学園都市線で735系同士の併結運転
近郊形電車 - 2018年09月04日 (火)
7月の下旬あたりから8月の下旬あたりまで一部函館本線を含め、学園都市線を中心に735系同士を連結した6両編成で運行されました。学園都市線での運用を4周ぐらい実施したと思います。
735系は3両編成×2本の計6両しか在籍していません。量産はされず、733系へと製造を移行してしまいました。3両編成ずつが連結して6両編成を組む姿は721系や731系、733系の数ある組み合わせがある中で大変希少な光景となります。

まずは八軒駅にて。独特のアルミニウム合金製車体を輝かせながら入線してきました。

その1つ前の列車は733系による6両編成だったので、エクステリアの比較で掲載します。731系ベースで外観上はほとんど変わりありませんが、733系は前照灯のあたりから車体が絞り込まれており、735系にはそれがなく、四角いどっしりとした車体という印象を受けます。また、733系は車体側面の側窓の下に萌黄色のラインが入りますが、735系にはありません。

ほかにも、桑園駅に入線するシーンや・・・

学園都市線で列車を撮影するには外せない新川駅の有名ポイントからも撮影しました。

最後は新琴似駅で撮影しました。実は初めて訪れた駅ですが、ここも天気がよければなかなかよいアングルで撮影できるのではないでしょうか。
735系は、軽量化やメンテナンスコストの低減などをねらい、アルミニウム合金製車両の導入を検討するにあたり、日本国内では導入事例のない寒冷地での各種適性を確認するために導入された車両です。
各部仕様については、1996年から導入している731系をベースとしています。これに、721系や731系との併結運転機能を引き続き採用しつつ、バリアフリー対応のための低床構造、耐寒・耐雪構造の強化が盛り込まれています。ちなみに、キハ201系との動力協調運転はできません。
2010年に導入された同車は、2010年度と2011年度の2期にわたって冬期における走行試験を実施しました。試験が実施されない夏期については、営業列車に投入する計画でしたが、実際にそれが実現したのは2012年5月1日からで、学園都市線の第一次電化開業が1カ月前に迫った頃でした。
しかしながら、実際にバリアフリー対応のための低床構造を採用した近郊形車両は733系となり、車体はこれまで実績のあるステンレス製のものが引き続き採用され、今年度も快速「エアポート」用として6両編成×4本が増備されました。
量産されなかった理由として、冬期における走行試験の過程で何らかの問題が発生し、それを検討する方向で量産化が白紙となったと予想しています。しかしながら、これまで実績のあったステンレス製車体やエクステリアについては731系のデザインを引き続き採用することで難なく方向転換ができたことでしょう。
量産化には至らなかった735系ですが、冬期も営業列車として運行しているため、特段何らかの問題が生じているような様子は見受けられません。しかしながら、試作的要素の強い車両であり、733系よりも先に登場していることから、733系の引退がささやかれてくる頃には一足先に役目を終えるのかもしれませんね。
735系同士が連結して営業運転に入るケースは、おそらく数年に一度のことでしょう。製造数がそもそも少ないことから、大変希少な光景となります。次に実現する日は果たしていつになるのか気になりますね。
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735系は3両編成×2本の計6両しか在籍していません。量産はされず、733系へと製造を移行してしまいました。3両編成ずつが連結して6両編成を組む姿は721系や731系、733系の数ある組み合わせがある中で大変希少な光景となります。

まずは八軒駅にて。独特のアルミニウム合金製車体を輝かせながら入線してきました。

その1つ前の列車は733系による6両編成だったので、エクステリアの比較で掲載します。731系ベースで外観上はほとんど変わりありませんが、733系は前照灯のあたりから車体が絞り込まれており、735系にはそれがなく、四角いどっしりとした車体という印象を受けます。また、733系は車体側面の側窓の下に萌黄色のラインが入りますが、735系にはありません。

ほかにも、桑園駅に入線するシーンや・・・

学園都市線で列車を撮影するには外せない新川駅の有名ポイントからも撮影しました。

最後は新琴似駅で撮影しました。実は初めて訪れた駅ですが、ここも天気がよければなかなかよいアングルで撮影できるのではないでしょうか。
735系は、軽量化やメンテナンスコストの低減などをねらい、アルミニウム合金製車両の導入を検討するにあたり、日本国内では導入事例のない寒冷地での各種適性を確認するために導入された車両です。
各部仕様については、1996年から導入している731系をベースとしています。これに、721系や731系との併結運転機能を引き続き採用しつつ、バリアフリー対応のための低床構造、耐寒・耐雪構造の強化が盛り込まれています。ちなみに、キハ201系との動力協調運転はできません。
2010年に導入された同車は、2010年度と2011年度の2期にわたって冬期における走行試験を実施しました。試験が実施されない夏期については、営業列車に投入する計画でしたが、実際にそれが実現したのは2012年5月1日からで、学園都市線の第一次電化開業が1カ月前に迫った頃でした。
しかしながら、実際にバリアフリー対応のための低床構造を採用した近郊形車両は733系となり、車体はこれまで実績のあるステンレス製のものが引き続き採用され、今年度も快速「エアポート」用として6両編成×4本が増備されました。
量産されなかった理由として、冬期における走行試験の過程で何らかの問題が発生し、それを検討する方向で量産化が白紙となったと予想しています。しかしながら、これまで実績のあったステンレス製車体やエクステリアについては731系のデザインを引き続き採用することで難なく方向転換ができたことでしょう。
量産化には至らなかった735系ですが、冬期も営業列車として運行しているため、特段何らかの問題が生じているような様子は見受けられません。しかしながら、試作的要素の強い車両であり、733系よりも先に登場していることから、733系の引退がささやかれてくる頃には一足先に役目を終えるのかもしれませんね。
735系同士が連結して営業運転に入るケースは、おそらく数年に一度のことでしょう。製造数がそもそも少ないことから、大変希少な光景となります。次に実現する日は果たしていつになるのか気になりますね。
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