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北海道の鉄道の内容を中心に自身の知識も含めながらブログの記事を日々更新しています。札幌市在住のため、主に札幌圏を走行する列車についての話題です。

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代走運転が多い宗谷線特急

ここ最近、「宗谷」・「サロベツ」で使用するキハ261系0番台が営業運転に入れない状態となっており、全ての運用で代走運転を実施しているようです。

本来であれば、代走車両を紹介するところですが、いつもと同じような内容ではつまらないので、今回は見方を変えてお伝えします。



通常使用するキハ261系0番台は14両が在籍しています。そのうち、12両が(株)北海道高速鉄道開発の保有で、2両がJR北海道の保有です。前者については、JR北海道に貸し付ける形で運行しています。

元々車両数が少ないため、登場当初から代走運転が実施されることがありましたが、これが近年では、代走運転を実施する機会が多くなり、今回のように全ての運用で代走運転を実施せざるを得ない状態にまで発展してしまいます。





主に代走車両として使用されるのが、キハ183系一般車とリゾート気動車のノースレインボーエクスプレスです。代走車両については、ようやく今年の3月ダイヤ改正以降、最高運転速度が120km/h対応の車両に揃えられ、代走時の遅延を最小限に抑えています。

一方、代走時でもグリーン車が用意されなくなったため、グリーン車利用については、到着駅で払い戻す措置がとられています。

キハ183系が好きな人間やリゾート気動車が好きな人間にとって、代走運転を実施することで好印象かもしれませんが、鉄道に興味のない一般利用客からすれば、遅延は発生するし、場合によっては座席変更や料金の払い戻し措置を受けなければならず、いい迷惑です。

代走運転が多く、通常の車両で運行することができないことが多い昨今について、危機感を持たなければなりません。本当に利用客を失ってしまいます。

たかが数分の遅延だ、代わりにノースレインボーエクスプレスという豪華な車両を使用している、グリーン席が利用できないから払い戻しするなど、運休は発生しないとはいえ、あまりにも利用客に対する意識の低さが露呈しています。

鉄道利用ではなくて、代走を別のサービスに置き換えてみてはいかがでしょうか?閲覧する皆さんが普段利用する何らかのサービスで構いません。

例えば、外食をする際はいかがでしょうか?

おいしいと評判のAという店舗で食事をするとします。しかし、その料理に使用する材料が安定供給できなかったとします。仕方なくそれをカバーするために別メニューで対応したとします。

客によっては、来店時にその知らせを聞いて店を変える場合も出てくるでしょう。

一方でBという店舗はA店舗よりも味は若干落ちるとはいえ、○○という料理を安定して供給・出すことができます。


A店舗の熱烈なファンにならない限り、料理はおいしくてもA店舗に安定して客は入るのでしょうか?



大まかな例ですが、これと同じことだと思います。

やはりどんなサービスであれ、万人に対して安定したサービスが提供されなければ人は離れていくし、SNS等の普及から口コミによって評判が流され、悪いイメージにつながり兼ねません。当ブログにおいても、代走レポートと称して代走が実施される度に紹介してきましたが、あまりの多さにコメント等にて疑問・不信感を持つ閲覧者の方も複数おり、管理者も代走を取り上げる度に危機感を持つようにそれらの記事で記載してきたつもりです。

しかも暑さが和らぎ、走行機関に対して条件がやさしい季節になりつつある昨今で、代走運転が中心となっている状況であれば、一般の利用客からすればもはや車両そのものが限界に達しているとしか判断せざるを得ず、欠陥車両と思われても仕方ないことだと思います。

管理者からすれば、元々の車両数が少ない、そのために車両を検査している等の理由から代走せざるを得ない状況というのは把握できますが、それでも上述のとおり、

「いついかなるときでも同じサービスを実施するべきでないか?」

と問われたら返す言葉が思いつきません。

仰るとおりですからね。

もし管理者がJR社員だったら頭を下げることしかできません。


それぐらい代走が多いです。「宗谷」と「サロベツ」が日本一代走の多い特急に指定されるのではないでしょうか。

キハ261系も2007年から10年以上にわたって1000番台が増備されています。残念ながら、「宗谷」と「サロベツ」で使用する0番台とは一緒に使用することはできませんが、1000番台にはまだまだ可能性が残されています。





後日別記事で新たに撮影したものを掲載する予定ですが、ヘッドマークが幕式(ロール式)のものが採用されている車両については、「スーパー宗谷」や「サロベツ」のものもあります。

