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キハ261系「スーパー北斗」化された1番列車!特急「スーパー北斗8号」・特急「スーパー北斗3号」

昨日17日のダイヤ改正初日から札幌~函館間の定期特急列車は全て「スーパー北斗」となりました。

今回スーパー化&キハ261系化された1番列車を上り列車、下り列車ともに撮影してきたので紹介します。



キハ261系化された1番列車を苫小牧駅で撮影してみました。今冬に何度か足を運びましたが、特急「北斗8号」と特急「北斗3号」の発車時刻が近いことを知り、スーパー化されても発車時刻は大幅に変わるわけではないので、同駅での撮影に至りました。

案内表示板も今回スーパー化された1番列車同士が同時に表示されるので苫小牧駅は条件的には好都合でした。



まずはスーパー化された上り1番列車である特急「スーパー北斗8号」です。運用変更等の可能性も視野に入れていましたが、結局前日臨時「北斗91号」のスジで送り込まれた編成がそのまま充当されました。

2017年度に増備されたST-1111編成、ST-1211編成で両端を固めたオール新色の7両編成でした。



およそ20分後には、これまたスーパー化された下り1番列車である特急「スーパー北斗3号」が到着しました。こちらは2016年度に増備されたST-1110編成、ST-1210編成で両端を固めたオール新色の7両編成でした。

後日紹介したいと思いますが、中間に今年度増備された車両も含まれていました。

新しく充当されるようになった2運用とも、初日はオール新色編成で運行されました。JR北海道ではダイヤ改正などの記念すべき日にこうしたパフォーマンス(人目がつくような運用)を披露してくれますね。

近年では、2016年3月の北海道新幹線開業時、キハ261系による「スーパー北斗」だけ10両編成で運行されました。それもその週末のみならず、5月のゴールデンウィーク輸送期間終了まで連日10両編成が組まれていましたね。

ほかにも面白いことがあり、新車を営業運転に充当する場合、一部例外はありましたが、7のつく日から営業運転を開始する傾向があります。

過去のキハ261系の例だと、2009年10月ダイヤ改正時、札幌~帯広間からキハ183系が撤退させました。ダイヤ改正数日間は既存車でやり繰りしていましたが、10月7日から増備されたST-1103編成、ST-1203編成を中心とした編成が充当されましたね。

また、2013年11月のダイヤ改正時、2011年5月の石勝線脱線火災事故の代替としてキハ261系1000番台が6両製造されました。「スーパーおおぞら」の減便もあり、結果的に「スーパーとかち」の投入のみで完結したダイヤ改正ですが、同ダイヤ改正においても、11月7日から増備されたST-1104編成、ST-1204編成を中心とした編成が本格的に充当されましたね。

ここでの本格的とは、実は8月1日からST-1204編成が一足先に営業運転に入ったことがありました。これは、同年7月22日に特急「スーパーとかち1号」が根室本線を走行中、4両編成中3両目の車両のディーゼルエンジンから発煙や油漏れがあり、その代替として急遽運用に入った形となります。

本来であればキハ183系などで代走運転を実施するのがこれまでの流れでしたが、キハ183系による「北斗」が走行中に出火した事故を受け、札幌~函館間の定期特急列車が大打撃を受けていた時期と重なり、キハ183系は使用できる車両を優先的に函館方面に回している状況でした。これによって実現した形となります。

話題は逸れてしまいましたが、このように、日付やダイヤ改正日などの記念すべき日にはそうした動きがこれまでにも見られましたね。

定期特急列車12往復が全て「スーパー北斗」化されたとはいえ、札幌~函館間の所要時間をみてみると、列車によっては30分程度の差が生じています。どちらかというと、所要時間を短縮するという意味でのスーパー化ではなく、車種統一によるものイメージアップを図るためが主な理由と思われます。

鉄道ファンでない一般の利用客がいちいち時刻表を細かく調べることをするでしょうか?「スーパー北斗」とすることで速いというイメージを持たせると同時に、新車効果という価値を付加させることで従来からの大幅なイメージアップを図っているというのが一番のポイントです。

また、逆にスーパーを外してしまえば、同じ車両を札幌~帯広間で「スーパーとかち」として使用している以上、こちらもスーパーを外さないと示しがつきません。さらに、「スーパーおおぞら」も所要時間が同じ程度になってしまっている以上、こちらもスーパーをつける理由がなくなり、こちらも区別をするうえで示しがつかなくなります。

こうした物事の波及処理や手間を抑制するためにも従来と同じ「スーパー北斗」で充当した方が変更箇所も少なく対応することができますね。

ダイヤ改正以降もキハ281系充当列車の方が同じ「スーパー北斗」でも所要時間が短い傾向にあり、列車によって30分程度の差があります。しかし、キハ281系だと保有する車両数が少なく、繁忙期における増結が実施できません。昨今の利用増加が目立つインバウンド需要で対応しやすいのは、所要時間が延びる傾向にありながらも増結用車両を多く有するキハ261系です。

今後は道内においても、格安航空LCCが脅威になってくると予想し、現状の運行体系では厳しくなると予想しています。やはり、速達化とともに歩んできたJR北海道である以上、減速運転を実施しながら現状よりも一定の速達化は必要です。

ですが、車両に大きく負荷をかけるような無理な速達化は避けると同時に、繁忙期においても増加傾向にあるインバウンド需要に対応しやすい体制とすることが、今後求められる理想の「スーパー北斗」です。

管理者の希望としては、全列車を3時間30分台で運行し、増解結を難なく対応できる体制がよいと考えています。将来的には、札幌運転所(札サウ)配置の増結用中間車を増やし、かつて実施していたようなキハ283系を増結車両として組み込む体制こそが利用客の変動により柔軟に対応でき、輸送適正化という意味でも大きく貢献すると期待しています。

キハ261系は特に「スーパー北斗」充当時は速達化を避けているようなダイヤ、傾向がみられますが、その理由が一体なんなのか調べてみる必要がありそうです。いずれにしても、まずは全ての定期特急列車を「スーパー北斗」として、札幌~函館間の特急列車の新しい門出になると同時に、今後の活躍・発展に期待しましょう。











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