訪日外国人で溢れる新千歳空港~駅舎もリニューアルされて供用開始!
駅 - 2019年01月07日 (月)
年末年始の新千歳空港は訪日外国人で溢れていました。

年末年始期間中の国際線ターミナルの出発ロビー前の様子です。全てが全て外国人観光客ではありませんが、それでも出発ロビーが人で溢れていました。自家用車(レンタカー)や高速バスなどで札幌へ向かう人もいるでしょうが、快速「エアポート」の利用が増えることにも納得です。年末年始輸送期間中は乗車率100%を超えた列車もたくさんあったことでしょう。
利用が多くなることは好ましいことですが、なにせスーツケースが邪魔です。721系による快速「エアポート」については、荷だなにスーツケースを上げないで1人で2席分を陣取るなど、混雑の原因になり得る行為も日頃から散見されます。車内からスーツケースをなくしたり、荷だなに上げるだけで車内の混雑状態を緩和することに一役買うでしょう。
少しの旅行や国内旅行で荷物を絞れない人間は旅行が下手な証拠ですよね。必要最低限なものを持ち出して何か不足したら現地で買い足すなど、各自で工夫が必要です。その方が荷物の負担が減り、身体への負担も減りますよ。
そして、12月26日から新千歳空港駅も全面リニューア改札口付近がリニューアルされて供用を開始しています。
現在の新千歳空港駅は1992年7月に空港直結駅として開業しましたが、2010年を境に、訪日外国人が急増するようになりました。開業当初は、1日平均9,750人の利用でしたが、2016年度は1日平均16,121人となっています。引き続き、訪日外国人を中心に利用の増加が予想されることから、駅のレイアウトを大幅に見直すリニューアルが実施されています。
今回のリニューアルは、列車が発着するホームはそのままに、改札口コンコース周辺を大規模に改修するというものです。

通路は北海道らしさを実感するようなデザインとしています。北海道を代表する樹木である「白樺」をあしらったデザインで、従来は薄暗かった改札前コンコースですが、天井や壁が白に統一されたことで通路全体が明るい雰囲気になりました。

そして今回新たに確認することができた改札口コンコース前の柱に映し出される大型ビジョンです。写真などの広告のほか、北海道各地の風景を掲出する予定です。

また、改札口前の天井には季節に合わせた映像をプロジェクターで投影しています。残念ながら、駅全体が明るい白いイメージとしたため、目立たない、わかりづらいものになっていました。気づかない人間もたくさんいるでしょう。

最後に、場所の移動とともに、スペースが縮小された待合スペースです。データイムは常に札幌方面に向かう列車が停車しており、隣の南千歳駅でも改札内に待合スペースがあります。そもそも新千歳空港に飲食店が多くあり、カフェを楽しみながら乗車列車及び、南千歳駅での乗り換えまでのひとときを堪能した方がいいでしょう。何もこのような場所で長時間待機する必要はありません。必要最低限のスペースで十分です。
昨今の新千歳空港の話題といえばほかに、年明けに新千歳空港では大雪(おおゆき)に見舞われ、およそ2,000人が空港内で一夜を明かしたようです。そうした場合は、夜間閉鎖される箇所もシャッターを閉めずに解放されます。明日の8日まで航空機はほぼ満席のようですね。
この影響で、函館方面の「スーパー北斗」や北海道新幹線が代替交通機関の役割を担い、一部列車で混雑が発生したようです。函館空港も東京へ向かう便で混雑したようですね。
このような混乱状態を受け、新千歳空港のこれからの課題は、地方空港との格差と一極集中をどうするかですね。
新千歳空港の規模拡大は、インバウンド需要増加によって北海道経済にも大きな影響を与えることになり、凄くよいことでしょう。一方で、新千歳空港のみが成長しすぎてそれ以外の道内の地方の空港との格差が非常に大きいです。新幹線も札幌まで到達していない現在、札幌周辺から本州へ向かうといえば、航空機を利用する方がほとんどでしょう。万が一、今回のような大雪(おおゆき)や昨年9月の胆振東部地震で空港の機能が果たせなくなった場合、北海道と本州を結ぶルートはほぼ断たれるわけです。
かといって、新千歳空港の代替を果たせる空港が道内にあるわけでもなく、札幌にも丘珠空港がありますが、新千歳空港の機能を担う規模はありません。JR北海道にとって新千歳空港の成長、一極集中は好調な快速「エアポート」の利用増加につながって利点だらけですが、我々一般の利用客からすれば、悪天候による緊急事態にはこれが反ってマイナスに働くこともあります。
今後も新千歳空港以外の地方の空港が大きく成長する予定は現時点でありません。その中で、道内と本州を結ぶ新たな輸送手段として期待?されるのが北海道新幹線です。現状では保有する施設や設備の修繕、開業効果が一段落したことで収益面でいい部分があまりありませんが、こうした緊急事態の代替交通手段としては、その役割が大いに期待できるかもしれませんね。
途中から話題が逸れてしまいましたが、今年は道内と本州を結ぶルートについて、北海道新幹線が若干有利になるかもしれません。それについては、また後日記事にしていきたいと思います。
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年末年始期間中の国際線ターミナルの出発ロビー前の様子です。全てが全て外国人観光客ではありませんが、それでも出発ロビーが人で溢れていました。自家用車(レンタカー)や高速バスなどで札幌へ向かう人もいるでしょうが、快速「エアポート」の利用が増えることにも納得です。年末年始輸送期間中は乗車率100%を超えた列車もたくさんあったことでしょう。
利用が多くなることは好ましいことですが、なにせスーツケースが邪魔です。721系による快速「エアポート」については、荷だなにスーツケースを上げないで1人で2席分を陣取るなど、混雑の原因になり得る行為も日頃から散見されます。車内からスーツケースをなくしたり、荷だなに上げるだけで車内の混雑状態を緩和することに一役買うでしょう。
少しの旅行や国内旅行で荷物を絞れない人間は旅行が下手な証拠ですよね。必要最低限なものを持ち出して何か不足したら現地で買い足すなど、各自で工夫が必要です。その方が荷物の負担が減り、身体への負担も減りますよ。
そして、12月26日から新千歳空港駅も全面リニューア改札口付近がリニューアルされて供用を開始しています。
現在の新千歳空港駅は1992年7月に空港直結駅として開業しましたが、2010年を境に、訪日外国人が急増するようになりました。開業当初は、1日平均9,750人の利用でしたが、2016年度は1日平均16,121人となっています。引き続き、訪日外国人を中心に利用の増加が予想されることから、駅のレイアウトを大幅に見直すリニューアルが実施されています。
今回のリニューアルは、列車が発着するホームはそのままに、改札口コンコース周辺を大規模に改修するというものです。

