2018年夏の「フラノラベンダーエクスプレス」
臨時列車 - 2018年10月12日 (金)
今回は写真メインです。
今夏も札幌~富良野間の「フラノラベンダーエクスプレス」が運行されました。胆振東部地震の影響で9月運行分は支障が出ましたが、残るリゾート気動車2編成については、地震の影響による車両への損傷等は確認されず、引き続き活躍することでしょう。
【ノースレインボーエクスプレス】






【クリスタルエクスプレス】



昨秋でニセコエクスプレスが引退してしまい、残るリゾート気動車はノースレインボーエクスプレスとクリスタルエクスプレスの2編成だけになりました。かつて「フラノラベンダーエクスプレス」は、キハ183系によるリゾート気動車3編成をフル稼働させ、観光シーズンとなれば最大3往復設定されました。
2014年度運行分からそれまで3往復体制だったものが2往復体制となり、1列車あたりの輸送力及び負担が増えてしまいました。実際に2往復に削減された初年度(2014年度)は、定員数の少ないニセコエクスプレスやクリスタルエクスプレスでは混雑に対応しきれなくなり、キハ183系一般車やノースレインボーエクスプレスへ車両変更を余儀なくされました。
昨年度までは1編成あたりの定員数が多いことから、キハ183系旭山動物園号も使用され、混雑緩和に対応しました。しかし、同車も今年3月で引退となり、もはや「フラノラベンダーエクスプレス」に使用できる車両はノースレインボーエクスプレスとクリスタルエクスプレスしかありません。今後もし、列車が混雑に見舞われたとしてもこれら2編成でやり繰りするしかないのです。
以前は富良野方面の臨時列車といえば、クリスタルエクスプレスが真っ先に浮かび上がりました。フラノエクスプレスがなくなり、それをカバーするかのようにトマム&サホロエクスプレスがフラノエクスプレスの役割を担うようになりました。同車も引退すると、富良野方面=クリスタルエクスプレスのイメージが定着しましたね。
しかし近年は定員数が少ない関係から、ここでもノースレインボーエクスプレスを重宝する傾向が見られます。宗谷線特急の代走としても重宝しており、「フラノラベンダーエクスプレス」運行中の同車は、例えば平日に稚内方面の代走を、週末に富良野方面へ多客臨へそれぞれ充当するという多忙な日々でした。
クリスタルエクスプレスは昨秋に引退したニセコエクスプレスと車齢差は1年ですが、今のところ引退する予定はなく、引き続き活躍が続けられます。稼働する機会が少なくなっていますが、逆に今廃車にしてしまうと、「フラノラベンダーエクスプレス」の運行をノースレインボーエクスプレスのみで対応せざるを得なくなり、輸送力不足によって観光シーズンにおける富良野方面の輸送が窮地に立たされるでしょう。残る2編成については、車齢から老朽化という問題と向き合う反面、代替車両がないため、廃車するにできない状況で今後も推移していくと予想しています。
ノースレインボーエクスプレスについては、団体・臨時列車や宗谷線特急の代走などで今後も登板する機会があるようですが、クリスタルエクスプレスはしばらく営業運転で活躍することはないようで、このまま冬眠を迎えるのかもしれませんね。
後者については、1年のうち稼働する機会は僅かなので、何らかの形で活用方法を模索してほしいですね。
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今夏も札幌~富良野間の「フラノラベンダーエクスプレス」が運行されました。胆振東部地震の影響で9月運行分は支障が出ましたが、残るリゾート気動車2編成については、地震の影響による車両への損傷等は確認されず、引き続き活躍することでしょう。
【ノースレインボーエクスプレス】






【クリスタルエクスプレス】



昨秋でニセコエクスプレスが引退してしまい、残るリゾート気動車はノースレインボーエクスプレスとクリスタルエクスプレスの2編成だけになりました。かつて「フラノラベンダーエクスプレス」は、キハ183系によるリゾート気動車3編成をフル稼働させ、観光シーズンとなれば最大3往復設定されました。
2014年度運行分からそれまで3往復体制だったものが2往復体制となり、1列車あたりの輸送力及び負担が増えてしまいました。実際に2往復に削減された初年度(2014年度)は、定員数の少ないニセコエクスプレスやクリスタルエクスプレスでは混雑に対応しきれなくなり、キハ183系一般車やノースレインボーエクスプレスへ車両変更を余儀なくされました。
昨年度までは1編成あたりの定員数が多いことから、キハ183系旭山動物園号も使用され、混雑緩和に対応しました。しかし、同車も今年3月で引退となり、もはや「フラノラベンダーエクスプレス」に使用できる車両はノースレインボーエクスプレスとクリスタルエクスプレスしかありません。今後もし、列車が混雑に見舞われたとしてもこれら2編成でやり繰りするしかないのです。
以前は富良野方面の臨時列車といえば、クリスタルエクスプレスが真っ先に浮かび上がりました。フラノエクスプレスがなくなり、それをカバーするかのようにトマム&サホロエクスプレスがフラノエクスプレスの役割を担うようになりました。同車も引退すると、富良野方面=クリスタルエクスプレスのイメージが定着しましたね。
しかし近年は定員数が少ない関係から、ここでもノースレインボーエクスプレスを重宝する傾向が見られます。宗谷線特急の代走としても重宝しており、「フラノラベンダーエクスプレス」運行中の同車は、例えば平日に稚内方面の代走を、週末に富良野方面へ多客臨へそれぞれ充当するという多忙な日々でした。
クリスタルエクスプレスは昨秋に引退したニセコエクスプレスと車齢差は1年ですが、今のところ引退する予定はなく、引き続き活躍が続けられます。稼働する機会が少なくなっていますが、逆に今廃車にしてしまうと、「フラノラベンダーエクスプレス」の運行をノースレインボーエクスプレスのみで対応せざるを得なくなり、輸送力不足によって観光シーズンにおける富良野方面の輸送が窮地に立たされるでしょう。残る2編成については、車齢から老朽化という問題と向き合う反面、代替車両がないため、廃車するにできない状況で今後も推移していくと予想しています。
ノースレインボーエクスプレスについては、団体・臨時列車や宗谷線特急の代走などで今後も登板する機会があるようですが、クリスタルエクスプレスはしばらく営業運転で活躍することはないようで、このまま冬眠を迎えるのかもしれませんね。
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