ゴールデンウィーク頃に車籍が抹消されるキハ183系旭山動物園号
キハ183系 - 2018年05月04日 (金)
キハ183系旭山動物園号は今年3月にラストランを実施し、その後、旭川市民向けに旭川駅で内覧会が実施されました。

本当の本線を走行するラストランは3月31日の苗穂~旭川間の回送運転でした。

2枚目の写真は4月下旬に撮影しています。苗穂運転所(札ナホ)とともに、キハ183系旭山動物園号も朝日に照らされていました。普段は苗穂丘珠通沿いに面したこの場所で待機していることが多かったですが、最近はこの場所でも確認することができないようです。

ちょうど隣にキハ201系が待機していたので並んでいるシーンを撮影してみました。キハ201系は定期列車に使用される車両といえど、3両編成×4本の計12両しか在籍しておらず、日中も特定の列車でしか使用されません。両者とも希少な車両です。
以前当ブログでもお伝えしましたが、キハ183系旭山動物園号として使用していたキハ183系の初期車は老朽・劣化が激しく、定期列車としては3月のダイヤ改正までに営業運転から撤退しています。報道によると、検査期限(車検)がゴールデンウィーク頃まで残っているようです。これに合わせて廃車・解体が実施されるようです。
車検切れがゴールデンウィーク頃ということで、ちょうど当記事が掲載される頃に合わせて車籍が抹消されることになります。最近は所属先の苗穂運転所(札ナホ)構内でも確認することが難しくなっているようで、廃車に向けた準備が運転所建屋内で勧められているのではないでしょうか。
また、旭川市が車両を保存できるかどうかJR北海道と協議しているようですが、実際にそのような動きが見られず、保存への可能性も白紙になった可能性があります。
今後は廃車となり、準備が整い次第、車両が解体されると思いますが、ここ数年は「(株)宮坂商店」の手によって解体作業が実施されています。車両を解体する際の重機が1機しか存在しないと思われ、現在函館の五稜郭車両所でもキハ182形0番台などが解体されているようで、これらの解体が一段落したら重機を札幌へ戻し、苗穂工場でキハ183系旭山動物園号やニセコエクスプレスなどが解体されるのではないでしょうか。
札幌へ解体されるのであれば、近々苗穂工場へ入場するなり、何らかの動きがあると思われ、本当の最後が訪れる時期は確実に迫りつつあります。旭川市の旭山動物園へのアクセス専用列車として活躍しましたが、老朽化により、引退する運びとなりました。経営がひっ迫していることもあり、後継車両の新製及び改造は実施されることはありません。

後継列車は特急「ライラック旭山動物園号」として789系0番台が使用されます。特急「ライラック5号」と特急「ライラック38号」のダイヤを使用し、週末を中心に設定されます。定期列車の要素に旭山動物園へのアクセス列車としての機能を兼ね備えています。専用車両はなく、面白さに欠けてしまいますが、実用性とコストダウンを図った新たな時代の臨時列車です。
ユニークな車両がまた1つ消えてしまいますが、これがJR北海道の新たな門出になるものと期待しています。
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2枚目の写真は4月下旬に撮影しています。苗穂運転所(札ナホ)とともに、キハ183系旭山動物園号も朝日に照らされていました。普段は苗穂丘珠通沿いに面したこの場所で待機していることが多かったですが、最近はこの場所でも確認することができないようです。

ちょうど隣にキハ201系が待機していたので並んでいるシーンを撮影してみました。キハ201系は定期列車に使用される車両といえど、3両編成×4本の計12両しか在籍しておらず、日中も特定の列車でしか使用されません。両者とも希少な車両です。
以前当ブログでもお伝えしましたが、キハ183系旭山動物園号として使用していたキハ183系の初期車は老朽・劣化が激しく、定期列車としては3月のダイヤ改正までに営業運転から撤退しています。報道によると、検査期限(車検)がゴールデンウィーク頃まで残っているようです。これに合わせて廃車・解体が実施されるようです。
車検切れがゴールデンウィーク頃ということで、ちょうど当記事が掲載される頃に合わせて車籍が抹消されることになります。最近は所属先の苗穂運転所(札ナホ)構内でも確認することが難しくなっているようで、廃車に向けた準備が運転所建屋内で勧められているのではないでしょうか。
また、旭川市が車両を保存できるかどうかJR北海道と協議しているようですが、実際にそのような動きが見られず、保存への可能性も白紙になった可能性があります。
今後は廃車となり、準備が整い次第、車両が解体されると思いますが、ここ数年は「(株)宮坂商店」の手によって解体作業が実施されています。車両を解体する際の重機が1機しか存在しないと思われ、現在函館の五稜郭車両所でもキハ182形0番台などが解体されているようで、これらの解体が一段落したら重機を札幌へ戻し、苗穂工場でキハ183系旭山動物園号やニセコエクスプレスなどが解体されるのではないでしょうか。
札幌へ解体されるのであれば、近々苗穂工場へ入場するなり、何らかの動きがあると思われ、本当の最後が訪れる時期は確実に迫りつつあります。旭川市の旭山動物園へのアクセス専用列車として活躍しましたが、老朽化により、引退する運びとなりました。経営がひっ迫していることもあり、後継車両の新製及び改造は実施されることはありません。

後継列車は特急「ライラック旭山動物園号」として789系0番台が使用されます。特急「ライラック5号」と特急「ライラック38号」のダイヤを使用し、週末を中心に設定されます。定期列車の要素に旭山動物園へのアクセス列車としての機能を兼ね備えています。専用車両はなく、面白さに欠けてしまいますが、実用性とコストダウンを図った新たな時代の臨時列車です。
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