キロハ182形0番台を連結した「オホーツク」・「大雪」が運行終了
特急列車 - 2018年06月30日 (土)
今年の5月18日にJR北海道のプレスリリースで札幌・旭川~網走間を結ぶ特急「オホーツク」と特急「大雪」の編成が変更されることが発表されました。

編成変更は明日の7月1日から実施されますが、運用の関係で30日の特急「大雪3号」と特急「オホーツク3号」は前日の30日から変更されています。
基本は変わらず4両編成ですが、編成内の座席の位置が変更され、グリーン席が3号車から2号車に、指定席が2号車の一部と3号車の一部、4号車から1号車と3号車の一部へ、自由席が1号車と2号車の一部から3号車の一部から4号車へと変更されます。初日は一部列車で増結が実施されるようですね。
注目はグリーン車で、それまで長らく使用していたキロハ182形0番台から「北斗」で使用されていたキロ182形500番台及び、キロ182形7550番台へと変更されます。グリーン車が床の高いハイデッカータイプになったことで眺めがよく、全席でパソコン用コンセントが設置されるようになり、利便性が向上します。
一部車両を除いて最高運転速度が120km/h対応の車両で統一されますが、これに伴う所要時間の変更などはありません。
今回は6月30日をもって営業運転を終了するキロハ182形0番台を連結した「オホーツク」・「大雪」の晩年の姿を紹介したいと思います。



ここ1カ月は2枚目から4枚目の写真になります。遠軽方に主に2009年10月から「とかち」の運行終了に伴い転用された1550番台を、札幌方には旧「サロベツ」用の稚内方先頭車を中心に組成された両端貫通の4両編成が充当されていました。
0番台や200番台といった初期車の運行終了に伴い、外装がとかち色の車両も減り、グリーン車以外は原則HET色車で組成されるようになりました。以前から記載しているとおり、グリーン車も平屋型であり、先頭車も貫通型同士で揃えられているので、管理者的にはここ数年で一番好きな編成でした。

写真は晩年は予備車的な役割だった「キロ182-9」ですが、ときには、キロハ182形0番台が車両不足に追い込まれ、「キロ182-9」や旭山車といったイレギュラー車両が代走したり・・・

さっぽろ雪まつり輸送期間中は6両編成で運行されたこともありました。

2017年3月ダイヤ改正を機に、旭川~網走間に「大雪」も新設されました。同列車は、車体の老朽化を理由に、札幌~網走間で運行していた「オホーツク」4往復のうち、昼間の2往復を旭川駅発着とし、名称の変更・差別化により登場しました。一部は「オホーツク」と共通に運用が組まれており、同列車にもキロハ182形0番台が連結されていました。同列車にキロハ182形0番台が使用されたのはわずか1年半にも満たない期間でした。
撮影した際は札幌・網走方に今はなきスラントノーズ車が連結されており、2号車がHET色という細かい点を除けば、当該編成が2009年10月から2017年3月までの「オホーツク」の所定の編成でした。この編成で運行されていた期間が長かったため、今でも昨日のことのように思い出します。
本日の6月30日をもってキロハ182形0番台が営業運転を終了します。本当のラストは「キロハ182-10」のようで、本日の特急「オホーツク4号」で札幌に到着するようです。記事が更新される時間には滝川駅周辺を走行している頃でしょうか。本当にラストの瞬間が近づいていますね。
こうして1つ1つまたユニークな車両が消えていってしまいます。記事容量の関係でお伝えできませんが、いずれキロハ182形0番台の記事も掲載する予定です。グリーン車と普通車の合造車ということで「キロ182-9」からすると注目度が低かった車両ですが、車齢を考えれば生き残っていたのが奇跡の車両です。
これにより、キハ183系の初期車のグループ及び、0番台の車両が完全に営業運転から撤退します。明日から「オホーツク」・「大雪」は全ての車両でハイデッカーグリーン車が連結されるようになり、編成も大きく変わります。初期車が完全に撤退しても道内の定期特急列車でこれらの列車は唯一キハ183系が使用されており、老朽化の問題と向き合う昨今では、注目度が年々高まっていくことでしょう。加えて、将来的に道内の特急気動車はキハ261系に一本化する計画があり、ハイデッカーグリーン車等を含むN183系やNN183系といった残存する車両もいずれ置き換えられることになります。
全ての車両がすぐに引退するわけではありませんが、後々後悔することがないように時間が許されている限り記録しておきたいですね。
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編成変更は明日の7月1日から実施されますが、運用の関係で30日の特急「大雪3号」と特急「オホーツク3号」は前日の30日から変更されています。
基本は変わらず4両編成ですが、編成内の座席の位置が変更され、グリーン席が3号車から2号車に、指定席が2号車の一部と3号車の一部、4号車から1号車と3号車の一部へ、自由席が1号車と2号車の一部から3号車の一部から4号車へと変更されます。初日は一部列車で増結が実施されるようですね。
注目はグリーン車で、それまで長らく使用していたキロハ182形0番台から「北斗」で使用されていたキロ182形500番台及び、キロ182形7550番台へと変更されます。グリーン車が床の高いハイデッカータイプになったことで眺めがよく、全席でパソコン用コンセントが設置されるようになり、利便性が向上します。
一部車両を除いて最高運転速度が120km/h対応の車両で統一されますが、これに伴う所要時間の変更などはありません。
今回は6月30日をもって営業運転を終了するキロハ182形0番台を連結した「オホーツク」・「大雪」の晩年の姿を紹介したいと思います。



