2018年度年末年始輸送期間中のキハ281系「スーパー北斗」~所定の7両編成で運行しました!
繁忙期輸送 - 2019年01月08日 (火)
昨日ようやく年末年始輸送期間中の利用状況が発表されたので、当ブログでも同期間中の特急列車の様子について紹介していきたいと思います。
尚、編成が固定されている札幌~旭川間の「カムイ」・「ライラック」、札幌~東室蘭・室蘭間の「すずらん」については割愛させていただきます。
まずは、キハ281系による「スーパー北斗」からです。

1枚目は、12月28日に白石駅で撮影した特急「スーパー北斗5号」です。所定の7両編成でした。
通過直前に白石駅構内の踏切内に車が立ち往生したことにより、千歳線と函館本線は一時的に運転見合わせとなりました。同列車は13時01分頃通過していきました。元々10分程度の遅れが発生していましたが、踏切支障の影響で最終的には25分程度遅れて札幌駅に到着したことでしょう。

次に、同28日に新札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗7号」です。こちらも所定の7両編成でした。

そして年明け後は、1月3日に恵庭市を通る川沿大通りの橋の上から撮影した特急「スーパー北斗10号」です。曇り予報でしたが、通過直前で晴れてくれました。
こちらも所定の7両編成でした。

最後に、今年は1月4日から北広島市役所の一般業務が開始されるということで、庁舎の5階の展望スペースからも撮影してみました。3枚目と同じ特急「スーパー北斗10号」です。
こちらも所定の7両編成でした。
今年度の年末年始輸送期間中も増結は実施されず、通常期と同じ7両編成で連日運行されました。
キハ281系は全27両が函館運輸所(函ハコ)に所属しています。基本が7両編成で3運用があります。少なくとも1日に21両が稼働するわけですから、予備車両が十分に確保されていません。その関係で繁忙期においても通常期と同じ7両編成で運行されることが多いです。
そのようなキハ281系も迫る3月のダイヤ改正で動きがあります。現在は「スーパー北斗」全12往復のうち5往復に充当されていますが、キハ261系の増備によって2往復が置き換えられることになり、キハ281系で運行する列車は5往復から3往復に削減されます。
同時に運用も3運用から2運用に減り、札幌~函館間を1日2往復する運用が消滅します。この2往復を失ってしまうと、キハ281系による「スーパー北斗」を見られる時間帯はさらに限られてしまいそうです。特に冬季となれば日の出が遅いこともあり、明るい時間帯で道央地区で特急「スーパー北斗2号」を見ることができません。一方下りでも特急「スーパー北斗21号」も運行する時間帯がそもそも遅く、冬季に明るい時間帯で道央地区でキハ281系を撮影するには実質2往復を狙うしかなさそうです。
運用数を減らすことでキハ281系はさらに7両の余裕が生まれることになります。現在は6両しか予備がないので、これによって13両が確保される計算です。
しかし、一部車両の営業運転離脱の可能性も否定できません。「安全投資と修繕に関する5年間の計画」では、今年度に特急気動車17両が置き換えられる計画です。
形式こそ発表されていませんが、キハ183系、キハ281系、キハ283系、キハ261系の4車種ある特急気動車の中で現時点で動向の変化が明らかにされているのはキハ281系のみです。引き続きキハ281系は「スーパー北斗」で使用するので全ての車両が廃車になることはありませんが、新たに7両を加えた13両の予備の中から引退する車両が出てもおかしくはありません。例えば、900番台の試作車がそれに該当します。
予備車両が少ない関係で、昨今まで量産車とほぼ変わらない運用が組まれていますが、運用数削減によって予備車両に余裕が生まれると同時に、試作車については引退する可能性も否定できません。
理由は、後継のキハ283系は2014年度末(2015年3月31日付)で900番台の試作車3両が廃車されています。キハ281系よりも後に登場して先に廃車・解体されています。こうした前例から、キハ281系の試作車についても量産車よりも先に廃車される可能性があります。3月のダイヤ改正で運用数削減が実施されるということで、老朽・劣化した車両を淘汰するには絶好の節目になるわけです。
あくまで管理者の予想ですが、いずれにしても、試作車は廃車となるか、廃車を免れるのであれば、繁忙期輸送時を中心に増結が実施されるようになるかもしれません。後者については減速・減便措置以降はほとんど確認されなくなりました。キハ281系充当列車の中でも混雑が発生しやすい要注意列車は何本かあります。それらの列車の混雑緩和のために増結をぜひとも実施してもらいたいですね。
今年度の年末年始輸送期間中は残念ながら試作車を先頭にした編成を撮影することができませんでした。管理者は運用数が削減されることに危機感を持ち、特に試作車については12月に入ってから可能な限り記録するようにしています。いずれ量産車についてもキハ261系に置き換えられると思われ、キハ281系を今のうちからコツコツと記録しておいても決して損ではありません。
予備車両が少ないので、車両に動向があるとすればダイヤ改正直前頃までわからないと思いますが、3月のダイヤ改正でキハ281系は運用数の削減が実施されるということで、しばらく目が離せない車両になりそうです。
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まずは、キハ281系による「スーパー北斗」からです。

