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キハ183系『北海道・鉄道史の誇り。往年の「特急おおぞら」を国鉄色で未来へ』プロジェクトが終了



1月1日から3カ月弱にわたって実施された北海道の安平町(あびらちょう)でキハ183系スラントノーズ車を保存すべく、北海道鉄道観光資源研究会が主催のクラウドファンディング『北海道・鉄道史の誇り。往年の「特急おおぞら」を国鉄色で未来へ』プロジェクトが3月30日(金)の23時をもって終了しました。



最終的に集まった支援額は1378万円でした。

キハ183系スラントノーズ車を保存すべく、北海道鉄道観光資源研究会が主催のクラウドファンディング『北海道・鉄道史の誇り。往年の「特急おおぞら」を国鉄色で未来へ』プロジェクトは、冒頭のとおり、今年の元旦から始まりました。同研究会は3年前にも711系の保存の際、クラウドファンディングで目標金額を達成し、見事岩見沢に711系2両を展示することに成功しました。

しかし、711系保存の際は岩見沢運転所に疎開されていた711系の保存を視野に入れ、輸送費を極力抑えたことなどで支援金額を234万円とし、日数が今回よりもはるかに少ない21日間での挑戦でした。ですが、それも見事に成し遂げ、最終的に412万9千円の支援が募り、支援超過分はその後の整備費用に充て、末永く保存する計画がされ、市内に静態保存されています。


そしてこの度、第一の目標金額を711系から比べておよそ3倍となる610万円を掲げ、支援を募集しました。すると、早くも1月9日に610万円を基準とした場合の支援金額が50%に達し、支援開始から1カ月も経過しない1月29日の午前10時で第一の目標金額である610万円に達し、見事キハ183系スラントノーズ車を1両保存することが決定しました。





この時点で保存が決定したのが「キハ183-214」で、一般車のスラントノーズ車としては一番最後まで営業運転に入っていた車両になります。同車を2019年4月開業予定の道の駅「あびらD51ステーション」に展示保存することが決まりました。

しかし、これでプロジェクトが終了ではありませんでした。可能であれば、安平町鉄道資料館(旧追分機関区)にさらにもう1両展示する計画があり、2両目を保存するには1,100万円が必要でした。



しかし、日を追うごとに上昇の仕方は鈍くなっていき、3月上旬の時点では、残念ながら2両目の保存を実現するには程遠い支援金額でした。ですが、そこから一気に盛り返し、3月20日の深夜0時の時点でついに最終目標金額の1,100万円に到達し、2両目の保存が決定しました。



最終目標金額達成にあたり、「キハ183-220」も購入することが可能となり、新たに保存車両の仲間入りを果たしました。同車については、上述のとおり、安平町鉄道資料館(旧追分機関区)に展示する予定です。こちらは室内に展示される計画のようで、一年を通じて北海道の厳しい雨風や積雪から守られ、程度のよい状態で末永く保存されることでしょう。

無事に支援が集まりましたが、クラウドファンディング終了まで10日ほど残されていました。最後までプロジェクトを走り切りたいということで、さらにもう一度だけゴールが再設定されました。

鉄道資料の保存や展示を実施するに際し、導入後も運営や整備のため資金が必要です。超過分の支援は保存が決まった「キハ183-214」、「キハ183-220」の2両の貴重な資料を有効に活用しつつ、北海道の厳しい気候の中でも可能な限り綺麗な状態で維持・保存していくための運営・設備費として使用するようです。これは711系の際と同じでしたね。

ということで、保存する車両がスラントノーズ車ということで最終目標金額をキハ183系0番台ということで1,830万円に再設定されました。

そして最終的に、1378万円の支援が集まりました。

情報も次々と更新されており、保存への夢は大きく、

・安平町鉄道資料館(旧追分機関区)に展示保存する「キハ183-220」は、エンジンがかかるような保存をしたい

・JNRのエンブレムを型をつくって再生したい

・側窓のポリカーボネート板を撤去してオリジナルに近い状態に戻したい

・道の駅「あびらD51ステーション」に展示保存する「キハ183-214」は、機器室の内装をプレイルームにしたい



単に廃車になった車両を保存するだけでなく、人と交流できる場としても期待され、その保存方法にも極力元の状態に復元するなどのこだわりを感じます。このあたりも可能であればぜひとも実現してほしいところです。


今回の同プロジェクトの達成にあたり、道内のみならず、道外の方からも多くの支援をいただきました。まずは管理者も北海道の鉄道ファンとして、一道民として、支援をしていただいた方々に感謝申し上げる次第です。本当にありがとうございました。

北海道では、本州のような本格的な鉄道博物館が存在せず、車両を保存する動きが外部でなければそのまま解体という道を辿ります。前回実施した711系にしても、今回実施したキハ183系にしても、北海道鉄道観光資源研究会が中心となり、車両の保存先の調整や支援金を募集しなければ、間違いなく711系にしてもキハ183系の初期車は完全に消滅していたことでしょう。同研究会がクラウドファンディングを通じて車両の保存を成功したのは今回で2例目になり、今後もJR北海道では車両の老朽化とともに車慮メンテナンス向上を図り、車種の統一を実施していくことから、今回のようなクラウドファンディングによる車両の保存の必要性を強く感じる次第です。

今後も今回のような車両を保存する動きがあると思われ、そうした場合には自己満足のブログでありながら、情報を発信できる一ツールとして当ブログも少なからず役立てると思うので、その際は今回のように情報を発信していき、車両保存に向けて協力していく次第です。

改めて北海道鉄道観光資源研究会の関係者の皆様、ならびに支援をしていただいた方々感謝申し上げる次第です。ありがとうございました。

先日ようやく711系の保存状態を確認しに行くことができました。ぜひともキハ183系が保存された際もその様子を確認しに行きたいと思います。



最後に、スラントノーズ車の定期営業運転は終了してしまいましたが、本日3月31日(土)に旭川駅でキハ183系旭山動物園号の内覧会が実施されます。



参考URL:http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/news-blog/osirase/d063673.html(旭山動物園ホームページより)

参考URL:http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/452/453/454/d063665.html(旭川市ホームページより)


実施理由は、キハ183系旭山動物園号が札幌方面から旭山動物園へのアクセス列車という役割だったため、旭川市民が乗車・利用する機会は少なく、最後に市民向けということで車両が開放されるようです。キハ183系スラントノーズ車による最後のイベントになるでしょう。

車両はおそらく、札幌の苗穂運転所(札ナホ)から回送されると思われます。回送運転ですが、本当に最後の本線の走行になりそうです。急遽発表されたとはいえ、同プロジェクト終了に合わせてスラントノーズ車も本線上での活躍を終え、静態保存に向けて再出発するということで、2017年度は特別な年度末になりそうですね。











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