2018年度年末年始輸送期間中の「スーパーおおぞら」~最大は8両編成でした!
繁忙期輸送 - 2019年01月15日 (火)
2018年度年末年始輸送期間中の「スーパーおおぞら」についてです。
繁忙期の「スーパーおおぞら」といえば、かつては最大10両編成が見られ、先頭車の比率が比較的多いキハ283系は、増結で先頭車を用いることも多く、結果的に先頭車を数両組み込んだ編成はほかの列車では見られないようなアンバランスさで、それはそれで「スーパーおおぞら」でしか見られないよき編成でした。
現在は試作車や脱線火災事故で一部車両が廃車になり、過去に車両トラブルが続発していた背景から、車両の増結も抑制されるようになりました。また、昨年3月のダイヤ改正では基本編成の減車が実施され、繁忙期でも9両編成以上を確認できる可能性がより難しくなりましたね。
今年度の年末年始輸送期間中は、やはり9両編成以上は見られませんでしたが、1両~2両の増結で連日運行していました。

まずは、12月28日に苗穂駅で撮影した特急「スーパーおおぞら5号」となる回送列車です。
1両増結の7両編成でした。
苗穂駅舎が移転しましたが、引き続き同駅の留置線に停車している様子は撮影することが可能です。

次に、同日二白石駅で撮影した特急「スーパーおおぞら4号」です。こちらも1両増結の7両編成でした。
当日は白石駅構内の踏切で自動車が立ち往生した影響で、30分程度遅れていました。

3枚目は、12月31日に千歳駅で撮影した特急「スーパーおおぞら3号」です。
こちらは2両増結の8両編成でした。
フツーの8両編成に見えますが、6号車に車いす対応車両が増結されているのがポイントです。車いす対応車両のキハ282形0番台はグリーン車と同じく最低限の両数しかありません。なので、増結で使用されることは本当に稀です。普段見れそうであまり見られない編成です。

最後は、年明けの1月3日に新札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら3号」です。
こちらも2両増結の8両編成でした。
ということで、年末年始輸送期間中の「スーパーおおぞら」は、8両編成が最大だったと思います。情報を探しても9両編成以上では運行されていなかったようです。
迫る3月のダイヤ改正では、「スーパーおおぞら」の一部列車で追分駅、新夕張駅、トマム駅への停車拡大が実施されます。トマム駅は訪日外国人利用増加による通年停車、追分駅、新夕張駅については、普通列車代替の役割があるようです。
後者の停車拡大と同時に追分~新夕張間を運行している普通列車10本に対して、利用の少ない5本を廃止します。既に時刻もニュースリリースを通して発表され、停車駅を拡大する「スーパーおおぞら」の前後で設定されている普通列車を中心に運行が取り止めとなるようです。これの代替として「スーパーおおぞら」の停車拡大が実施されると予想しています。
ちょうど石勝線の夕張支線の廃止も間近に迫り、一時的に札幌方面からのアクセスが向上します。
これにより、都市間輸送タイプの「スーパーおおぞら」が増え、下り列車で追分駅、新夕張駅が通過となる列車は特急「スーパーおおぞら5号」の一本のみになります。停車駅拡大で心配された所要時間の増加ですが、数分程度に抑えられる予定です。
最高運転速度も110km/hに抑制され、停車駅も拡大の一途を辿り、完全な都市間輸送タイプの「スーパーとかち」に対して所要時間で圧倒的に有利な列車は少ないです。釧路方面では人口減少や中心市街地の空洞化が深刻な問題として取り上げられ、将来的には「スーパーおおぞら」の利用そのものがさらに少なくなり、都市間バスやLCCの充実によって公共交通同士の競争においてもさらなる厳しさが待ち受けていると予想しています。
「スーパーおおぞら」も将来的にキハ261系に置き換えられると思いますが、車両を変更したことで現在の輸送規模、運行本数を維持することができるのでしょうか?
利用減少や車両繰り、加えて心配される燃料問題に「サロベツ」や「大雪」のように一部列車を途中の主要駅発着とした(帯広駅など)輸送体系に変更するのか。
一部区間で訪日外国人を中心に利用が好調とはいえ、現在の運行体系をダラダラと継続するわけにはいきません。いずれは大きな輸送体系の見直しが必要です。
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繁忙期の「スーパーおおぞら」といえば、かつては最大10両編成が見られ、先頭車の比率が比較的多いキハ283系は、増結で先頭車を用いることも多く、結果的に先頭車を数両組み込んだ編成はほかの列車では見られないようなアンバランスさで、それはそれで「スーパーおおぞら」でしか見られないよき編成でした。
現在は試作車や脱線火災事故で一部車両が廃車になり、過去に車両トラブルが続発していた背景から、車両の増結も抑制されるようになりました。また、昨年3月のダイヤ改正では基本編成の減車が実施され、繁忙期でも9両編成以上を確認できる可能性がより難しくなりましたね。
今年度の年末年始輸送期間中は、やはり9両編成以上は見られませんでしたが、1両~2両の増結で連日運行していました。

