【代走レポート】12月30日の特急「サロベツ4号」・特急「サロベツ3号」をキハ183系一般車で代走
代走・編成変更 - 2019年01月05日 (土)
今日から更新していくので、よろしくお願いします。
まずは年末の話題ですが、12月30日の特急「サロベツ4号」と特急「サロベツ3号」がキハ183系一般車による代走運転でした。

1枚目の写真は、特急「サロベツ4号」の旭川駅到着時の様子です。4番線に停車中の特急「カムイ42号」と並びました。
当日は折り返しとなる下りの特急「宗谷」の出発前に車両不具合が発生したようです。札幌駅発車時点で1時間以上の遅れが既に発生しており、最終的に特急「サロベツ4号」として旭川駅に到着したのが18時30分前でした。1時間40分程度遅れていました。

まだ運用は終わらず、折り返し特急「サロベツ3号」となります。折り返し列車が大幅に遅れて到着したため、旭川運転所(旭アサ)の通常の出区時間に間に合わず、20時前に旭川駅へ入線となりました。
ちょうど同駅で接続を図る特急「ライラック35号」も遅れており、同列車の到着までに入線は間に合ったものの、車両点検か何かで定時で発車することはできませんでした。
結局20時35分ごろ、稚内へ向けて発車していきました。この関係で後続となる快速「なよろ7号」も遅れて発車していきました。
年末年始輸送期間中ともあって、1両増結の5両編成で運行されました。編成は以下のとおりです。
<稚内⇔札幌・旭川>
上記の5両編成でした。
代走は翌31日の上りの特急「宗谷」で終了し、元旦の下りの特急「宗谷」から所定のキハ261系に戻っているようです。
12月中旬まで代走もなく、イイ感じで安定した輸送が継続されていましたが、後半に入ってから3回ほど代走運転が確認されました。やはり冬季は夏季に比べて代走が多くなる傾向があります。それでも昨年の12月と比べると、代走を実施した機会は圧倒的に減っています。
12月下旬の代走から「オホーツク」・「大雪」で使用するハイデッカーグリーン車を組み込んだ編成が用意されています。昨年6月末以降、初期車を淘汰したことでキハ183系一般車代走の際はモノクラス編成が充当されていましたが、ようやく代走編成にもグリーン車連結が復活し、所定と代走の差が若干抑えられました。
代走時のグリーン車はキハ261系にはないハイデッカータイプで、景色がよければ宗谷本線の景色を普段以上に堪能することができるでしょう。移動時間に余裕があれば、逆に所定のキハ261系よりもトクをする場合もありますね。
ですが、利用客全員が移動時間に余裕があるわけはありません。今回の代走では、現状ダイヤの悪い点がそのまま出てしまいました。
宗谷線特急は、稚内駅を折り返す2本について、現状のダイヤでは折り返し時間が短いです。20分~25分程度しか設けられていません。車内清掃を実施して数分で出発するようなダイヤが組まれています。
キハ183系代走時は稚内駅到着時点で遅れが発生しているため、車内清掃を急いで実施し、定時で発車させることもあるようですが、折り返しとなる列車で20分以上の遅れが発生してしまうと、出発時刻そのものが遅れてしまい、遅延が長引いてそれが宗谷本線の列車の交換や、各駅の接続列車に影響してきます。以前からこの影響を受けやすいのが札幌まで直通する上りの特急「宗谷」で、110km/h運転対応車が使用されていた頃は、札幌駅到着が最大で1時間程度遅れたこともありました。
所定のダイヤでは、おそらく旭川運転所で燃料給油のために時間を要するため、旭川駅発着時に折り返し時間を確保せざるを得ません。その関係で稚内駅で折り返し時間が短いなど、ほかの部分で無駄(余裕時分)を極力省いたダイヤとなっています。
こうした現状のダイヤを改善するには、運用数を増やし、且つ余裕があれば2往復の札幌駅発着を復活させることです。ですが、引き続き少ない車両数で運行し、増備するキハ261系も残るキハ183系、キハ281系、キハ283系を全て置き換えるのがやっとの状況になるでしょう。北海道新幹線が札幌まで延伸し、「スーパー北斗」で使用するキハ261系に余剰車が生まれない限り、車両不足または代走措置は続くのかもしれませんね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング
まずは年末の話題ですが、12月30日の特急「サロベツ4号」と特急「サロベツ3号」がキハ183系一般車による代走運転でした。

