
785系は残り5両編成×2本の計10両のみとなりました。現役の車両は、営業運転開始当初は付属編成として活躍し、2002年の新千歳空港駅乗り入れに伴い、2つの付属編成にuシート車を組み込んで5両編成としました。残っている理由としては、付属編成時代の走行距離の関係があるようです。
785系の今後について、2018年度末をもって全て引退することが地元メディアによって報じられています。報道が現実のものとなれば、来年の3月のダイヤ改正あたりに残る付属編成同士を活用したNE-501編成とNE-502編成は引退することになります。
しかし、報道された時期はJR北海道が大きく進路転換をする以前の話です。785系が完全に引退すると、789系1000番台が車両不足に陥りやすくなることは言うまでもなく、一方で代替車両を製造する話題もありませんから、残る2編成の動向は現時点ではわからないというのが管理者の見解です。
いずれにしても、2018年度末で引退という報道が過去に出されているので、それが現実になっても悔いのないように日々記録するなり、乗車するなりして785系の晩年を良き思い出として残せるように準備しておいた方が無難です。
今月末に発表される新年度の事業計画で明らかにされるかどうか注目です。
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そして、3月10日あたりから、785系の解体作業が始まりました。
このとき廃車・解体は1990年の営業運転開始当初から基本編成を組んでいた5両編成×5本が該当し、NE-3編成から解体作業に入りました。編成のトップナンバーではありませんが、2005年から実施されたリニューアル工事施行第一弾の編成です。




苗穂工場敷地内にある鉄道技術館の一般開放日でした。施設のすぐ横で785系NE-3編成の解体作業が実施されており、それを間近で見物することができました。


札幌方先頭車「クハ785-3」の最後の様子ですが、最後の最後は哀れな姿となってしまいました。



最後の写真3枚は、ダイヤ改正を前に営業運転から撤退したNE-1編成です。こちらが営業運転開始当初から基本編成を組むトップナンバー車です。
ダイヤ改正前から営業運転に入ることはなくなり、所属先だった札幌運転所(札サウ)の稲穂駅側にひっそりと留置されていました。後に現地で行先表示器も取り外されて同じく苗穂工場へ回送されています。
解体している様子などをみている限りでは、まだまだ使えるような雰囲気を出していました。ステンレスボディを採用しているせいか、外見からその劣化具合というのが判別できません。JR化後はステンレスのボディを採用している鉄道車両が多くあるので、こうして車両が引退して解体作業を目の当たりにするたびに、勿体ないような雰囲気が出しながらスクラップと化していくことになるでしょう。
785系は残り5両編成×2本の計10両のみとなりました。現役の車両は、営業運転開始当初は付属編成として活躍し、2002年の新千歳空港駅乗り入れに伴い、2つの付属編成にuシート車を組み込んで5両編成としました。残っている理由としては、付属編成時代の走行距離の関係があるようです。
785系の今後について、2018年度末をもって全て引退することが地元メディアによって報じられています。報道が現実のものとなれば、来年の3月のダイヤ改正あたりに残る付属編成同士を活用したNE-501編成とNE-502編成は引退することになります。
しかし、報道された時期はJR北海道が大きく進路転換をする以前の話です。785系が完全に引退すると、789系1000番台が車両不足に陥りやすくなることは言うまでもなく、一方で代替車両を製造する話題もありませんから、残る2編成の動向は現時点ではわからないというのが管理者の見解です。
いずれにしても、2018年度末で引退という報道が過去に出されているので、それが現実になっても悔いのないように日々記録するなり、乗車するなりして785系の晩年を良き思い出として残せるように準備しておいた方が無難です。
今月末に発表される新年度の事業計画で明らかにされるかどうか注目です。
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