「キロ261-1110」のヘッドマークがフルカラーLEDに戻る
キハ261系 - 2018年12月12日 (水)
ここ最近になって、「キロ261-1110」のヘッドマークが登場時のフルカラーLEDに戻っています。





ここ数日で撮影した「キロ261-1110」の様子です。特急「スーパー北斗3号」からの運用と特急「スーパー北斗8号」からの運用に2日おきに入っています。
同車はST-1110編成ユニットに組み込まれる先頭車です。同ユニットは2016年度に増備された6次車にあたります。新製当初から新塗色で登場し、ヘッドマークも従来の幕式(ロール式)からフルカラーLED化されています。



ですが、今年の2月上旬に同車を確認してみると、5次車までが採用していた幕式のヘッドマークが装着されるようになり、少なくとも11月下旬から12月上旬まで幕式タイプのものが装着されたままでした。1次車から4次車までは幕式タイプのものからフルカラーLEDに交換されており、ここで取り外された部品を一時的に使用していたのかもしれませんね。
当初理由は定かではありませんでしたが、その後情報を探していると、踏切事故に遭遇し、従来のLEDヘッドマーク機器が損傷したことで緊急として幕式のヘッドマークが採用されていた可能性があるとのことでした。再び登場時のフルカラーLEDが装着されたことで修理または新品に交換されたことと思います。
唯一、6次車以降の先頭車でヘッドマークが幕式だった同車ですが、フルカラーLEDになったことで登場時の姿に戻りました。同車は函館運輸所(函ハコ)に所属し、キハ261系が充当される「スーパー北斗」の函館方先頭車で使用されます。
キハ261系は、今後も引き続き増備され、今年度以降、少なくとも67両が製造される予定です。将来的な資金ショートが迫る中で、先日もお伝えしたとおり、「安全投資と修繕に関する5年間の計画」によって来年度以降も増備が継続されます。
同計画は、まず第一に安全投資と修繕を最優先としたうえで計画を推進することです。これにより、2018年度までに国からの支援が1,400億円に達し、同時に資産の売却等でさらに額は増えていることでしょう。
さらに、「安全投資と修繕に関する5年間の計画」を実施するにあたり、最大限努力してもなお資金が不足することから、2016年度から2019年度にかけてさらに1,200億円の追加支援措置が講じられます。この1,200億円の内訳は、設備投資への支援が600億円、修繕費への支援が600億円です。
これにより、総額2,600億円を車両の更新、軌道強化や管理の見直し等に充てられるとともに、設備投資や修繕費を追加支援分で補われることで、老朽・劣化の激しい車両の置き換え計画が当初見込んだ規模よりも大きく進展することでしょう。キハ183系残存車やキハ281系、キハ283系といった既存の特急気動車についても、当初から置き換え計画が前倒しされていると予想します。
キハ261系については、少なくともこの67両で製造を終え、キハ183系残存車やキハ281系、キハ283系の老朽取替に着手する方針です。北海道新幹線が札幌まで延伸すると、「スーパー北斗」使用車で余剰車が発生すると思われ、ここから1000番台の初期車(1次車~3次車)の置き換えや、「宗谷」・「サロベツ」で使用する0番台の置き換え等が実施されると予想しています。
あくまで不採算路線が残っていたらの話題ですが、いずれにしても活用策はたくさんあります。
キハ261系による「スーパー北斗」は、今年3月のダイヤ改正で7往復となりました。キハ281系の5往復よりも多くなり、すっかり札幌~函館間の主力車両になりつつあります。これが数年後には12往復全てがキハ261系に置き換わり、スーパー北斗=キハ261系が当たり前の時代に突入するでしょう。
新車とはいえ、キハ281系のような速達性は望めません。将来的には所要時間が現在よりも平均的に延びるかもしれませんね。
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ここ数日で撮影した「キロ261-1110」の様子です。特急「スーパー北斗3号」からの運用と特急「スーパー北斗8号」からの運用に2日おきに入っています。
同車はST-1110編成ユニットに組み込まれる先頭車です。同ユニットは2016年度に増備された6次車にあたります。新製当初から新塗色で登場し、ヘッドマークも従来の幕式(ロール式)からフルカラーLED化されています。



ですが、今年の2月上旬に同車を確認してみると、5次車までが採用していた幕式のヘッドマークが装着されるようになり、少なくとも11月下旬から12月上旬まで幕式タイプのものが装着されたままでした。1次車から4次車までは幕式タイプのものからフルカラーLEDに交換されており、ここで取り外された部品を一時的に使用していたのかもしれませんね。
当初理由は定かではありませんでしたが、その後情報を探していると、踏切事故に遭遇し、従来のLEDヘッドマーク機器が損傷したことで緊急として幕式のヘッドマークが採用されていた可能性があるとのことでした。再び登場時のフルカラーLEDが装着されたことで修理または新品に交換されたことと思います。
唯一、6次車以降の先頭車でヘッドマークが幕式だった同車ですが、フルカラーLEDになったことで登場時の姿に戻りました。同車は函館運輸所(函ハコ)に所属し、キハ261系が充当される「スーパー北斗」の函館方先頭車で使用されます。
キハ261系は、今後も引き続き増備され、今年度以降、少なくとも67両が製造される予定です。将来的な資金ショートが迫る中で、先日もお伝えしたとおり、「安全投資と修繕に関する5年間の計画」によって来年度以降も増備が継続されます。
同計画は、まず第一に安全投資と修繕を最優先としたうえで計画を推進することです。これにより、2018年度までに国からの支援が1,400億円に達し、同時に資産の売却等でさらに額は増えていることでしょう。
さらに、「安全投資と修繕に関する5年間の計画」を実施するにあたり、最大限努力してもなお資金が不足することから、2016年度から2019年度にかけてさらに1,200億円の追加支援措置が講じられます。この1,200億円の内訳は、設備投資への支援が600億円、修繕費への支援が600億円です。
これにより、総額2,600億円を車両の更新、軌道強化や管理の見直し等に充てられるとともに、設備投資や修繕費を追加支援分で補われることで、老朽・劣化の激しい車両の置き換え計画が当初見込んだ規模よりも大きく進展することでしょう。キハ183系残存車やキハ281系、キハ283系といった既存の特急気動車についても、当初から置き換え計画が前倒しされていると予想します。
キハ261系については、少なくともこの67両で製造を終え、キハ183系残存車やキハ281系、キハ283系の老朽取替に着手する方針です。北海道新幹線が札幌まで延伸すると、「スーパー北斗」使用車で余剰車が発生すると思われ、ここから1000番台の初期車(1次車~3次車)の置き換えや、「宗谷」・「サロベツ」で使用する0番台の置き換え等が実施されると予想しています。
あくまで不採算路線が残っていたらの話題ですが、いずれにしても活用策はたくさんあります。
キハ261系による「スーパー北斗」は、今年3月のダイヤ改正で7往復となりました。キハ281系の5往復よりも多くなり、すっかり札幌~函館間の主力車両になりつつあります。これが数年後には12往復全てがキハ261系に置き換わり、スーパー北斗=キハ261系が当たり前の時代に突入するでしょう。
新車とはいえ、キハ281系のような速達性は望めません。将来的には所要時間が現在よりも平均的に延びるかもしれませんね。
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