本当のラストラン!キハ183系旭山動物園号旭川駅内覧会開催の送り込み回送シーン
キハ183系 - 2018年04月01日 (日)
3月31日に旭川駅で市民向けにキハ183系旭山動物園号の内覧会が実施されました。
地方では知りませんが、おそらく、現行の外装になってから公式に内覧会というのは実施されたことがないと思います。昨日旭川駅で実施した内覧会が現行の外装で最初で最後だったのではないでしょうか。
公式に予定されていた内覧会としては、2013年7月7日に車両デザインの一新(現行の外装へリニューアル)に伴う一般客へのお披露目が同日午後から札幌駅9番線で実施される予定でしたが、前日の6日に特急「北斗14号」運行中にエンジン付近から出火する事故を起こし、自粛の意味を兼ねて直前になって中止されたことがありました。出火事故後、特急「旭山動物園号」として無事に営業運転は開始したものの、そのムードは必ずしも明るいものではありませんでした。
さらに、営業運転開始直後に特急「スーパーおおぞら3号」の配電盤出火トラブルが発生し、定期特急列車の運行そのものが窮地に陥っていた最中、減速・減便ダイヤが同年11月から施行されるなど、まさにJR北海道が破天荒の中でリニューアルを実施して再出発した年でしたね。
その後は定期特急列車として使用する車両の不足が顕著になり、代走車両として重宝されました。晩年はキハ183系の老朽・劣化の問題が深刻化し、ついに引退となってしまいました。外装がユニークで鉄道ファンのみならず、一般の方々、利用客からも人気のあった車両ですが、残念ながら今年度をもって引退する運びとなりました。
ラストランは先月の24日と25日でしたが、旭川駅での内覧会実施のため、31日は回送列車として札幌~旭川間を1往復しました。様子を確認してきたので紹介したいと思います。
先週のラストランは全国から人が殺到すると予想し、且つスケジュールの関係で撮影は最小限としました。悔いが残ったラストランでしたが、その後コメントをいただき、旭川駅で内覧会を開催するということでようやくチャンスが訪れ、我慢した甲斐がありました。
何ごとも焦らずに待てば、その瞬間(とき)は訪れるものですね。

年度末のスケジュールから解放されたため、31日は丸1日スケジュールを空けておきました。ある程度回送される時間を想定し、早起きして苗穂駅へ行きました。
すると、朝日に照らされて苗穂運転所(札ナホ)構内で待機しているキハ183系旭山動物園号を確認することができました。

その後平和駅へ移動し、キハ183系旭山動物園号を撮影しました。おそらく、特急「フラノラベンダーエクスプレス3号」のスジで途中まで回送されたことでしょう。

内覧会終了後はすぐに札幌方面へ回送されたという情報をキャッチし、大麻駅で撮影してみました。
今回は苗穂駅、平和駅、大麻駅で撮影しましたが、本当のラストランの割には人はほとんど確認されず、快適に余裕をもって撮影することができました。
しかし、旭川駅ではホームや改札とホームの間の中2階まで内覧会の希望者でごった返し、入場規制も実施されていたようです。札幌圏とはえらい違いだったようです。
客扱いをしなかったとはいえ、昨日の回送列車として札幌~旭川間を1往復走行したのが本当の本線上のラストランとなったことでしょう。同時に、本線上を走行する最後のスラントノーズ車となったと思います。まもなく廃車手続きが開始され、解体または地方へ疎開されると思われます。
こうしてまたユニークな車両が消えてしまうのは残念ですが、以前掲載した記事のとおり、「引退=終わり」ではなく、車両メンテナンスなどの効率化に向けたJR北海道の新たな門出になるものと期待しています。
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地方では知りませんが、おそらく、現行の外装になってから公式に内覧会というのは実施されたことがないと思います。昨日旭川駅で実施した内覧会が現行の外装で最初で最後だったのではないでしょうか。
公式に予定されていた内覧会としては、2013年7月7日に車両デザインの一新(現行の外装へリニューアル)に伴う一般客へのお披露目が同日午後から札幌駅9番線で実施される予定でしたが、前日の6日に特急「北斗14号」運行中にエンジン付近から出火する事故を起こし、自粛の意味を兼ねて直前になって中止されたことがありました。出火事故後、特急「旭山動物園号」として無事に営業運転は開始したものの、そのムードは必ずしも明るいものではありませんでした。
さらに、営業運転開始直後に特急「スーパーおおぞら3号」の配電盤出火トラブルが発生し、定期特急列車の運行そのものが窮地に陥っていた最中、減速・減便ダイヤが同年11月から施行されるなど、まさにJR北海道が破天荒の中でリニューアルを実施して再出発した年でしたね。
その後は定期特急列車として使用する車両の不足が顕著になり、代走車両として重宝されました。晩年はキハ183系の老朽・劣化の問題が深刻化し、ついに引退となってしまいました。外装がユニークで鉄道ファンのみならず、一般の方々、利用客からも人気のあった車両ですが、残念ながら今年度をもって引退する運びとなりました。
ラストランは先月の24日と25日でしたが、旭川駅での内覧会実施のため、31日は回送列車として札幌~旭川間を1往復しました。様子を確認してきたので紹介したいと思います。
先週のラストランは全国から人が殺到すると予想し、且つスケジュールの関係で撮影は最小限としました。悔いが残ったラストランでしたが、その後コメントをいただき、旭川駅で内覧会を開催するということでようやくチャンスが訪れ、我慢した甲斐がありました。
何ごとも焦らずに待てば、その瞬間(とき)は訪れるものですね。

年度末のスケジュールから解放されたため、31日は丸1日スケジュールを空けておきました。ある程度回送される時間を想定し、早起きして苗穂駅へ行きました。
すると、朝日に照らされて苗穂運転所(札ナホ)構内で待機しているキハ183系旭山動物園号を確認することができました。

その後平和駅へ移動し、キハ183系旭山動物園号を撮影しました。おそらく、特急「フラノラベンダーエクスプレス3号」のスジで途中まで回送されたことでしょう。

内覧会終了後はすぐに札幌方面へ回送されたという情報をキャッチし、大麻駅で撮影してみました。
今回は苗穂駅、平和駅、大麻駅で撮影しましたが、本当のラストランの割には人はほとんど確認されず、快適に余裕をもって撮影することができました。
しかし、旭川駅ではホームや改札とホームの間の中2階まで内覧会の希望者でごった返し、入場規制も実施されていたようです。札幌圏とはえらい違いだったようです。
客扱いをしなかったとはいえ、昨日の回送列車として札幌~旭川間を1往復走行したのが本当の本線上のラストランとなったことでしょう。同時に、本線上を走行する最後のスラントノーズ車となったと思います。まもなく廃車手続きが開始され、解体または地方へ疎開されると思われます。
こうしてまたユニークな車両が消えてしまうのは残念ですが、以前掲載した記事のとおり、「引退=終わり」ではなく、車両メンテナンスなどの効率化に向けたJR北海道の新たな門出になるものと期待しています。
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