キロ182形500番台(ハイデッカーグリーン車)が「オホーツク」・「大雪」で営業運転開始
キハ183系 - 2018年06月19日 (火)
何件かコメントをいただいたので、先に紹介したいと思います。
7月1日から(一部は6月30日から)札幌・旭川~網走間で運行している「オホーツク」・「大雪」の編成が変更されます。
キハ261系など、新しい車両に変更されるわけでなく、車両は従来のキハ183系のままでグリーン席や指定席、自由席の位置が従来(現行)から大きく変更されます。理由は、旭川駅で「ライラック」と「大雪」が接続する際、座席の位置を前者に極力合わせることで乗り換えをよりしやすくするためです。
「大雪」の編成変更に伴い、車両を共用している「オホーツク」についても同じく編成変更が実施されます。
ハイデッカーグリーン車の正式な投入はまだ先ですが、一足先にキロ182形500番台が「オホーツク」・「大雪」で使用されています。


1枚目は岩見沢駅で特急「オホーツク4号」を、2枚目は豊幌駅で特急「オホーツク1号」を撮影しました。
注目すべきは、いずれの写真も3両目にハイデッカーグリーン車が連結されています。どちらもキロ182形500番台であり、2017年3月ダイヤ改正まで特急「北斗6号」と特急「北斗19号」の1往復に使用されていました。その後は稀に機関換装車を中心に使用していた「北斗」の代走を務め、今年3月のダイヤ改正を前に苗穂運転所(札ナホ)へ回送され、3月17日に正式に同運転所へ転属となりました。
しばらく苗穂運転所構内で留置されていましたが、記憶にある限りでは、6月6日の特急「オホーツク3号」からハイデッカーグリーン車を連結した編成が確認されるようになりました。
当初、キハ261系0番台を使用する「宗谷」・「サロベツ」に代走が生じ、ここで主に予備車である「キロ182-9」が登板してしまいました。これに代わる措置として本格的な営業運転を控えたハイデッカーグリーン車を活用したものと推測していましたが、これ以降も稀に営業運転に入っているとすると、キロハ182形0番台の一部車両が既に営業運転を離脱した可能性があります。
ハイデッカーグリーン車は同車のように、普通車とグリーン車の合造車ではなく、「キロ182-9」のように普通車が設けられていないため、現時点で営業運転に使用する際は例外を除いて増結3号車を加えた5両編成となります。この増結3号車というのは、キロハ182形0番台の遠軽方の普通車指定席12席分を代替するために用意されている車両です。
この理由から、ハイデッカーグリーン車が5両編成中3両目に連結された姿で運行され、基本が5両編成時代の「北斗」に編成がよく似ています。時代をさかのぼれば、2009年9月で営業運転を終えた札幌~帯広間の「とかち」にも似ています。細かく確認すると、今回は「キハ183-406」や「キハ182-512」といったとかち色の普通車が連結されているので、「北斗」よりも晩年の「とかち」の方が編成としては似ています。こうした異なる外装色同士が一緒の編成内で共演する姿もキハ183系の1つの楽しみ方です。
今回確認した編成の真ん中にハイデッカーグリーン車が連結された姿は、まさにキロハ182形0番台の引退及び、函館からの転用車の本格的な営業運転を控えた過渡期ならではの光景です。7月1日からの新編成では、キハ183系が方向転換して使用されると思われ、方向転換前のハイデッカーグリーン車を「オホーツク」・「大雪」で使用している点についても、後々貴重なシーンになってくることでしょう。
ハイデッカーグリーン車は、ここ最近は高頻度で営業運転に入っており、運用さえ把握していれば簡単に走行シーンを確認することができるでしょう。おそらく今しか見ることができない貴重な編成と思われ、ぜひともこれまで確認することができなかった函館本線や石北本線での走行シーンを狙いたいですね。
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7月1日から(一部は6月30日から)札幌・旭川~網走間で運行している「オホーツク」・「大雪」の編成が変更されます。
キハ261系など、新しい車両に変更されるわけでなく、車両は従来のキハ183系のままでグリーン席や指定席、自由席の位置が従来(現行)から大きく変更されます。理由は、旭川駅で「ライラック」と「大雪」が接続する際、座席の位置を前者に極力合わせることで乗り換えをよりしやすくするためです。
「大雪」の編成変更に伴い、車両を共用している「オホーツク」についても同じく編成変更が実施されます。
ハイデッカーグリーン車の正式な投入はまだ先ですが、一足先にキロ182形500番台が「オホーツク」・「大雪」で使用されています。


1枚目は岩見沢駅で特急「オホーツク4号」を、2枚目は豊幌駅で特急「オホーツク1号」を撮影しました。
注目すべきは、いずれの写真も3両目にハイデッカーグリーン車が連結されています。どちらもキロ182形500番台であり、2017年3月ダイヤ改正まで特急「北斗6号」と特急「北斗19号」の1往復に使用されていました。その後は稀に機関換装車を中心に使用していた「北斗」の代走を務め、今年3月のダイヤ改正を前に苗穂運転所(札ナホ)へ回送され、3月17日に正式に同運転所へ転属となりました。
しばらく苗穂運転所構内で留置されていましたが、記憶にある限りでは、6月6日の特急「オホーツク3号」からハイデッカーグリーン車を連結した編成が確認されるようになりました。
当初、キハ261系0番台を使用する「宗谷」・「サロベツ」に代走が生じ、ここで主に予備車である「キロ182-9」が登板してしまいました。これに代わる措置として本格的な営業運転を控えたハイデッカーグリーン車を活用したものと推測していましたが、これ以降も稀に営業運転に入っているとすると、キロハ182形0番台の一部車両が既に営業運転を離脱した可能性があります。
ハイデッカーグリーン車は同車のように、普通車とグリーン車の合造車ではなく、「キロ182-9」のように普通車が設けられていないため、現時点で営業運転に使用する際は例外を除いて増結3号車を加えた5両編成となります。この増結3号車というのは、キロハ182形0番台の遠軽方の普通車指定席12席分を代替するために用意されている車両です。
この理由から、ハイデッカーグリーン車が5両編成中3両目に連結された姿で運行され、基本が5両編成時代の「北斗」に編成がよく似ています。時代をさかのぼれば、2009年9月で営業運転を終えた札幌~帯広間の「とかち」にも似ています。細かく確認すると、今回は「キハ183-406」や「キハ182-512」といったとかち色の普通車が連結されているので、「北斗」よりも晩年の「とかち」の方が編成としては似ています。こうした異なる外装色同士が一緒の編成内で共演する姿もキハ183系の1つの楽しみ方です。
今回確認した編成の真ん中にハイデッカーグリーン車が連結された姿は、まさにキロハ182形0番台の引退及び、函館からの転用車の本格的な営業運転を控えた過渡期ならではの光景です。7月1日からの新編成では、キハ183系が方向転換して使用されると思われ、方向転換前のハイデッカーグリーン車を「オホーツク」・「大雪」で使用している点についても、後々貴重なシーンになってくることでしょう。
ハイデッカーグリーン車は、ここ最近は高頻度で営業運転に入っており、運用さえ把握していれば簡単に走行シーンを確認することができるでしょう。おそらく今しか見ることができない貴重な編成と思われ、ぜひともこれまで確認することができなかった函館本線や石北本線での走行シーンを狙いたいですね。
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