昨今では1次車から4次車と6次車以降の車両について、ヘッドマークの更新等によって機器が幕式からLEDに変更されています。ED化以降、「スーパー宗谷」や「サロベツ」といった使われなかった列車の分も用意されているかについては不明ですが、用意されていたということは、1000番台が製造された当初は、将来的に宗谷線特急などにも後々営業運転に入れるように準備していたのかもしれません。

しかしながら、1000番台は増備され続けていますが、あくまで「スーパーとかち」や「スーパー北斗」といった幹線向けの特急でしかまだまだ営業運転として使用されておらず、宗谷本線の永山~稚内間の特殊自動閉塞式に対応すべく、車両側の機器が非搭載であるという情報から、1000番台が宗谷線特急の代走が実現できていません。

ただし、鉄道総研の資料を確認していると、閑散線区向けの閉塞装置について、車両への車上応答器は簡単に取り付けることが可能のようで、高価な車上装置や車載器等は不要のようです。なので、1000番台も将来的に閑散線区向けの特急列車として使用することができるかもしれませんね。

高額な製造コストで車両を多く製造できなかった過去から、このような事態を招いてしまいました。これはもはやどうすることもできませんが、これを少しでもカバーできるのがキハ261系1000番台であり、1号車の後ろを増結1号車とし、5両編成で運行すればそのまま「宗谷」と「サロベツ」に使用することが可能です。

最後に、キハ261系1000番台の今年度の増備車の一部は札幌運転所(札サウ)に配置されますが、一定数が揃っていないため、増発や置き換えが実施される可能性は低く、一定数が揃うまでは既存車の予備として使用していくと予想しています。

これをぜひとも宗谷線特急の代走にも視野を入れてほしいところです。











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コメント
7980: by 石坂駅駅長 on 2018/10/29 at 01:39:04

札幌近辺から稚内へ行こうと思ったとき、夏冬関係なく窮屈でもバスの利用を考えてしまいます。理由は安定輸送です。時間がかかるので夜行があるのもいいですね。本州からでも新千歳空港乗り継ぎ割引を使えば鉄道を使わなくても安く稚内へ行けます。宗谷特急の不安定さは、到着地から先の予定がある人にはドキドキして使えません。宗谷方面に限らず、都市間輸送では安定輸送とコンセント設備が絶対条件です。新製のキハ261期待したいですね。

7981: by 管理人 on 2018/10/29 at 22:45:50

>>「石坂駅駅長」さん、コメントありがとうございます。

過去2年間の様子を確認していると、冬場は安定輸送とは程遠い状況になります。特に12月は代走の方が多くなり、通常運行が壊滅状態になります。

利用客次第ですが、速達性を求める方もいれば、石坂駅駅長様のように安定輸送を求める方、スマートフォンやタブレットを使用するためにコンセントを求める方などさまざまです。

残念ながら、現在の車両はこれら全てを求めるには乏しい点が多々あり、それが航空機や都市間バスへ利用客が流れてしまう要因の1つだと思います。さらに代走となれば、さらに程遠くなってしまいます。

速くていついかなるときでも安定輸送ができ、コンセントがついている車両であれば航空機や都市間バスの脅威になりそうですが、昨今の経営状況からそれが改善される見通しは立たず、我慢の運行が続くことでしょう。

コンセントの設置等は後回しにしても問題ありませんが、少なくとも安定した輸送は引き続き喫緊の課題として取り上げなければなりません。ぜひとも新製車の活用等を検討してもらいたいですね。

長文失礼しました。

7983:負担軽減が必要か! by ピカチュウ親方 on 2018/10/31 at 02:12:23

お久し振りに投稿しました。

さて本題。

今年の改正で、宗谷線系統はキハ261に統一しましたが、正直サロベツはキハ183でも良いんじゃね、と思った程です。

旧形車に負担を掛けたくないと思ってるのか知りませんが、少なくとも安定輸送と言う観点から見れば、キハ183の方が断然安定してます。

かつての様に宗谷は261、サロベツは183にした方が良い気がするのですがどうでしょう?。

ちょっと逸れますが、私の住んでる千葉では、JR北海道の将来について、ここ最近コレと言った話を聞きません。

国も道も、宗谷線に限らず、どうしたいのか分からないですね。

7984: by 南の虎 on 2018/10/31 at 17:57:24

もはや、「冬こそJR」というのは死語にすぎず、冬こそバス、マイカーになりつつあるようですね。鉄道の存在意義がなくなりつつあると思います。
個人的には、宗谷本線は廃止もやむを得ないと考えております。

7986: by 管理人 on 2018/10/31 at 22:10:19

>>「ピカチュウ親方」さん、コメントありがとうございます。

安定輸送を優先するのであれば、2017年3月ダイヤ改正前の運用に戻すべきです。使用する車両は増えますが、現在よりも遅延に強いダイヤで、車両への負荷も抑えられますね。

