2018年度ゴールデンウィーク輸送期間中の「スーパーおおぞら」~7両編成を多く確認!
繁忙期輸送 - 2018年06月22日 (金)
ゴールデンウィーク期間中に確認した「スーパーおおぞら」について取り上げます。更新が途絶えていた時期もあり、この時期の紹介となってしまいました。
札幌と釧路を結ぶ「スーパーおおぞら」は、今年3月のダイヤ改正で変化があり、6往復中3往復が7両編成で運行されていましたが、全ての列車が6両編成に統一されました。7両編成については、従来の4号車に連結していた普通車指定席を外し、釧路運輸車両所(釧クシ)が担当している3往復同様の6両編成としました。
そんな基本編成の減車措置が実施されてから初の繁忙期輸送となったわけですが、ゴールデンウィーク輸送期間中はこれまでと同様、7両編成が多く確認され、一部では8両編成が確認されました。

まずは、4月27日に新札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら11号」です。札幌運転所(札サウ)所属の車両が使用され、3月のダイヤ改正で減車措置を受けた列車です。
1両増結の7両編成で運行されました。

次に、翌28日に苗穂ストレートで撮影した特急「スーパーおおぞら1号」です。釧路運輸車両所(釧クシ)所属の車両が使用され、ダイヤ改正以前から基本が6両編成だった列車です。
こちらも1両増結の7両編成でした。

3枚目は、同じく28日に札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら11号」です。
前日と同様、1両増結の7両編成でした。

4枚目は、4月29日に上野幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら3号」です。同列車は札幌運転所所属の車両が使用されます。
2両増結の8両編成で運行されました。

最後は、5月1日に新札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら1号」です。1両増結の7両編成でした。
釧路方面(南千歳~トマム間)の今年度のゴールデンウィーク輸送期間中輸送実績は、前年比104%でした。今回も比較的好調なインバウンド需要が前年比を超えた要因の1つとして考えられます。しかし、一昨年まで比較的例年の利用が下降傾向で、昨年は一昨年の利用実績に対して100%でした。昨年と比較して数字だとよい結果を残すことができましたが、それまでの利用が下向きである以上、今年度の104%という数字は微々たるものといったところでしょうか。
特に、減速・減便ダイヤ施行後の2014年度のゴールデンウィーク輸送期間中の輸送実績は前年比-約10.2%で、「スーパーおおぞら」や「スーパーとかち」から利用者離れが進みました。どちらの列車も元々が高速特急であるため、その看板がなくなってしまった以上、利用者から評価されなくなってしまうことは当然で、加えて「スーパーおおぞら」を中心に数々の車両トラブルが頻発していた状況から、安全と信頼の公共交通としての大切な基盤も失われつつありました。
昨今は車両トラブルも減少し、インバウンド需要という外国人観光客増加によるJR利用が多くなってきており、失ったあるいは少なくなった利用客をそうした顧客でカバーする方向へシフトしつつあります。日本の国全体で人口減少が問題視されている中、外国人観光客増加に伴うインバウンド需要は一定の利用が見込まれ、大切な収入源になります。
人口減少に歯止めがかからない以上、「スーパーおおぞら」のみならず、道内のJR利用はインバウンド需要に頼るほかありません。とりあえず、この1年は釧路方面については前年比を上回っているので、この調子で失われた利用客を取り戻してほしいと思います。
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札幌と釧路を結ぶ「スーパーおおぞら」は、今年3月のダイヤ改正で変化があり、6往復中3往復が7両編成で運行されていましたが、全ての列車が6両編成に統一されました。7両編成については、従来の4号車に連結していた普通車指定席を外し、釧路運輸車両所(釧クシ)が担当している3往復同様の6両編成としました。
そんな基本編成の減車措置が実施されてから初の繁忙期輸送となったわけですが、ゴールデンウィーク輸送期間中はこれまでと同様、7両編成が多く確認され、一部では8両編成が確認されました。

まずは、4月27日に新札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら11号」です。札幌運転所(札サウ)所属の車両が使用され、3月のダイヤ改正で減車措置を受けた列車です。
1両増結の7両編成で運行されました。

次に、翌28日に苗穂ストレートで撮影した特急「スーパーおおぞら1号」です。釧路運輸車両所(釧クシ)所属の車両が使用され、ダイヤ改正以前から基本が6両編成だった列車です。
こちらも1両増結の7両編成でした。

3枚目は、同じく28日に札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら11号」です。
前日と同様、1両増結の7両編成でした。

4枚目は、4月29日に上野幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら3号」です。同列車は札幌運転所所属の車両が使用されます。
2両増結の8両編成で運行されました。

最後は、5月1日に新札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら1号」です。1両増結の7両編成でした。
釧路方面(南千歳~トマム間)の今年度のゴールデンウィーク輸送期間中輸送実績は、前年比104%でした。今回も比較的好調なインバウンド需要が前年比を超えた要因の1つとして考えられます。しかし、一昨年まで比較的例年の利用が下降傾向で、昨年は一昨年の利用実績に対して100%でした。昨年と比較して数字だとよい結果を残すことができましたが、それまでの利用が下向きである以上、今年度の104%という数字は微々たるものといったところでしょうか。
特に、減速・減便ダイヤ施行後の2014年度のゴールデンウィーク輸送期間中の輸送実績は前年比-約10.2%で、「スーパーおおぞら」や「スーパーとかち」から利用者離れが進みました。どちらの列車も元々が高速特急であるため、その看板がなくなってしまった以上、利用者から評価されなくなってしまうことは当然で、加えて「スーパーおおぞら」を中心に数々の車両トラブルが頻発していた状況から、安全と信頼の公共交通としての大切な基盤も失われつつありました。
昨今は車両トラブルも減少し、インバウンド需要という外国人観光客増加によるJR利用が多くなってきており、失ったあるいは少なくなった利用客をそうした顧客でカバーする方向へシフトしつつあります。日本の国全体で人口減少が問題視されている中、外国人観光客増加に伴うインバウンド需要は一定の利用が見込まれ、大切な収入源になります。
人口減少に歯止めがかからない以上、「スーパーおおぞら」のみならず、道内のJR利用はインバウンド需要に頼るほかありません。とりあえず、この1年は釧路方面については前年比を上回っているので、この調子で失われた利用客を取り戻してほしいと思います。
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