2018年度お盆輸送期間中の「オホーツク」・「大雪」~最大は5両編成でした!
繁忙期輸送 - 2018年08月28日 (火)
お盆輸送期間中の札幌・旭川~網走間を結ぶ「オホーツク」・「大雪」についてです。掲載写真は「オホーツク」のものだけですが、運用が共通化されているため、題名は「大雪」も含ませていただきます。
「オホーツク」・「大雪」といえば、7月から(一部は6月30日から)編成変更が実施されました。長らく基本編成に連結されていたキロハ182形0番台が老朽化によって引退するため、これに代わって「北斗」で使用されていたハイデッカーグリーン車が使用されることになりました。同時に車両の方向転換を実施し、中間車についてはそれまで遠軽寄りだった乗降扉が札幌寄りまたは網走寄りとなり、グリーン席を含む指定席や自由席の位置も従来から変更されています。
グリーン車については、全席にパソコン用コンセントが設置され、ビジネス利用等における利便性が向上しました。普通車についても引き続き、コンセントつきの車両が連結される場合があります。
車両が変更されただけでダイヤについては変更ありませんでした。今年のお盆輸送期間中は編成変更後初めての繁忙期輸送になりました。期間中ほぼ連日5両編成で運行され、これが同期間中における最大両数だったと思います。

まずは、8月10日に札幌駅で撮影した特急「オホーツク4号」の回送列車です。1両増結の5両編成でした。

2枚目は8月12日に同じく札幌駅で撮影した特急「オホーツク1号」です。こちらも1両増結の5両編成でした。
お盆輸送期間中はほとんどの列車が5両編成だったようです。編成変更が実施されてから5両編成で運行されることが多く、そうした意味では、通常期との変化があまり感じとれなかった網走方面の特急列車でした。
お盆輸送期間中は旭川方面(札幌~岩見沢)は前年比95%(△5.5%)でした。ただしこれは、「カムイ」・「ライラック」・「宗谷」も含まれているために一概には言えませんが、今年度のお盆期間中の輸送で前年比と比較して方面別における都市間輸送の中で数字が最も悪いです。以前より旭川方面は都市間バスが充実しており、少なからずその影響が出ているのかもしれません。
網走方面については、石北本線内が最高運転速度が95km/hに制約されているため、速度向上による所要時間短縮が頭打ち状態です。それに比べ、年々高速道路の延伸やそれに伴う都市間バスが勢力を拡大することで鉄道輸送のメリットが次第に薄れてきています。
対策をしようにも高速化には莫大な費用がかかり、とても現在のJR北海道にそのような体力はありません。石北本線も幹線と位置づけ、将来的に残すとしても、仮に特急気動車が最新の高性能車両に置き換えられたとしても、その性能を十分に発揮することができず、所要時間短縮は思ったほど実現することはできないでしょう。
石北本線は道内で特急列車が運行される路線で唯一高速化の波に乗り遅れた路線です。利用客を増やすためにはコンセントの設備以外にも大幅な所要時間短縮等を大規模なテコ入れが必要です。
お盆期間中の輸送終了後は4両編成で運行される機会も多くなっているようで、本来の「オホーツク」・「大雪」を目にする機会が多くなるでしょう。現行の新体制になってからまもなく2カ月が経過します。網走方面は道内で唯一キハ183系による定期特急列車が運行されています。そのキハ183系も今後いつまで活躍が続けられるのか不明ですが、引き続き今後の活躍を期待しましょう。
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「オホーツク」・「大雪」といえば、7月から(一部は6月30日から)編成変更が実施されました。長らく基本編成に連結されていたキロハ182形0番台が老朽化によって引退するため、これに代わって「北斗」で使用されていたハイデッカーグリーン車が使用されることになりました。同時に車両の方向転換を実施し、中間車についてはそれまで遠軽寄りだった乗降扉が札幌寄りまたは網走寄りとなり、グリーン席を含む指定席や自由席の位置も従来から変更されています。
グリーン車については、全席にパソコン用コンセントが設置され、ビジネス利用等における利便性が向上しました。普通車についても引き続き、コンセントつきの車両が連結される場合があります。
車両が変更されただけでダイヤについては変更ありませんでした。今年のお盆輸送期間中は編成変更後初めての繁忙期輸送になりました。期間中ほぼ連日5両編成で運行され、これが同期間中における最大両数だったと思います。

まずは、8月10日に札幌駅で撮影した特急「オホーツク4号」の回送列車です。1両増結の5両編成でした。

2枚目は8月12日に同じく札幌駅で撮影した特急「オホーツク1号」です。こちらも1両増結の5両編成でした。
お盆輸送期間中はほとんどの列車が5両編成だったようです。編成変更が実施されてから5両編成で運行されることが多く、そうした意味では、通常期との変化があまり感じとれなかった網走方面の特急列車でした。
お盆輸送期間中は旭川方面(札幌~岩見沢)は前年比95%(△5.5%)でした。ただしこれは、「カムイ」・「ライラック」・「宗谷」も含まれているために一概には言えませんが、今年度のお盆期間中の輸送で前年比と比較して方面別における都市間輸送の中で数字が最も悪いです。以前より旭川方面は都市間バスが充実しており、少なからずその影響が出ているのかもしれません。
網走方面については、石北本線内が最高運転速度が95km/hに制約されているため、速度向上による所要時間短縮が頭打ち状態です。それに比べ、年々高速道路の延伸やそれに伴う都市間バスが勢力を拡大することで鉄道輸送のメリットが次第に薄れてきています。
対策をしようにも高速化には莫大な費用がかかり、とても現在のJR北海道にそのような体力はありません。石北本線も幹線と位置づけ、将来的に残すとしても、仮に特急気動車が最新の高性能車両に置き換えられたとしても、その性能を十分に発揮することができず、所要時間短縮は思ったほど実現することはできないでしょう。
石北本線は道内で特急列車が運行される路線で唯一高速化の波に乗り遅れた路線です。利用客を増やすためにはコンセントの設備以外にも大幅な所要時間短縮等を大規模なテコ入れが必要です。
お盆期間中の輸送終了後は4両編成で運行される機会も多くなっているようで、本来の「オホーツク」・「大雪」を目にする機会が多くなるでしょう。現行の新体制になってからまもなく2カ月が経過します。網走方面は道内で唯一キハ183系による定期特急列車が運行されています。そのキハ183系も今後いつまで活躍が続けられるのか不明ですが、引き続き今後の活躍を期待しましょう。
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