【代走レポート】4月6日~11日の「宗谷」・「サロベツ」をキハ183系一般車で代走
代走・編成変更 - 2018年04月12日 (木)
4月5日の特急「サロベツ1号」になる編成で車両不具合が発生しました。
その後、同日の上りの特急「宗谷」も運休となりました。翌6日から11日まで「宗谷」と「サロベツ」でキハ183系一般車による代走運転が確認されました。
まずは4月7日に札幌駅で撮影した上りの特急「宗谷」です。
当日はキハ183系による代走運転に加え、宗谷本線内で走行中に鹿と接触した影響により、40分以上遅れて到着しました。この関係で後続の特急「ライラック48号」よりも後の到着となりました。
特急「ライラック48号」は3番線到着から2番線到着に変更され、ちょうど特急「ライラック48号」の回送列車が札幌運転所(札サウ)へ向けて発車したと同時に札幌駅3番線に入線してきました。
注目すべきは、札幌方先頭車として使用された「キハ183-1504」です。先頭部分の塗装が剥がれ、国鉄時代末期から民営化後まで採用されていた「新塗装」と呼ばれる塗装の一部が確認されました。現在はとかち色やHET色に全車両が塗装変更されているため、見ることはできません。
翌8日も代走ということで確認してきました。苗穂運転所(札ナホ)から出区する特急「宗谷」の回送列車です。見た目はほぼ所定の「オホーツク」・「大雪」に似たような編成でした。
先回りして江別駅で下りの特急「宗谷」を撮影しました。
編成は以下の通りでした。
<稚内⇔札幌:キハ183系>
上記の4両編成でした。いずれも苗穂運転所所属車でした。
7日の上りの特急「宗谷」で鹿と接触しましたが、6日から11日まで組み替えを実施せずに充当しました。
ダイヤ改正以降、キハ183系一般車での初の代走運転となりました。最高運転速度120km/h以上の車両で揃えられた編成で代走したのはダイヤ改正直前を入れて2度目になりました。
これまで代走運転では、110km/h運転対応のキハ182形0番台やキハ183形200番台(スラントノーズ車)が充当されるケースが多々ありましたが、昨年度をもってキハ183系のこれら初期車は営業運転から撤退しました。波動用として出力適正化改造を実施した400番台や6月まで活躍するキロハ182形0番台を除き、キハ183系は今年度から120km/h運転対応車でほぼ揃えられたことになります。
前回のダイヤ改正直前の代走の際も110km/h運転対応の400番台車が使用されなかったとすると、代走による遅延の影響を最小限に抑えるべく、あえて120km/h以上の車両で組成しているのかもしれません。実際に今回の代走では車種変更による遅延のアナウンスは少なかった、あるいは確認されなかったと思います。
110km/h対応車が代走運転に使用される場合、上りの特急「宗谷」札幌駅到着時点でこれまで最大で1時間程度の遅延が発生したこともありました。これは、通常使用するキハ261系0番台との性能差が大きいことに加え、稚内駅での折り返し時間が短いため、折り返し列車の遅延をそのまま引きずってしまい、それが札幌駅到着時まで影響していました。
最高運転速度がキハ261系と揃えられたことでこれまでよりも遅延による影響は少なくなることが予想されます。引き続き、キハ261系0番台との性能差や同車の車両不足は解消されず、代走運転が定期的に見られることに変わりありませんが、最高運転速度が引き上げられたキハ183系が充当されることで、遅延の影響がこれまでよりも抑えられた輸送に変化しつつあります。
2018年度に入り、こうした表から見えづらい部分で多少なりとも改善が実施されていますね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓
にほんブログ村
人気ブログランキング
その後、同日の上りの特急「宗谷」も運休となりました。翌6日から11日まで「宗谷」と「サロベツ」でキハ183系一般車による代走運転が確認されました。
まずは4月7日に札幌駅で撮影した上りの特急「宗谷」です。
当日はキハ183系による代走運転に加え、宗谷本線内で走行中に鹿と接触した影響により、40分以上遅れて到着しました。この関係で後続の特急「ライラック48号」よりも後の到着となりました。
特急「ライラック48号」は3番線到着から2番線到着に変更され、ちょうど特急「ライラック48号」の回送列車が札幌運転所(札サウ)へ向けて発車したと同時に札幌駅3番線に入線してきました。
注目すべきは、札幌方先頭車として使用された「キハ183-1504」です。先頭部分の塗装が剥がれ、国鉄時代末期から民営化後まで採用されていた「新塗装」と呼ばれる塗装の一部が確認されました。現在はとかち色やHET色に全車両が塗装変更されているため、見ることはできません。
翌8日も代走ということで確認してきました。苗穂運転所(札ナホ)から出区する特急「宗谷」の回送列車です。見た目はほぼ所定の「オホーツク」・「大雪」に似たような編成でした。
先回りして江別駅で下りの特急「宗谷」を撮影しました。
編成は以下の通りでした。
<稚内⇔札幌:キハ183系>
キハ183-4558 | キハ182-507 | キハ182-512 | キハ183-1504 |
上記の4両編成でした。いずれも苗穂運転所所属車でした。
7日の上りの特急「宗谷」で鹿と接触しましたが、6日から11日まで組み替えを実施せずに充当しました。
ダイヤ改正以降、キハ183系一般車での初の代走運転となりました。最高運転速度120km/h以上の車両で揃えられた編成で代走したのはダイヤ改正直前を入れて2度目になりました。
これまで代走運転では、110km/h運転対応のキハ182形0番台やキハ183形200番台(スラントノーズ車)が充当されるケースが多々ありましたが、昨年度をもってキハ183系のこれら初期車は営業運転から撤退しました。波動用として出力適正化改造を実施した400番台や6月まで活躍するキロハ182形0番台を除き、キハ183系は今年度から120km/h運転対応車でほぼ揃えられたことになります。
前回のダイヤ改正直前の代走の際も110km/h運転対応の400番台車が使用されなかったとすると、代走による遅延の影響を最小限に抑えるべく、あえて120km/h以上の車両で組成しているのかもしれません。実際に今回の代走では車種変更による遅延のアナウンスは少なかった、あるいは確認されなかったと思います。
110km/h対応車が代走運転に使用される場合、上りの特急「宗谷」札幌駅到着時点でこれまで最大で1時間程度の遅延が発生したこともありました。これは、通常使用するキハ261系0番台との性能差が大きいことに加え、稚内駅での折り返し時間が短いため、折り返し列車の遅延をそのまま引きずってしまい、それが札幌駅到着時まで影響していました。
最高運転速度がキハ261系と揃えられたことでこれまでよりも遅延による影響は少なくなることが予想されます。引き続き、キハ261系0番台との性能差や同車の車両不足は解消されず、代走運転が定期的に見られることに変わりありませんが、最高運転速度が引き上げられたキハ183系が充当されることで、遅延の影響がこれまでよりも抑えられた輸送に変化しつつあります。
2018年度に入り、こうした表から見えづらい部分で多少なりとも改善が実施されていますね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓
にほんブログ村
人気ブログランキング
- 関連記事
-
- 【代走レポート】6月8日の下りの特急「宗谷」をキハ183系一般車で代走 2018/06/17
- 【代走レポート】4月6日~11日の「宗谷」・「サロベツ」をキハ183系一般車で代走 2018/04/12
- 発煙トラブル後も難なく宗谷線特急の代走を担ったノースレインボーエクスプレス 2018/03/21