現在は使用する車両がさらに限られているため、早朝は時間を繰り上げ、夕方以降は時間を繰り下げなければ対応できません。宗谷本線内は3往復を維持しましたが、利便性を欠くダイヤとなってしまったことは事実です。

以前よりも函館からの転用車が増え、苗穂車の車両繰りもしやすくなっていると思われ、管理者も以前のような運行体系に戻してもいいのではと思っています。その方が「ライラック」や「カムイ」も本数を減らすことができるので、車両への負荷はさらに抑えられますね。

北海道の路線存廃問題は全く進展がなくなってしまいました。関わる=面倒という空気が漂い、各方面とも極力触れたくない問題になりつつあります。

自治体の本音は残したいのです。一方でJRは手放したいのです。しかし、上下分離等を提案しても自治体はお金がなかったり、JRは自治体からの反発や批判的な報道を回避してなかなか手が出せないのです。

だから何をしたいのかわからない状況になっているのです。

このままズルズル行くと本当に北海道の鉄路は消滅してしまいます。強硬手段でも構わないので、どこかでメスを入れないと本当にまずいです。

7987: by 管理人 on 2018/10/31 at 22:19:32

>>「南の虎」さん、コメントありがとうございます。

マイカーは本当に便利です。管理者もそう思います。

道路も年々整備され、高速道路も徐々に延伸。クリーンディーゼル車やハイブリッド車の普及により、燃料代を抑えられ、移動費用が公共交通機関を利用するよりも安く抑えられます。

速さが失われ、安定輸送は難しく、それでいて運賃はそれまでとほぼ変わらない。それではJRの利点は薄れてしまい、料金や速達性のいずれかを求めてマイカーのほかにも航空機や都市間バスを利用するでしょう。

時代とともに、こうした公共交通においても整理しなければならないと思います。沿線人口が減少し続け、終いには沿線の集落が消滅したらどうなるでしょうか。それこそ鉄道は必要ありません。宗谷本線では特に、美深~稚内間がひどい過疎地域になっていますね。

宗谷本線は重要幹線と位置づけられていたはずですが、もっと真剣に向き合い、本当に必要なのかどうか検討をする必要があります。過去に紹介した警告文書からあと1カ月で1年が経過しますが、ほとんど何も変わっていません。

世間ではほとんど報道されていませんが、北海道の鉄道が消滅してしまう危機感を管理者を含めて道民はもっと意識しなければなりませんね。

7991: by 根室本線沿線住民 on 2018/11/02 at 09:40:08

本当に代走が多いということは、利用客にとって、迷惑この上ない話です。
キハ261系の0番台と1000番台が共通運用できないというのも妙な話ですね。
何が原因で共通運用できないのか、共通運用するためにどの程度の経費が必要なのか、皆目見当が付きませんが、現状の資産を有効に活用するのであれば、共通運用できるようにするしかないのではないでしょうか?
将来的にキハ183系や281系、283系を置き換えるのであれば「S北斗・Sおおぞら」の長編成グループ(グリーン車1両)と「宗谷・サロベツ、オホーツク・大雪、Sとかち」の短編成グループ(グリーン車と指定席の合造車)に分け、輸送量に応じた効率的な運用を検討して欲しいです。

7996: by 管理人 on 2018/11/04 at 19:02:58

>>「根室本線沿線住民」さん、コメントありがとうございます。

ここまで代走が多いと、迷惑というか信用を失います。利用客が減少傾向であれば、この影響が少なからず出ているのではないでしょうか。

1000番台も同一仕様で次々と量産していることも、おそらく後々欠点として出てくるでしょう。閑散線区向けには札幌方ユニットを稚内方とともに組んだ4両編成とするなど、柔軟な対応が必要だと思います。9席だけなら、グリーン車は必ずしも必要ないです。

単純に札幌方ユニットだけ量産する数を増やせば、後々増結で対応もしやすいだろうし、余計なグリーン車を生まずに済みます。設計変更する力は残されていないと思われ、同一車両で製造するという制約があるとすれば、この方法しかないです。グリーン車を連結するかしないかの2択で思い切って絞ってしまえばいいんです。その方がさらに効率的だと思います。

西日本の「はまかぜ」はキハ189系化に伴ってグリーン車を廃止し、思い切ってその分を差し引いて3両編成に減車しました。普通車のグレードが向上しているなら、閑散線区も合理化してグリーン車等のサービスは廃止すべきですよ。

グリーン車を必ずしも連結させることよりも、いついかなるときでも同じ車両で安定した輸送を実施することが優先すべきことだと思います。

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