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役目を終えた2代目苗穂駅舎の今

苗穂駅の移転から1カ月が経ちました。

新しい駅舎となって利便性が向上し、直結する自由通路は苗穂工場の全景を眺めることができ、移転した新しい駅舎も話題が尽きません。ですが一方で、83年の歴史に幕を下ろした2代目苗穂駅舎の現在の様子はどのようになっているのでしょうか。

先日確認してきました。



駅舎の正面全景です。明るい方がよいと思い、天気が良い日に撮影してみましたが、逆に「幕を下ろした」という悲しみ感が出ず、裏目ってしまいました。状況だけ確認していただければと思います。

入口や窓ガラスはベニヤ板で覆われるようになりました。おそらく防犯対策等の絡みだと思われます。



国道12号線側から苗穂駅に向かって一直線で道路が伸びていましたが、2代目駅舎が役目を終えたことで駅前の交差点はT字路交差点になり、バリケードを設置したことで基本的に車両の通行はできなくなりました。しかし、1枚目の写真のように工事関係車の出入りがあるため、歩行者用信号機側から2代目苗穂駅舎の敷地内に車両が入ることは可能です。







出入り口付近には移転を告知する掲示物があり、一部の広告は既に撤去されています。移転直後は訪れる人間が確認されたものの、ここ最近は撮影者の姿もなくなり、この2代目苗穂駅舎の敷地内だけ、あの11月16日から時間が止まっているような雰囲気が感じられます。

解体作業はまだ実施されていませんが、年をまたいで解体作業を実施する可能性は低いと思われ、年明けから解体作業が実施されるかもしれませんね。特にホームや駅舎からホームへの連絡橋は日中は列車が行き交っている関係で深夜に解体工事が実施されるかもしれませんね。

旧駅舎が解体されるのも時間の問題であり、今のうちに本当の最後の様子を確認しておいた方がいいかもしれませんね。












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コメント
8159: by シニアパートナー on 2018/12/17 at 17:20:40 (コメント編集)

引退した駅の様子も記事にしてくれる管理人様のいたわりの念を感じます。

以前の記事でちょっと触れましたが、苗穂駅は小学校へ上がる前(1964年頃)母に連れられてよく利用しました。漁港の陣屋のような雰囲気でしたね。

苗穂駅前まで道庁前始発の市電が通っており、近年とは想像できないくらい人の出入りがありました。苗穂駅の待合室はいつも混雑していた記憶があります。当時定山渓鉄道という私鉄が東札幌から苗穂まで乗り入れており、国鉄だけではなく定鉄のお客さんもいたせいもあるでしょう。

昔話になりましたが、年明けどこかで帰省の予定なので、久しぶりに訪れてみたいと思っています。もちろん新駅舎のほうも。

8160: by 管理人 on 2018/12/17 at 23:42:05

>>「シニアパートナー」さん、コメントありがとうございます。

自身が2代目苗穂駅舎と関われたのはほんの数年ですが、それでも通い詰めただけあって思い出のある駅舎です。不便等過去の記事で記載していますが、自身にとってはそのような苗穂駅が本当の苗穂駅であり、その不便さがいいんです。不便な代わりに、色々な車両を見渡すことができたので。

過去の記事等には記載しませんでしたが、昔は苗穂駅前に市電が通り、定山渓鉄道も乗り入れていたようですね。現在と比べて自家用車の保有率も少なく、公共交通の利用が中心だったと思われ、人の行き来は現在とは比べものにならないぐらい多かったでしょう。

2代目駅舎の晩年は、大雪(おおゆき)などの輸送障害が発生した際や通勤・通学時間帯ぐらいしか確認されませんでした。市電のルートから外れた等の理由もありますが、車社会が進展し、移動手段が分散されたためでもあると思います。

まだ解体は実施されていません。この時期でも解体が始まっていないとすると、来年から実施されるのかもしれません。ぜひ帰省される際は新旧苗穂駅舎に立ち寄ってみてください。

現在の苗穂駅舎もそれはそれでいいですよ。

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