1枚目は、12月28日に白石駅で撮影した特急「スーパー北斗5号」です。所定の7両編成でした。
通過直前に白石駅構内の踏切内に車が立ち往生したことにより、千歳線と函館本線は一時的に運転見合わせとなりました。同列車は13時01分頃通過していきました。元々10分程度の遅れが発生していましたが、踏切支障の影響で最終的には25分程度遅れて札幌駅に到着したことでしょう。

次に、同28日に新札幌駅で撮影した特急「スーパー北斗7号」です。こちらも所定の7両編成でした。

そして年明け後は、1月3日に恵庭市を通る川沿大通りの橋の上から撮影した特急「スーパー北斗10号」です。曇り予報でしたが、通過直前で晴れてくれました。
こちらも所定の7両編成でした。

最後に、今年は1月4日から北広島市役所の一般業務が開始されるということで、庁舎の5階の展望スペースからも撮影してみました。3枚目と同じ特急「スーパー北斗10号」です。
こちらも所定の7両編成でした。
今年度の年末年始輸送期間中も増結は実施されず、通常期と同じ7両編成で連日運行されました。
キハ281系は全27両が函館運輸所(函ハコ)に所属しています。基本が7両編成で3運用があります。少なくとも1日に21両が稼働するわけですから、予備車両が十分に確保されていません。その関係で繁忙期においても通常期と同じ7両編成で運行されることが多いです。
そのようなキハ281系も迫る3月のダイヤ改正で動きがあります。現在は「スーパー北斗」全12往復のうち5往復に充当されていますが、キハ261系の増備によって2往復が置き換えられることになり、キハ281系で運行する列車は5往復から3往復に削減されます。
同時に運用も3運用から2運用に減り、札幌~函館間を1日2往復する運用が消滅します。この2往復を失ってしまうと、キハ281系による「スーパー北斗」を見られる時間帯はさらに限られてしまいそうです。特に冬季となれば日の出が遅いこともあり、明るい時間帯で道央地区で特急「スーパー北斗2号」を見ることができません。一方下りでも特急「スーパー北斗21号」も運行する時間帯がそもそも遅く、冬季に明るい時間帯で道央地区でキハ281系を撮影するには実質2往復を狙うしかなさそうです。
運用数を減らすことでキハ281系はさらに7両の余裕が生まれることになります。現在は6両しか予備がないので、これによって13両が確保される計算です。
しかし、一部車両の営業運転離脱の可能性も否定できません。「安全投資と修繕に関する5年間の計画」では、今年度に特急気動車17両が置き換えられる計画です。
形式こそ発表されていませんが、キハ183系、キハ281系、キハ283系、キハ261系の4車種ある特急気動車の中で現時点で動向の変化が明らかにされているのはキハ281系のみです。引き続きキハ281系は「スーパー北斗」で使用するので全ての車両が廃車になることはありませんが、新たに7両を加えた13両の予備の中から引退する車両が出てもおかしくはありません。例えば、900番台の試作車がそれに該当します。
予備車両が少ない関係で、昨今まで量産車とほぼ変わらない運用が組まれていますが、運用数削減によって予備車両に余裕が生まれると同時に、試作車については引退する可能性も否定できません。
理由は、後継のキハ283系は2014年度末(2015年3月31日付)で900番台の試作車3両が廃車されています。キハ281系よりも後に登場して先に廃車・解体されています。こうした前例から、キハ281系の試作車についても量産車よりも先に廃車される可能性があります。3月のダイヤ改正で運用数削減が実施されるということで、老朽・劣化した車両を淘汰するには絶好の節目になるわけです。
あくまで管理者の予想ですが、いずれにしても、試作車は廃車となるか、廃車を免れるのであれば、繁忙期輸送時を中心に増結が実施されるようになるかもしれません。後者については減速・減便措置以降はほとんど確認されなくなりました。キハ281系充当列車の中でも混雑が発生しやすい要注意列車は何本かあります。それらの列車の混雑緩和のために増結をぜひとも実施してもらいたいですね。
今年度の年末年始輸送期間中は残念ながら試作車を先頭にした編成を撮影することができませんでした。管理者は運用数が削減されることに危機感を持ち、特に試作車については12月に入ってから可能な限り記録するようにしています。いずれ量産車についてもキハ261系に置き換えられると思われ、キハ281系を今のうちからコツコツと記録しておいても決して損ではありません。
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