今秋は3日間で営業運転を終了した特急「ニセコ号」
臨時列車 - 2018年09月21日 (金)
9月1日から札幌と函館を函館本線山線(倶知安・ニセコ方面経由)経由で特急「ニセコ号」が運行されました。
1日から11日まで5日と8日を除く計9日間の運転が予定されていましたが、台風の接近と胆振中東部を震源とする地震の影響で最初の3日間だけの運転となってしまいました。
一応撮影することができたので、紹介したいと思います。

撮影場所は小樽駅でした。定期列車として同駅に特急列車の発着はありませんが、久しぶりに同駅の電光掲示板に特急列車の表示がされました。

函館方面へ向かう上りの特急「ニセコ号」は小樽駅2番線の発着でした。


停車中の様子です。

昨年は今はなきキハ183系初期車による4両編成が充当されました。初期車のスラントノーズ車は先頭部分が非貫通でヘッドマークも大きく表示されていましたが、今年はマイナーチェンジ版のN183系になり、ヘッドマークは昨年よりも小さく寂しいものになってしまいました。

下り列車は余市駅で撮影しました。
撮影日は江別駅構内の跨線橋で火災が発生した影響により、札幌圏の列車に遅れが発生していました。特急「ニセコ号」も10分程度遅れて余市駅に到着しました。
札幌圏とは関係ない倶知安方面からやってきたわけですが、遅延した理由はおそらく、小樽駅16時49分発の2950Dにおいて、札幌圏のダイヤの乱れによる小樽駅での接続待ちで発車が遅れ、山線内で所定の場所で行き違いができなくなり、これを待機しなければならず、遅れが発生したと推測します。
でも実際には長万部駅よりも前から遅れが発生していたのかもしれませんね。
編成は以下のとおりでした。
<函館⇔札幌:キハ183系>
上記の3両編成でした。
とかち色車は現在は2両しか在籍せず、定期列車として使用する「オホーツク」・「大雪」に入るのも珍しくなっている昨今、3両編成にも関わらず、HET色ととかち色による混色編成が見事に実現しました。
7月から8月にかけては富良野方面でキハ183系による快速「ふらの・びえい号」が運行されました。その際の編成はオールHET色編成でした。今回はヘッドマークを含め、これともまた違った特徴ある編成でした。
上下ともに目立った混雑は確認されず、ニセコ方面の観光や時間に余裕のある方などが当列車を利用したことでしょう。
驚いたのが余市駅で撮影している際、ホームに乗客の列はできていますが、誰1人として乗る方はいませんでした。その方々は後続の1951Dに乗車していきました。道央や道南方面からダイレクトにアクセスできる観光列車として設定されたわけですが、実態は利用者が少なく、「ニセコ鉄道紀行」や「山線の風景を楽しもう!」と呑気なことを言っている場合ではない状況です。
専用のアクセス列車であるニセコエクスプレスも引退し、昨年の2月は冬期も設定されましたが、今年の2月は運行されませんでした。かつて毎年必ず運行されていたスキーエクスプレスが廃止されるぐらいですから、利用客の減少は深刻な状況になっていることが伺えます。
昨秋運行分に比べて設定日も少なくなっているので、いずれなくなってもおかしくはない列車の1つです。今年度の冬や来秋も設定されるのか不明ですが、撮影できるうちに記録しておいた方が無難な列車です。
幸い、将来的に北海道新幹線が札幌まで延伸した際、函館本線の山線は第三セクター化される予定で、この関係から不採算路線でありながら、JR北海道が単独で維持することが困難な路線には指定されていません。これは特殊な例です。
JR北海道の路線であるうちは将来的に廃線の可能性はほぼないので、今秋のように観光シーズンになれば臨時列車や一部列車の運行区間延長によって観光需要に対応する策が実施されていくでしょう。
果たして、今後も設定されるのでしょうか。今秋は地震の影響で撮影する機会が限られてしまったので、ぜひともリベンジしたいところです。
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1日から11日まで5日と8日を除く計9日間の運転が予定されていましたが、台風の接近と胆振中東部を震源とする地震の影響で最初の3日間だけの運転となってしまいました。
一応撮影することができたので、紹介したいと思います。

撮影場所は小樽駅でした。定期列車として同駅に特急列車の発着はありませんが、久しぶりに同駅の電光掲示板に特急列車の表示がされました。

函館方面へ向かう上りの特急「ニセコ号」は小樽駅2番線の発着でした。


停車中の様子です。

昨年は今はなきキハ183系初期車による4両編成が充当されました。初期車のスラントノーズ車は先頭部分が非貫通でヘッドマークも大きく表示されていましたが、今年はマイナーチェンジ版のN183系になり、ヘッドマークは昨年よりも小さく寂しいものになってしまいました。

下り列車は余市駅で撮影しました。
撮影日は江別駅構内の跨線橋で火災が発生した影響により、札幌圏の列車に遅れが発生していました。特急「ニセコ号」も10分程度遅れて余市駅に到着しました。
札幌圏とは関係ない倶知安方面からやってきたわけですが、遅延した理由はおそらく、小樽駅16時49分発の2950Dにおいて、札幌圏のダイヤの乱れによる小樽駅での接続待ちで発車が遅れ、山線内で所定の場所で行き違いができなくなり、これを待機しなければならず、遅れが発生したと推測します。
でも実際には長万部駅よりも前から遅れが発生していたのかもしれませんね。
編成は以下のとおりでした。
<函館⇔札幌:キハ183系>
キハ183-1501 | キハ182-512 | キハ183-1505 |
上記の3両編成でした。
とかち色車は現在は2両しか在籍せず、定期列車として使用する「オホーツク」・「大雪」に入るのも珍しくなっている昨今、3両編成にも関わらず、HET色ととかち色による混色編成が見事に実現しました。
7月から8月にかけては富良野方面でキハ183系による快速「ふらの・びえい号」が運行されました。その際の編成はオールHET色編成でした。今回はヘッドマークを含め、これともまた違った特徴ある編成でした。
上下ともに目立った混雑は確認されず、ニセコ方面の観光や時間に余裕のある方などが当列車を利用したことでしょう。
驚いたのが余市駅で撮影している際、ホームに乗客の列はできていますが、誰1人として乗る方はいませんでした。その方々は後続の1951Dに乗車していきました。道央や道南方面からダイレクトにアクセスできる観光列車として設定されたわけですが、実態は利用者が少なく、「ニセコ鉄道紀行」や「山線の風景を楽しもう!」と呑気なことを言っている場合ではない状況です。
専用のアクセス列車であるニセコエクスプレスも引退し、昨年の2月は冬期も設定されましたが、今年の2月は運行されませんでした。かつて毎年必ず運行されていたスキーエクスプレスが廃止されるぐらいですから、利用客の減少は深刻な状況になっていることが伺えます。
昨秋運行分に比べて設定日も少なくなっているので、いずれなくなってもおかしくはない列車の1つです。今年度の冬や来秋も設定されるのか不明ですが、撮影できるうちに記録しておいた方が無難な列車です。
幸い、将来的に北海道新幹線が札幌まで延伸した際、函館本線の山線は第三セクター化される予定で、この関係から不採算路線でありながら、JR北海道が単独で維持することが困難な路線には指定されていません。これは特殊な例です。
JR北海道の路線であるうちは将来的に廃線の可能性はほぼないので、今秋のように観光シーズンになれば臨時列車や一部列車の運行区間延長によって観光需要に対応する策が実施されていくでしょう。
果たして、今後も設定されるのでしょうか。今秋は地震の影響で撮影する機会が限られてしまったので、ぜひともリベンジしたいところです。
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