新たにキハ261系0番台SE-202編成の前照灯がLEDとなって営業運転開始
キハ261系 - 2018年12月21日 (金)
キハ261系は、1000番台では既存の5次車を中心に新塗色化が実施されていますが、0番台も重要機器取替工事が施行されています。今回新たに「宗谷」・「サロベツ」で使用する0番台の稚内方先頭車を含むユニットSE-202編成の重要機器取替工事が完了し、前照灯がLEDとなって営業運転を開始しています。


写真は12月18日に札幌駅で撮影した上りの特急「宗谷」の回送列車です。稚内方に今回新たに重要機器取替工事が施行されたSE-202編成が連結されていました。
当該車両は、前日17日の下りの特急「宗谷」から営業運転を開始したようです。予備車両も少ないことから、今後しばらくは2日おきに「宗谷」・「サロベツ」にそれぞれ充当されることになるでしょう。
既に施工完了しているユニットと同様、前照灯はLEDとなり、行先表示器は従来の幕式(ロール式)からフルカラーLEDタイプに交換されています。夏季とは異なり、雪の中を走行するので、下回りなどもあまり汚れていませんでした。
この時点で、重要機器取替工事施工完了車はSE-102編成、SE-103編成、SE-201編成、SE-202編成の4ユニットになりました。残るはSE-203編成、SE-101編成、SE-104編成の3ユニットです。だいたい半年に1ユニットペースで更新が実施されており、次は来年の5月・6月あたりに登場するのではないでしょうか。ちなみに、重要機器取替工事は2020年までに施行されるようです。残り3ユニットなので、順調にいけば当初のスケジュールどおりで全車完了することでしょう。
機器更新の影響かどうか不明ですが、今年の12月は宗谷線特急の代走が各段に減少していることにも注目です。本来あってはならないものですが、一昨年と昨年はほぼ連日所定のキハ261系が使用できず、12月中旬頃まで定期運用が壊滅状態に陥っていました。それから比較すると、今年は12月14日から4日間にわたって代走運転が確認されたものの、現時点で12月はこれ1回で終了しており、かなり安定した輸送が続けられていると思います。
しかし、依然として予備車両が少なく、車両故障などが発生した場合はキハ183系一般車やノースレインボーエクスプレスに頼らざるを得ない状況が続いています。運休が発生する場合、車両繰りの関係で宗谷本線を午後の時間帯に走行する1往復が間引きされるわけですが、同線では普通列車の本数も多く確保されているわけではなく、代替として案内されるとはいえ、1両~2両の普通列車で長時間北上または南下するには辛いものがあります。このあたりも代走や運休時の対応の課題の1つとして取り上げなければなりません。
まずは、例年12月に壊滅状態であった定期運用を、今年はほぼ安定した輸送に切り替わりつつあることは宗谷線特急にとって一歩前進です。引き続き冬季は車輪への傷が入ることなどの運休のリスクが多くなる時期ですが、現時点ではそれが極力発生しないように願うしかないですね。
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写真は12月18日に札幌駅で撮影した上りの特急「宗谷」の回送列車です。稚内方に今回新たに重要機器取替工事が施行されたSE-202編成が連結されていました。
当該車両は、前日17日の下りの特急「宗谷」から営業運転を開始したようです。予備車両も少ないことから、今後しばらくは2日おきに「宗谷」・「サロベツ」にそれぞれ充当されることになるでしょう。
既に施工完了しているユニットと同様、前照灯はLEDとなり、行先表示器は従来の幕式(ロール式)からフルカラーLEDタイプに交換されています。夏季とは異なり、雪の中を走行するので、下回りなどもあまり汚れていませんでした。
この時点で、重要機器取替工事施工完了車はSE-102編成、SE-103編成、SE-201編成、SE-202編成の4ユニットになりました。残るはSE-203編成、SE-101編成、SE-104編成の3ユニットです。だいたい半年に1ユニットペースで更新が実施されており、次は来年の5月・6月あたりに登場するのではないでしょうか。ちなみに、重要機器取替工事は2020年までに施行されるようです。残り3ユニットなので、順調にいけば当初のスケジュールどおりで全車完了することでしょう。
機器更新の影響かどうか不明ですが、今年の12月は宗谷線特急の代走が各段に減少していることにも注目です。本来あってはならないものですが、一昨年と昨年はほぼ連日所定のキハ261系が使用できず、12月中旬頃まで定期運用が壊滅状態に陥っていました。それから比較すると、今年は12月14日から4日間にわたって代走運転が確認されたものの、現時点で12月はこれ1回で終了しており、かなり安定した輸送が続けられていると思います。
しかし、依然として予備車両が少なく、車両故障などが発生した場合はキハ183系一般車やノースレインボーエクスプレスに頼らざるを得ない状況が続いています。運休が発生する場合、車両繰りの関係で宗谷本線を午後の時間帯に走行する1往復が間引きされるわけですが、同線では普通列車の本数も多く確保されているわけではなく、代替として案内されるとはいえ、1両~2両の普通列車で長時間北上または南下するには辛いものがあります。このあたりも代走や運休時の対応の課題の1つとして取り上げなければなりません。
まずは、例年12月に壊滅状態であった定期運用を、今年はほぼ安定した輸送に切り替わりつつあることは宗谷線特急にとって一歩前進です。引き続き冬季は車輪への傷が入ることなどの運休のリスクが多くなる時期ですが、現時点ではそれが極力発生しないように願うしかないですね。
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