まずは、12月28日に苗穂駅で撮影した特急「スーパーおおぞら5号」となる回送列車です。
1両増結の7両編成でした。
苗穂駅舎が移転しましたが、引き続き同駅の留置線に停車している様子は撮影することが可能です。

次に、同日二白石駅で撮影した特急「スーパーおおぞら4号」です。こちらも1両増結の7両編成でした。
当日は白石駅構内の踏切で自動車が立ち往生した影響で、30分程度遅れていました。

3枚目は、12月31日に千歳駅で撮影した特急「スーパーおおぞら3号」です。
こちらは2両増結の8両編成でした。
フツーの8両編成に見えますが、6号車に車いす対応車両が増結されているのがポイントです。車いす対応車両のキハ282形0番台はグリーン車と同じく最低限の両数しかありません。なので、増結で使用されることは本当に稀です。普段見れそうであまり見られない編成です。

最後は、年明けの1月3日に新札幌駅で撮影した特急「スーパーおおぞら3号」です。
こちらも2両増結の8両編成でした。
ということで、年末年始輸送期間中の「スーパーおおぞら」は、8両編成が最大だったと思います。情報を探しても9両編成以上では運行されていなかったようです。
迫る3月のダイヤ改正では、「スーパーおおぞら」の一部列車で追分駅、新夕張駅、トマム駅への停車拡大が実施されます。トマム駅は訪日外国人利用増加による通年停車、追分駅、新夕張駅については、普通列車代替の役割があるようです。
後者の停車拡大と同時に追分~新夕張間を運行している普通列車10本に対して、利用の少ない5本を廃止します。既に時刻もニュースリリースを通して発表され、停車駅を拡大する「スーパーおおぞら」の前後で設定されている普通列車を中心に運行が取り止めとなるようです。これの代替として「スーパーおおぞら」の停車拡大が実施されると予想しています。
ちょうど石勝線の夕張支線の廃止も間近に迫り、一時的に札幌方面からのアクセスが向上します。
これにより、都市間輸送タイプの「スーパーおおぞら」が増え、下り列車で追分駅、新夕張駅が通過となる列車は特急「スーパーおおぞら5号」の一本のみになります。停車駅拡大で心配された所要時間の増加ですが、数分程度に抑えられる予定です。
最高運転速度も110km/hに抑制され、停車駅も拡大の一途を辿り、完全な都市間輸送タイプの「スーパーとかち」に対して所要時間で圧倒的に有利な列車は少ないです。釧路方面では人口減少や中心市街地の空洞化が深刻な問題として取り上げられ、将来的には「スーパーおおぞら」の利用そのものがさらに少なくなり、都市間バスやLCCの充実によって公共交通同士の競争においてもさらなる厳しさが待ち受けていると予想しています。
「スーパーおおぞら」も将来的にキハ261系に置き換えられると思いますが、車両を変更したことで現在の輸送規模、運行本数を維持することができるのでしょうか?
利用減少や車両繰り、加えて心配される燃料問題に「サロベツ」や「大雪」のように一部列車を途中の主要駅発着とした(帯広駅など)輸送体系に変更するのか。
一部区間で訪日外国人を中心に利用が好調とはいえ、現在の運行体系をダラダラと継続するわけにはいきません。いずれは大きな輸送体系の見直しが必要です。
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