1枚目の写真は、特急「サロベツ4号」の旭川駅到着時の様子です。4番線に停車中の特急「カムイ42号」と並びました。
当日は折り返しとなる下りの特急「宗谷」の出発前に車両不具合が発生したようです。札幌駅発車時点で1時間以上の遅れが既に発生しており、最終的に特急「サロベツ4号」として旭川駅に到着したのが18時30分前でした。1時間40分程度遅れていました。

まだ運用は終わらず、折り返し特急「サロベツ3号」となります。折り返し列車が大幅に遅れて到着したため、旭川運転所(旭アサ)の通常の出区時間に間に合わず、20時前に旭川駅へ入線となりました。
ちょうど同駅で接続を図る特急「ライラック35号」も遅れており、同列車の到着までに入線は間に合ったものの、車両点検か何かで定時で発車することはできませんでした。
結局20時35分ごろ、稚内へ向けて発車していきました。この関係で後続となる快速「なよろ7号」も遅れて発車していきました。
年末年始輸送期間中ともあって、1両増結の5両編成で運行されました。編成は以下のとおりです。
<稚内⇔札幌・旭川>
キハ183-1553 | キロ182-504 | キハ182-510 | キハ182-514 | キハ183-1503 |
上記の5両編成でした。
代走は翌31日の上りの特急「宗谷」で終了し、元旦の下りの特急「宗谷」から所定のキハ261系に戻っているようです。
12月中旬まで代走もなく、イイ感じで安定した輸送が継続されていましたが、後半に入ってから3回ほど代走運転が確認されました。やはり冬季は夏季に比べて代走が多くなる傾向があります。それでも昨年の12月と比べると、代走を実施した機会は圧倒的に減っています。
12月下旬の代走から「オホーツク」・「大雪」で使用するハイデッカーグリーン車を組み込んだ編成が用意されています。昨年6月末以降、初期車を淘汰したことでキハ183系一般車代走の際はモノクラス編成が充当されていましたが、ようやく代走編成にもグリーン車連結が復活し、所定と代走の差が若干抑えられました。
代走時のグリーン車はキハ261系にはないハイデッカータイプで、景色がよければ宗谷本線の景色を普段以上に堪能することができるでしょう。移動時間に余裕があれば、逆に所定のキハ261系よりもトクをする場合もありますね。
ですが、利用客全員が移動時間に余裕があるわけはありません。今回の代走では、現状ダイヤの悪い点がそのまま出てしまいました。
宗谷線特急は、稚内駅を折り返す2本について、現状のダイヤでは折り返し時間が短いです。20分~25分程度しか設けられていません。車内清掃を実施して数分で出発するようなダイヤが組まれています。
キハ183系代走時は稚内駅到着時点で遅れが発生しているため、車内清掃を急いで実施し、定時で発車させることもあるようですが、折り返しとなる列車で20分以上の遅れが発生してしまうと、出発時刻そのものが遅れてしまい、遅延が長引いてそれが宗谷本線の列車の交換や、各駅の接続列車に影響してきます。以前からこの影響を受けやすいのが札幌まで直通する上りの特急「宗谷」で、110km/h運転対応車が使用されていた頃は、札幌駅到着が最大で1時間程度遅れたこともありました。
所定のダイヤでは、おそらく旭川運転所で燃料給油のために時間を要するため、旭川駅発着時に折り返し時間を確保せざるを得ません。その関係で稚内駅で折り返し時間が短いなど、ほかの部分で無駄(余裕時分)を極力省いたダイヤとなっています。
こうした現状のダイヤを改善するには、運用数を増やし、且つ余裕があれば2往復の札幌駅発着を復活させることです。ですが、引き続き少ない車両数で運行し、増備するキハ261系も残るキハ183系、キハ281系、キハ283系を全て置き換えるのがやっとの状況になるでしょう。北海道新幹線が札幌まで延伸し、「スーパー北斗」で使用するキハ261系に余剰車が生まれない限り、車両不足または代走措置は続くのかもしれませんね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
-
【代走レポート】1月2日の特急「ライラック18号」を789系1000番台が「臨時特急」として代走 2019/01/06
-
【代走レポート】12月30日の特急「サロベツ4号」・特急「サロベツ3号」をキハ183系一般車で代走 2019/01/05
-
【代走レポート】12月26日の特急「サロベツ1号」・上りの特急「宗谷」をキハ183系一般車で代走 2018/12/29
-