キハ261系1000番台ST-1208編成が苗穂工場に入場
キハ261系 - 2018年09月30日 (日)
9月30日に試1191レにて、キハ261系1000番台ST-1208編成(キハ261-1208+キハ260-1208)が苗穂工場に入場しました。


今回は発寒中央駅からの撮影です。
「DE10-1715」号機に牽引されて苗穂駅方面へ向かう試1191レ列車です。ブレブレで見事に失敗してしまいました。
同ユニットは、5次車の札幌方ユニットで唯一、2016年度に入ってから営業運転を開始した車両です。それまでのST-1207編成(キハ261-1207+キハ260-1207)が2015年度末にギリギリ営業運転開始になっています。
営業運転開始当初は札幌運転所(札サウ)配置でしたが、2017年3月ダイヤ改正を機に函館運輸所(函ハコ)に転属し、以来「スーパー北斗」の札幌方ユニットとして活躍しています。札幌方ユニットでは、同車までが青系の従来色で新製されており、これ以降の札幌方ユニットは新製当初から新塗色化されています。
紹介そのものが遅れてしまいましたが、先日ようやく新塗色化されたST-1207編成を紹介したばかりでした。昨年までと比較すると、特に5次車で新塗色化がハイペースで実施されています。まさかこんなにも早く次の札幌方ユニットが苗穂工場に入場するとは思いもしませんでした。
これまでの5次車が苗穂工場入場を機に新塗色化されているとすると、今回取り上げているST-1208編成も新塗色化される可能性が高いです。そうなると、「スーパー北斗」で青系の車両が札幌方の先頭に立って走行するシーンは見納めということになります。同ユニットが今回入場したことで新塗色化されなかった場合を含め、少なくともこの先1カ月程度は一時的に見られなくなりますね。

新塗色化された場合、これで青系の先頭車を含むユニットは函館方のST-1108編成(キハ261-1108+キハ260-1108)のみとなります。おそらく、もう実現しないであろうオールHET色編成による「スーパー北斗」の写真を掲載しておきます。
これだけではただ紹介しただけでつまらないので、今回はある疑問があり、過去の記事を遡って調べてみました。実は、ST-1208編成はST-1108編成よりも営業運転開始が遅いユニットです。5次車ユニットで営業運転開始が一番遅い車両になります。
にも関わらず、ST-1208編成の方が先に苗穂工場に入場します。車両の差し替えや輸送障害発生などで一概には言えませんが、車両の検査ということで走行距離が大きく関わっていることでしょう。
そこで以下の2枚の写真を掲載します。