ここ1カ月は2枚目から4枚目の写真になります。遠軽方に主に2009年10月から「とかち」の運行終了に伴い転用された1550番台を、札幌方には旧「サロベツ」用の稚内方先頭車を中心に組成された両端貫通の4両編成が充当されていました。
0番台や200番台といった初期車の運行終了に伴い、外装がとかち色の車両も減り、グリーン車以外は原則HET色車で組成されるようになりました。以前から記載しているとおり、グリーン車も平屋型であり、先頭車も貫通型同士で揃えられているので、管理者的にはここ数年で一番好きな編成でした。

写真は晩年は予備車的な役割だった「キロ182-9」ですが、ときには、キロハ182形0番台が車両不足に追い込まれ、「キロ182-9」や旭山車といったイレギュラー車両が代走したり・・・

さっぽろ雪まつり輸送期間中は6両編成で運行されたこともありました。

2017年3月ダイヤ改正を機に、旭川~網走間に「大雪」も新設されました。同列車は、車体の老朽化を理由に、札幌~網走間で運行していた「オホーツク」4往復のうち、昼間の2往復を旭川駅発着とし、名称の変更・差別化により登場しました。一部は「オホーツク」と共通に運用が組まれており、同列車にもキロハ182形0番台が連結されていました。同列車にキロハ182形0番台が使用されたのはわずか1年半にも満たない期間でした。
撮影した際は札幌・網走方に今はなきスラントノーズ車が連結されており、2号車がHET色という細かい点を除けば、当該編成が2009年10月から2017年3月までの「オホーツク」の所定の編成でした。この編成で運行されていた期間が長かったため、今でも昨日のことのように思い出します。
本日の6月30日をもってキロハ182形0番台が営業運転を終了します。本当のラストは「キロハ182-10」のようで、本日の特急「オホーツク4号」で札幌に到着するようです。記事が更新される時間には滝川駅周辺を走行している頃でしょうか。本当にラストの瞬間が近づいていますね。
こうして1つ1つまたユニークな車両が消えていってしまいます。記事容量の関係でお伝えできませんが、いずれキロハ182形0番台の記事も掲載する予定です。グリーン車と普通車の合造車ということで「キロ182-9」からすると注目度が低かった車両ですが、車齢を考えれば生き残っていたのが奇跡の車両です。
これにより、キハ183系の初期車のグループ及び、0番台の車両が完全に営業運転から撤退します。明日から「オホーツク」・「大雪」は全ての車両でハイデッカーグリーン車が連結されるようになり、編成も大きく変わります。初期車が完全に撤退しても道内の定期特急列車でこれらの列車は唯一キハ183系が使用されており、老朽化の問題と向き合う昨今では、注目度が年々高まっていくことでしょう。加えて、将来的に道内の特急気動車はキハ261系に一本化する計画があり、ハイデッカーグリーン車等を含むN183系やNN183系といった残存する車両もいずれ置き換えられることになります。
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