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「キロ261-1110」のヘッドマークがフルカラーLEDに戻る

ここ最近になって、「キロ261-1110」のヘッドマークが登場時のフルカラーLEDに戻っています。











ここ数日で撮影した「キロ261-1110」の様子です。特急「スーパー北斗3号」からの運用と特急「スーパー北斗8号」からの運用に2日おきに入っています。

同車はST-1110編成ユニットに組み込まれる先頭車です。同ユニットは2016年度に増備された6次車にあたります。新製当初から新塗色で登場し、ヘッドマークも従来の幕式(ロール式)からフルカラーLED化されています。







ですが、今年の2月上旬に同車を確認してみると、5次車までが採用していた幕式のヘッドマークが装着されるようになり、少なくとも11月下旬から12月上旬まで幕式タイプのものが装着されたままでした。1次車から4次車までは幕式タイプのものからフルカラーLEDに交換されており、ここで取り外された部品を一時的に使用していたのかもしれませんね。

当初理由は定かではありませんでしたが、その後情報を探していると、踏切事故に遭遇し、従来のLEDヘッドマーク機器が損傷したことで緊急として幕式のヘッドマークが採用されていた可能性があるとのことでした。再び登場時のフルカラーLEDが装着されたことで修理または新品に交換されたことと思います。

唯一、6次車以降の先頭車でヘッドマークが幕式だった同車ですが、フルカラーLEDになったことで登場時の姿に戻りました。同車は函館運輸所(函ハコ)に所属し、キハ261系が充当される「スーパー北斗」の函館方先頭車で使用されます。


キハ261系は、今後も引き続き増備され、今年度以降、少なくとも67両が製造される予定です。将来的な資金ショートが迫る中で、先日もお伝えしたとおり、「安全投資と修繕に関する5年間の計画」によって来年度以降も増備が継続されます。

同計画は、まず第一に安全投資と修繕を最優先としたうえで計画を推進することです。これにより、2018年度までに国からの支援が1,400億円に達し、同時に資産の売却等でさらに額は増えていることでしょう。

さらに、「安全投資と修繕に関する5年間の計画」を実施するにあたり、最大限努力してもなお資金が不足することから、2016年度から2019年度にかけてさらに1,200億円の追加支援措置が講じられます。この1,200億円の内訳は、設備投資への支援が600億円、修繕費への支援が600億円です。


これにより、総額2,600億円を車両の更新、軌道強化や管理の見直し等に充てられるとともに、設備投資や修繕費を追加支援分で補われることで、老朽・劣化の激しい車両の置き換え計画が当初見込んだ規模よりも大きく進展することでしょう。キハ183系残存車やキハ281系、キハ283系といった既存の特急気動車についても、当初から置き換え計画が前倒しされていると予想します。

キハ261系については、少なくともこの67両で製造を終え、キハ183系残存車やキハ281系、キハ283系の老朽取替に着手する方針です。北海道新幹線が札幌まで延伸すると、「スーパー北斗」使用車で余剰車が発生すると思われ、ここから1000番台の初期車(1次車~3次車)の置き換えや、「宗谷」・「サロベツ」で使用する0番台の置き換え等が実施されると予想しています。

あくまで不採算路線が残っていたらの話題ですが、いずれにしても活用策はたくさんあります。

キハ261系による「スーパー北斗」は、今年3月のダイヤ改正で7往復となりました。キハ281系の5往復よりも多くなり、すっかり札幌~函館間の主力車両になりつつあります。これが数年後には12往復全てがキハ261系に置き換わり、スーパー北斗=キハ261系が当たり前の時代に突入するでしょう。

新車とはいえ、キハ281系のような速達性は望めません。将来的には所要時間が現在よりも平均的に延びるかもしれませんね。












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コメント
8121: by 鉄道魔神 on 2018/12/12 at 04:43:26

予想ではキハ283とキハ281はあと何年で消滅しそうですか??

8122: by バターロール on 2018/12/12 at 23:25:29

キハ261系による本格的な置き換えが来年度あたりから始まりそうですがここでキハ283系(スーパーおおぞら)をキハ261系で置き換えた場合、所要時分の増加がどれくらいになるのか、現行のスーパーとかちと停車駅の多いおおぞらと比べてみました。以下の通りです
とかち1号 2:42
とかち3号 2:46
とかち5号 2:52
とかち7号 2:49
とかち9号 2:37

おおぞら3号 2:45(追分、新夕張、占冠停車)
おおぞら9号 2:52(追分、新夕張、十勝清水、芽室停車)
おおぞら11号 2:38(追分、新夕張停車)


とかち2号 2:48
とかち4号 2:53
とかち6号 2:46
とかち8号 2:48
とかち10号 2:53

おおぞら2号 2:43(芽室、十勝清水、占冠、新夕張、追分停車)
おおぞら10号 2:28(新夕張、追分停車)

行き違いや停車駅の数に差はあれどスーパーおおぞら10号を除くとあまり大きな差はないかなと思います(特に下り)。キハ283系は最高速度110km/h・振り子あり、キハ261系は最高速度120km/h・車体傾斜なしとなっていますが、キハ261系の車体傾斜なしでの曲線通過速度はキハ183系より速いです。いずれはスーパーおおぞらがキハ261系に代わってもそこまで大きな差はないと考えます

8123: by 管理人 on 2018/12/13 at 01:50:38

>>「鉄道魔神」さん、コメントありがとうございます。

キハ281系やキハ283系は具体的にいつ置き換えになるか発表されていないのでわからないです。

8124: by 管理人 on 2018/12/13 at 01:55:46

>>「バターロール」さん、コメントありがとうございます。

札幌~帯広間はキハ261系に置き換えたとしても大きな差は発生しないと思いますよ。逆に過酷と言われる池田~釧路間がキハ261系でどの程度で走行できるかが未知数です。

ですが、過去にキハ183系による「おおぞら」の入線実績があるので、そのダイヤより速くなる可能性は大きいです。キハ283系でも最速で4時間を切るのがやっとの状態であり、置き換えた場合は最速達列車といえど、4時間を切ることは難しくなると思います。

8131:今、情報仕入れました!! by s-kamui on 2018/12/14 at 17:42:03

来年3月から281系スーパー北斗のうち2往復分が261系の運用に変更になります。遂にその時が来ましたね・・・

話が変わりますが今後の183系や283系の置き換えに関してはオホーツク・大雪はもちろん、石勝線特急では札幌~帯広間(261系スーパーとかち)と帯広~釧路間(283系スーパーおおぞら)に分けられるとも予想しています。過去にリレーとかちの例があったので可能性もありそうです。

8137: by 管理人 on 2018/12/15 at 10:25:39

>>「s-kamui」さん、コメントありがとうございます。

キハ281系も運用数が減少するとは思いもしませんでした。運用削減分について、増結や予備に回すのか、一部(試作車など)が廃車になるのか。動向が注目されます。

帯広・釧路方面についてはまだ不明ですが、ダイヤ改正の運用次第でキハ261系の走行可能距離が新たに見えてきます。札幌~函館間を2往復することができたら、札幌~釧路間の運用も見えてくると思います。

釧路市内では人口減少と中心部の衰退が問題になっているため、帯広を起点に輸送適正化で両数の見直しはあってもいいと思いますよ。

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