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733系3000番台B-3111編成+B-3211編成が営業運転開始

733系3000番台B-3111編成+B-3211編成が試運転を経て営業運転を開始しています。





写真は7月4日に札幌駅で撮影した快速「エアポート201号」です。同駅から普通列車となります。これまで営業運転に入った情報はなかったので、4日から営業運転を開始したのではないでしょうか。

今回取り上げているB-3111編成+B-3211編成は、B-3110編成+B-3210編成とともに5月27日に札幌運転所(札サウ)へ向けて本州から甲種輸送されました。

JR北海道の今年度の事業計画によると、快速「エアポート」用として733系が増備される計画です。内訳は6両編成×4本の計24両です。既に6両編成×3本が5月下旬から順次営業運転を開始しており、これによって今年度に増備される733系の全ての車両が営業運転を開始したことになります。

一昨年10月に政府要人(菅義偉・官房長官)から快速「エアポート」の増発について取り上げられ、「2020年度をめどに3割増やす」との発言がありました。この理由は、混雑を理由に時間帯によって6両編成での運転に対応できなくなったためです。快速列車でありながら、特急列車並みの速達性をもつ列車として空港アクセスのみならず、通勤・通学から普段の足として幅広く利用されています。その結果、普通列車よりも本数が多く、同列車に利用が集中してしまい、データイム毎時4本、15分間隔運転でも対応しきれない問題を抱えていました。

さらに、新千歳空港を発着する航空機の発着枠を拡大し、加えてインバウンド需要の増加で混雑がより目立つようになり、同列車の混雑緩和は喫緊の課題として取り組まなければなりませんでした。この対応策として現在のデータイム15分間隔の毎時4本運転から、データイム12分間隔の毎時5本で検討され、今年度増備された6両編成×4本が活用されることになります。

B-3111編成+B-3211編成の営業運転開始によって、快速「エアポート」で使用する721系の6両固定編成と733系3000番台の編成数が11編成ずつになりました。前者はまだ置き換え計画等は発表されておらず、しばらくは721系と733系で快速「エアポート」を支えていくことになるでしょう。

データイム5本の運転となった場合、増発されるのが札幌駅発着便なのか小樽駅発着便なのか興味深いですが、いずれにしても、列車の増発とロングシート化で現在よりも混雑緩和が図られることでしょう。それまでは現行ダイヤで活躍することになり、一時的に予備車両が増え、車両故障や輸送障害時には強い運行体制がとられることでしょう。

来年3月のダイヤ改正で快速「エアポート」に動きがあるのか注目です。











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コメント
7835:学園都市線の運用 by mitaka on 2018/07/07 at 21:08:53 (コメント編集)

733系3000番台の増備で学園都市線電車運用をある程度改善して頂けると助かります。特に夕方夜間に設定されている3両編成が6両になると助かります。3両の場合、721系に当たると混雑が特に酷い状況です。冷房能力以上に混雑するためか、車内の蒸し暑さもかなりのものです。学園都市線では混雑が酷い列車がある一方で、朝夕に回送列車が運転されています。回送列車を客扱いに変更して、混雑を平準化して欲しいです。単線区間が残っている現状で回送列車が設定されているのは不合理です。学園都市線の運用に無駄があるように思えてなりません。

7840: by 管理人 on 2018/07/10 at 00:05:36

>>「mitaka」さん、コメントありがとうございます。

学園都市線は配線の関係で輸送効率は悪いですね。それでも、現行ダイヤのように、早朝の運用や車両をそのまま日中でも走らせていることはある程度評価できると思います。

一時期、輸送を効率化するために運用の途中で3両編成や6両編成に分割・併合したり、車両をいちいち札幌運転所へ返したり持ってきたりしていましたね。結果的に札幌圏のダイヤの乱れの要因になり、2012年の第一次電化の際と同じく、日中でも6両編成をそのまま使うようになりましたね。

早朝と夕方で輸送力不足が見られるにも関わらず、逆に日中は6両編成で輸送が過剰になっている傾向もみられ、このあたりは今後の課題です。

単線区間があるとはいえ、それはごく一部であり、千歳線のように輸送密度が高い路線では決してありません。混雑緩和のための増発や快速列車の設定など、改善できる余地は残されていると思います。

今はどうか知りませんが、過去には、函館本線などで混雑緩和を目的に731系しか入らない運用などがありました。ぜひとも学園都市線でも必要な措置だと思います。

7843: by 運転士は僕だ on 2018/07/10 at 08:19:42 (コメント編集)

妄想話になってしまいますが、将来的には札幌圏は普通・快速共に全てロングシート車のみでいいと思いますし、721系3両編成は全て岩見沢以北と苫小牧以西の普通列車だけで使用すればいいと思います。(苫小牧以西についてはそれでキハ143を置き換える)721系エアポート編成6両は快速で札幌-室蘭間を走り、思い切って特急すずらんを置き換えてしまうというのはどうでしょうか?(すずらんの停車駅が既に快速みたいなものですし)そうすれば789系1000番代は札幌-旭川間に専念出来ますし、快速ならば札幌-千歳間の沿線住民も利用すると思うので、エアポートの混雑緩和にも一役買えると思うのですが、これで785系も引退出来ると思います。できれば733系エアポート編成はエアポート専用とし、Uシート車は2ドア改造するか、一部ダブルデッカーを登場させるかすればいいと思いますが、無茶ですかね?

7847: by 管理人 on 2018/07/11 at 00:51:32

>>「運転士は僕だ」さん、コメントありがとうございます。

731系でロングシート車が誕生し、その後、735系や733系もロングシート車で登場しました。今後は札幌圏で運行する近郊形車両はロングシートが中心となり、JR北海道としてもなるべく統一を図りたい方針は735系や733系から明らかです。今後は721系は711系のように札幌圏から離れて活躍するのではないでしょうか。特に3両編成は有力ですね。

「すずらん」の快速化ですが、近年確認していると、「すずらん」の利用者が増えているような気がします。オプション特急券利用がそれまでのSきっぷと同等の金額設定のため、札幌~東室蘭間の利用客は一部で「すずらん」に流れている気がします。快速化して停車駅をほぼ同一にしても、自由席比較の場合、特急料金が取れなくなるので、収益を優先させるのであれば、特急で存続した方がいいと思います。対高速バス対策としてもコンセントを有する車両で運行した方が対応しやすいと思いますよ。

このあたりは新幹線の札幌延伸や新千歳空港駅周辺のルート変更などが予定されており、管理者もすぐには答えまたは予想がまだ出にくいです。

長らくエアポート編成による普通列車運用が続いていますが、これがあるからuシート車の2ドア化ができないわけで、インバウンド需要が増加し、uシートがさらに需要が見込める昨今、この構造は欠点でしかないです。仰るとおり、エアポート編成は快速「エアポート」専用とした方が定員数も増加し、さらなる混雑緩和が図れると思いますよ。

ただし、新車のuシート車が3ドアで新製されてしまった以上、これも単なる妄想話で終わりそうですね。

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