最後の2枚は、2016年12月22日に撮影しました。上が特急「スーパーとかち2号」で下が特急「スーパーとかち4号」の回送列車です。前者の札幌方にST-1207編成が、後者の帯広方にST-1108編成が連結されていました。まだキハ261系1000番台が札幌運転所に一括配置されていた時代です。
2年前の12月22日といえば、台風10号の影響により、石勝線が路盤流出などで甚大な被害を受け、4カ月弱にわたって札幌~釧路間の「スーパーおおぞら」と札幌~帯広間の「スーパーとかち」で運休を余儀なくされました。
札幌~トマム間及び、帯広~釧路間でそれぞれ臨時列車が設定されたものの、帯広運転所に滞泊するキハ261系1000番台の編成2本は営業運転再開まで使用されることはありませんでした。一時的に車両の検査か何かで釧路運輸車両所(釧クシ)へ回送されていましたね。
これと何が関係しているかというと、07ユニット同士と08ユニット同士で営業運転開始と苗穂工場入場の順序が入れ替わっており、少なからず2年前の台風被害が昨今の苗穂工場への入場にも影響しているのではないでしょうか。ST-1108編成に至っては、営業運転開始からわずか2カ月で運休・使用停止に追い込まれた不運な車両です。もしかすると、2016年度から増備されている6次車の走行距離と大きく変わらないのかもしれませんね。
4カ月弱にわたって運休を余儀なくされても、帯広・釧路側に閉じ込められていない5次車と同時期に新塗色化されているので、残るST-1108編成についても、そう遠くない時期に苗穂工場に入場し、他のユニット同様に新塗色化が実施されることでしょう。
既存の全ての車両が白い新色に統一される日は確実に近づいていますね。
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今回は発寒中央駅からの撮影です。
「DE10-1715」号機に牽引されて苗穂駅方面へ向かう試1191レ列車です。ブレブレで見事に失敗してしまいました。
同ユニットは、5次車の札幌方ユニットで唯一、2016年度に入ってから営業運転を開始した車両です。それまでのST-1207編成(キハ261-1207+キハ260-1207)が2015年度末にギリギリ営業運転開始になっています。
営業運転開始当初は札幌運転所(札サウ)配置でしたが、2017年3月ダイヤ改正を機に函館運輸所(函ハコ)に転属し、以来「スーパー北斗」の札幌方ユニットとして活躍しています。札幌方ユニットでは、同車までが青系の従来色で新製されており、これ以降の札幌方ユニットは新製当初から新塗色化されています。
紹介そのものが遅れてしまいましたが、先日ようやく新塗色化されたST-1207編成を紹介したばかりでした。昨年までと比較すると、特に5次車で新塗色化がハイペースで実施されています。まさかこんなにも早く次の札幌方ユニットが苗穂工場に入場するとは思いもしませんでした。
これまでの5次車が苗穂工場入場を機に新塗色化されているとすると、今回取り上げているST-1208編成も新塗色化される可能性が高いです。そうなると、「スーパー北斗」で青系の車両が札幌方の先頭に立って走行するシーンは見納めということになります。同ユニットが今回入場したことで新塗色化されなかった場合を含め、少なくともこの先1カ月程度は一時的に見られなくなりますね。

新塗色化された場合、これで青系の先頭車を含むユニットは函館方のST-1108編成(キハ261-1108+キハ260-1108)のみとなります。おそらく、もう実現しないであろうオールHET色編成による「スーパー北斗」の写真を掲載しておきます。
これだけではただ紹介しただけでつまらないので、今回はある疑問があり、過去の記事を遡って調べてみました。実は、ST-1208編成はST-1108編成よりも営業運転開始が遅いユニットです。5次車ユニットで営業運転開始が一番遅い車両になります。
にも関わらず、ST-1208編成の方が先に苗穂工場に入場します。車両の差し替えや輸送障害発生などで一概には言えませんが、車両の検査ということで走行距離が大きく関わっていることでしょう。
そこで以下の2枚の写真を掲載します。


最後の2枚は、2016年12月22日に撮影しました。上が特急「スーパーとかち2号」で下が特急「スーパーとかち4号」の回送列車です。前者の札幌方にST-1207編成が、後者の帯広方にST-1108編成が連結されていました。まだキハ261系1000番台が札幌運転所に一括配置されていた時代です。
2年前の12月22日といえば、台風10号の影響により、石勝線が路盤流出などで甚大な被害を受け、4カ月弱にわたって札幌~釧路間の「スーパーおおぞら」と札幌~帯広間の「スーパーとかち」で運休を余儀なくされました。
札幌~トマム間及び、帯広~釧路間でそれぞれ臨時列車が設定されたものの、帯広運転所に滞泊するキハ261系1000番台の編成2本は営業運転再開まで使用されることはありませんでした。一時的に車両の検査か何かで釧路運輸車両所(釧クシ)へ回送されていましたね。
これと何が関係しているかというと、07ユニット同士と08ユニット同士で営業運転開始と苗穂工場入場の順序が入れ替わっており、少なからず2年前の台風被害が昨今の苗穂工場への入場にも影響しているのではないでしょうか。ST-1108編成に至っては、営業運転開始からわずか2カ月で運休・使用停止に追い込まれた不運な車両です。もしかすると、2016年度から増備されている6次車の走行距離と大きく変わらないのかもしれませんね。
4カ月弱にわたって運休を余儀なくされても、帯広・釧路側に閉じ込められていない5次車と同時期に新塗色化されているので、残るST-1108編成についても、そう遠くない時期に苗穂工場に入場し、他のユニット同様に新塗色化が実施されることでしょう。
既存の全ての車両が白い新色に統一される日は確実に近づいていますね。
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