2018年度お盆輸送期間中のキハ281系「スーパー北斗」~増結は実施されず・・・
繁忙期輸送 - 2018年08月20日 (月)
2018年度お盆輸送期間中の様子についても順次紹介していきましょう。
まずは、札幌~函館間のキハ281系による「スーパー北斗」についてです。
札幌~函館間の定期特急列車は、今年3月のダイヤ改正で12往復全てが「スーパー北斗」となりました。このうち、キハ281系が使用される列車は5往復で、残りの7往復はキハ261系での運行となっています。
キハ281系は全27両が函館運輸所(函ハコ)に所属し、基本が7両編成で3運用があります。少なくとも1日に21両が稼働することになり、予備車両が十分に確保されていない状況です。その関係で繁忙期においても通常期と同じ7両編成で運行されることが多いです。
今年のお盆輸送期間中についても増結を抑制している傾向がみられ、連日7両編成で運行されたと思います。

写真は8月10日に札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗21号」の回送列車です。通常期と同じ7両編成で運行されました。
一方のキハ261系は連日増結が確認されており、本数も3月のダイヤ改正から多くなったことでキハ281系使用列車の負担が軽減されている見方もでき、増結を実施せずとも数年前のキハ183系一部車両の使用停止時のような混乱を招くような事態にはならなかったでしょう。
しかしながら、キハ281系が使用される列車で混雑が確認された列車も多くあったようで、引き続き今後の課題として押さえておくべき注意点です。
引き続き今年度もキハ261系が19両増備されます。前照灯の一部がLED化されているなど、最新の6次車から変更点もあるようです。これまでにない形式も登場するようで、益々の勢力拡大が期待されます。
なぜ、いきなりキハ261系の話題に飛んだかというと、今年度の増備車の少なくとも一部が函館運輸所(函ハコ)に配置されるようで、これも既に情報が出回っています。19両全てが函館運輸所の配置になるのか、それともその一部だけなのかは不明ですが、車齢を考えるとキハ281系の置き換えが現実的になる日もそう遠くはないと思います。
本州方面では、JR四国の2000系気動車やJR東海のキハ85系気動車、智頭急行のHOT7000系気動車など、JR化後に登場した第一世代の高性能特急気動車の置き換え計画が発表されています。同世代にキハ281系も含まれ、こちらもそろそろ本格的な置き換え計画が出てきてもおかしくはありません。
ここ数年のJR北海道は、当初の予定から急遽変更される場合が多々あり、車両面ではキハ183系初期車や785系の一部置き換えなど、当初の計画から前倒ししています。5か年計画では2019年以降、キハ183系の全車両、キハ281系、キハ283系の老朽取替に着手する記載がされており、前倒しされるとすれば、キハ281系の活躍もそう長くはないのかもしれません。
しかしながら、事業計画には置き換え計画は特に明記されておらず、増備されるキハ261系も予備や波動用としての役割の可能性も十分に考えられ、キハ281系置き換え用として製造されるのかについては現時点では不明です。置き換えの話題も出ず、日々運行しているキハ281系ですが、そろそろ記録として残しておいた方が無難な時期に差しかかっているのかもしれませんね。
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まずは、札幌~函館間のキハ281系による「スーパー北斗」についてです。
札幌~函館間の定期特急列車は、今年3月のダイヤ改正で12往復全てが「スーパー北斗」となりました。このうち、キハ281系が使用される列車は5往復で、残りの7往復はキハ261系での運行となっています。
キハ281系は全27両が函館運輸所(函ハコ)に所属し、基本が7両編成で3運用があります。少なくとも1日に21両が稼働することになり、予備車両が十分に確保されていない状況です。その関係で繁忙期においても通常期と同じ7両編成で運行されることが多いです。
今年のお盆輸送期間中についても増結を抑制している傾向がみられ、連日7両編成で運行されたと思います。

写真は8月10日に札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗21号」の回送列車です。通常期と同じ7両編成で運行されました。
一方のキハ261系は連日増結が確認されており、本数も3月のダイヤ改正から多くなったことでキハ281系使用列車の負担が軽減されている見方もでき、増結を実施せずとも数年前のキハ183系一部車両の使用停止時のような混乱を招くような事態にはならなかったでしょう。
しかしながら、キハ281系が使用される列車で混雑が確認された列車も多くあったようで、引き続き今後の課題として押さえておくべき注意点です。
引き続き今年度もキハ261系が19両増備されます。前照灯の一部がLED化されているなど、最新の6次車から変更点もあるようです。これまでにない形式も登場するようで、益々の勢力拡大が期待されます。
なぜ、いきなりキハ261系の話題に飛んだかというと、今年度の増備車の少なくとも一部が函館運輸所(函ハコ)に配置されるようで、これも既に情報が出回っています。19両全てが函館運輸所の配置になるのか、それともその一部だけなのかは不明ですが、車齢を考えるとキハ281系の置き換えが現実的になる日もそう遠くはないと思います。
本州方面では、JR四国の2000系気動車やJR東海のキハ85系気動車、智頭急行のHOT7000系気動車など、JR化後に登場した第一世代の高性能特急気動車の置き換え計画が発表されています。同世代にキハ281系も含まれ、こちらもそろそろ本格的な置き換え計画が出てきてもおかしくはありません。
ここ数年のJR北海道は、当初の予定から急遽変更される場合が多々あり、車両面ではキハ183系初期車や785系の一部置き換えなど、当初の計画から前倒ししています。5か年計画では2019年以降、キハ183系の全車両、キハ281系、キハ283系の老朽取替に着手する記載がされており、前倒しされるとすれば、キハ281系の活躍もそう長くはないのかもしれません。
しかしながら、事業計画には置き換え計画は特に明記されておらず、増備されるキハ261系も予備や波動用としての役割の可能性も十分に考えられ、キハ281系置き換え用として製造されるのかについては現時点では不明です。置き換えの話題も出ず、日々運行しているキハ281系ですが、そろそろ記録として残しておいた方が無難な時期に差しかかっているのかもしれませんね。
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