通路は北海道らしさを実感するようなデザインとしています。北海道を代表する樹木である「白樺」をあしらったデザインで、従来は薄暗かった改札前コンコースですが、天井や壁が白に統一されたことで通路全体が明るい雰囲気になりました。

そして今回新たに確認することができた改札口コンコース前の柱に映し出される大型ビジョンです。写真などの広告のほか、北海道各地の風景を掲出する予定です。

また、改札口前の天井には季節に合わせた映像をプロジェクターで投影しています。残念ながら、駅全体が明るい白いイメージとしたため、目立たない、わかりづらいものになっていました。気づかない人間もたくさんいるでしょう。

最後に、場所の移動とともに、スペースが縮小された待合スペースです。データイムは常に札幌方面に向かう列車が停車しており、隣の南千歳駅でも改札内に待合スペースがあります。そもそも新千歳空港に飲食店が多くあり、カフェを楽しみながら乗車列車及び、南千歳駅での乗り換えまでのひとときを堪能した方がいいでしょう。何もこのような場所で長時間待機する必要はありません。必要最低限のスペースで十分です。
昨今の新千歳空港の話題といえばほかに、年明けに新千歳空港では大雪(おおゆき)に見舞われ、およそ2,000人が空港内で一夜を明かしたようです。そうした場合は、夜間閉鎖される箇所もシャッターを閉めずに解放されます。明日の8日まで航空機はほぼ満席のようですね。
この影響で、函館方面の「スーパー北斗」や北海道新幹線が代替交通機関の役割を担い、一部列車で混雑が発生したようです。函館空港も東京へ向かう便で混雑したようですね。
このような混乱状態を受け、新千歳空港のこれからの課題は、地方空港との格差と一極集中をどうするかですね。
新千歳空港の規模拡大は、インバウンド需要増加によって北海道経済にも大きな影響を与えることになり、凄くよいことでしょう。一方で、新千歳空港のみが成長しすぎてそれ以外の道内の地方の空港との格差が非常に大きいです。新幹線も札幌まで到達していない現在、札幌周辺から本州へ向かうといえば、航空機を利用する方がほとんどでしょう。万が一、今回のような大雪(おおゆき)や昨年9月の胆振東部地震で空港の機能が果たせなくなった場合、北海道と本州を結ぶルートはほぼ断たれるわけです。
かといって、新千歳空港の代替を果たせる空港が道内にあるわけでもなく、札幌にも丘珠空港がありますが、新千歳空港の機能を担う規模はありません。JR北海道にとって新千歳空港の成長、一極集中は好調な快速「エアポート」の利用増加につながって利点だらけですが、我々一般の利用客からすれば、悪天候による緊急事態にはこれが反ってマイナスに働くこともあります。
今後も新千歳空港以外の地方の空港が大きく成長する予定は現時点でありません。その中で、道内と本州を結ぶ新たな輸送手段として期待?されるのが北海道新幹線です。現状では保有する施設や設備の修繕、開業効果が一段落したことで収益面でいい部分があまりありませんが、こうした緊急事態の代替交通手段としては、その役割が大いに期待できるかもしれませんね。
途中から話題が逸れてしまいましたが、今年は道内と本州を結ぶルートについて、北海道新幹線が若干有利になるかもしれません。それについては、また後日記事にしていきたいと思います。
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