11月中旬現在、移転開業が目前に迫った新しい苗穂駅の工事進ちょく状況
駅 - 2018年11月11日 (日)
北海道の鉄道の聖地「苗穂」。
その最寄りの苗穂駅の移転開業が11月17日(土)で1週間を切り、いよいよ移転開業に向けての駅周辺の工事もラストスパートをかけていました。
移転開業が直前に迫った工事の進ちょく状況をお伝えします。

まずは北口昇降棟から。
北口は大型商業施設「アリオ札幌」へのアクセスに重宝されるようになります。


新しい苗穂駅は橋上化されて自由通路と一体となります。これにより、苗穂駅周辺の南北の行き来がしやすくなります。北側にも駅関連施設が設けられるということで、高層マンションが建設される南口とはまた違った意味で北口も大きく生まれ変わります。
写真はありませんが、北口広場への道路も整備されます。現在の人道橋へアクセスしていた道路を活用するのではなく、厚生病院側にある踏切周辺から北口昇降棟へ向けて道路が新たに一本新設することで、自動車の北口昇降棟前広場の乗り入れを実現します。バス路線が新たに新設されるのかについては現時点では調べていません。


次に南口昇降棟です。北口よりも駅前ロータリーの整備が進んでいました。
移転開業する新しい苗穂駅は、札幌市が進める苗穂駅周辺の再開発事業の一環として進められています。特に劇的に変わるのが南口側で、高層の共同住宅が設けられる予定です。面積は1515坪で南口広場を含めた周辺は2021年度に完成を目指す予定です。戸数は160戸で、予定では南口を挟んだ25階建てのツインタワーが計画され、低層部には商業施設や医療施設が設けられる予定です。いわゆるコンパクトシティの推進が図られることになります。
南口については移転開業後も周辺の再開発が実施されることになるので、しばらくは周辺で工事が続きそうですね。

気になる自由通路を挟んだ新しい苗穂駅への入り口ですが、お洒落で落ち着きのある出入り口、改札前コンコースが利用者に提供されることを予感させます。
出入り口右側にある駅名はゴールドとし、その周辺にレンガもしくはレンガのデザインをあしらった構造で、現在の駅舎とはこれまた違ったレトロな雰囲気を出しつつ、最新の設備やノウハウが取り入れられる印象です。

駅舎のみならず、苗穂運転所(札ナホ)に所属する乗務員の同運転所から延びる職員専用の通路についても外装が黒く落ち着いた雰囲気となり、鉄粉などの汚れが付着しても目立たないような工夫がされていますね。
現在の職員専用通路は老朽化し、壁もない構造で必ずしも安全な構造とは言えません。駅の移転によって現在よりも距離が生じてしまいますが、職員専用通路が一新されたことで安全に駅までたどり着くことが可能になるでしょう。
いよいよ、あと6日で現在の苗穂駅は営業を終了し、新しい苗穂駅に引き継がれます。南北の行き来がしやすくなることや、商業施設へのアクセス向上が期待される反面、道立札幌東高等学校へのアクセスが逆に低下してしまうなど、移転が反って不便になる点もあります。良い点や悪い点については、移転開業後に徐々に何らかの形で改善されていくことを期待します。
現在の駅舎が1935年10月から使用を開始しており、今年で築83年になります。老朽化は否めませんが、それでも、先日の北海道胆振東部地震では特に大きな被害は出ていないと思われ、無事に3代目となる新駅舎へバトンタッチすることができそうです。
新しい駅舎も末永く使用され、北海道の鉄道の聖地の最寄り駅として人々から愛されることを期待します。
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その最寄りの苗穂駅の移転開業が11月17日(土)で1週間を切り、いよいよ移転開業に向けての駅周辺の工事もラストスパートをかけていました。
移転開業が直前に迫った工事の進ちょく状況をお伝えします。

まずは北口昇降棟から。
北口は大型商業施設「アリオ札幌」へのアクセスに重宝されるようになります。


新しい苗穂駅は橋上化されて自由通路と一体となります。これにより、苗穂駅周辺の南北の行き来がしやすくなります。北側にも駅関連施設が設けられるということで、高層マンションが建設される南口とはまた違った意味で北口も大きく生まれ変わります。
写真はありませんが、北口広場への道路も整備されます。現在の人道橋へアクセスしていた道路を活用するのではなく、厚生病院側にある踏切周辺から北口昇降棟へ向けて道路が新たに一本新設することで、自動車の北口昇降棟前広場の乗り入れを実現します。バス路線が新たに新設されるのかについては現時点では調べていません。


次に南口昇降棟です。北口よりも駅前ロータリーの整備が進んでいました。
移転開業する新しい苗穂駅は、札幌市が進める苗穂駅周辺の再開発事業の一環として進められています。特に劇的に変わるのが南口側で、高層の共同住宅が設けられる予定です。面積は1515坪で南口広場を含めた周辺は2021年度に完成を目指す予定です。戸数は160戸で、予定では南口を挟んだ25階建てのツインタワーが計画され、低層部には商業施設や医療施設が設けられる予定です。いわゆるコンパクトシティの推進が図られることになります。
南口については移転開業後も周辺の再開発が実施されることになるので、しばらくは周辺で工事が続きそうですね。

気になる自由通路を挟んだ新しい苗穂駅への入り口ですが、お洒落で落ち着きのある出入り口、改札前コンコースが利用者に提供されることを予感させます。
出入り口右側にある駅名はゴールドとし、その周辺にレンガもしくはレンガのデザインをあしらった構造で、現在の駅舎とはこれまた違ったレトロな雰囲気を出しつつ、最新の設備やノウハウが取り入れられる印象です。

駅舎のみならず、苗穂運転所(札ナホ)に所属する乗務員の同運転所から延びる職員専用の通路についても外装が黒く落ち着いた雰囲気となり、鉄粉などの汚れが付着しても目立たないような工夫がされていますね。
現在の職員専用通路は老朽化し、壁もない構造で必ずしも安全な構造とは言えません。駅の移転によって現在よりも距離が生じてしまいますが、職員専用通路が一新されたことで安全に駅までたどり着くことが可能になるでしょう。
いよいよ、あと6日で現在の苗穂駅は営業を終了し、新しい苗穂駅に引き継がれます。南北の行き来がしやすくなることや、商業施設へのアクセス向上が期待される反面、道立札幌東高等学校へのアクセスが逆に低下してしまうなど、移転が反って不便になる点もあります。良い点や悪い点については、移転開業後に徐々に何らかの形で改善されていくことを期待します。
現在の駅舎が1935年10月から使用を開始しており、今年で築83年になります。老朽化は否めませんが、それでも、先日の北海道胆振東部地震では特に大きな被害は出ていないと思われ、無事に3代目となる新駅舎へバトンタッチすることができそうです。
新しい駅舎も末永く使用され、北海道の鉄道の聖地の最寄り駅として人々から愛されることを期待します。
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