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2018年度年末年始輸送期間中の「スーパーとかち」~最大は7両編成でした!

2018年度年末年始輸送期間中の「スーパーとかち」についてです。

昨年3月のダイヤ改正で所定の編成が5両編成から4両編成になりました。減車からまもなく1年が経ちますが、週末を中心に5両編成や多いときに6両編成で運行されていることが多く、引き続き減車前の姿を確認しやすい状況にあります。

それだけ、シーズンによって利用の変動が激しいことが伺えます。

帯広方面はこの時期になると、途中の占冠村のトマムでウィンタースポーツを中心に賑わいます。特に訪日外国人の増加により、新千歳空港からトマムへ向かう利用客が多く、「スーパーとかち」や前回取り上げた「スーパーおおぞら」については、南千歳~トマム間で利用が多く見込める時期です。

そのような中、今年度の年末年始輸送期間中は増結用中間車1両の修繕を終え、営業運転に復帰したことにより、最大7両編成で運行されました。



まずは、12月29日に千歳駅で撮影した特急「スーパーとかち3号」です。3両増結の7両編成で運行されました。

定期列車で3両も増結した列車は「スーパーとかち」のみだったと思います。同じキハ261系を使用する「スーパー北斗」ですら、2両増結の9両編成が最大でした。元々の編成が短く、1年を通じて利用変動が激しいことが伺えます。



次に、12月31日に上野幌駅で撮影した特急「スーパーとかち1号」です。1両増結の5両編成でした。

5両編成であれば、減車後も週末を中心に見る機会はたくさんあります。



3枚目は、12月31日に恵み野駅で撮影した特急「スーパーとかち3号」です。昨年の本当の撮影納めになりました。

こちらも1両増結の5両編成でした。



ここから年明けになります。

1月2日に上野幌駅で撮影した特急「スーパーとかち3号」です。2両増結の6両編成でした。

写真全体を明るくしすぎましたが、両数は確認することができるのでよしとしましょう。



そして、1月3日に恵庭市を通る川沿大通りの橋の上から撮影した特急「スーパーとかち3号」です。こちらも2両増結の6両編成でした。

先行する臨時「北斗88号」や、この後に通過した特急「スーパー北斗10号」などは晴れましたが、当該列車だけ通過時は曇ってしまいました。



そして、1月4日は北広島市役所の5階から撮影してみました。こちらも特急「スーパーとかち3号」で、2両増結の6両編成でした。




最後は、同日に南千歳駅で撮影した特急「スーパーとかち5号」です。こちらも2両増結の6両編成でした。


今年度の年末年始輸送期間中は5両編成から7両編成までを確認することができました。7両編成については年末のみ一部の運用だけだったので貴重なシーンになったことでしょう。近年繁忙期輸送期間中でも確認することが難しかった久々の7両編成でした。


今年3月にダイヤ改正が実施されます。兄貴分の「スーパーおおぞら」については、一部列車で停車駅拡大が実施されますが、「スーパーとかち」については変更点はなかったと思います。現在の本数とダイヤがほぼそのまま引き継がれます。

車両こそ高性能なキハ261系が使用されていますが、南千歳~帯広間は単線で列車交換の際に途中の信号場などでの停車が多く、高性能車両を使用していることがそのままダイヤに反映されていません。キハ183系で運行されていた「とかち」と同程度の所要時間になっている列車もあります。

そうした途中の信号場での運転停車をなくせば、最高運転速度や車体傾斜装置を復活させなくても数分程度の時間短縮が容易に可能なのが石勝線特急です。信号場設備を生かすためには、信号場を活用した運用を組まざるを得ませんが、途中の停車駅で列車を交換するなど、極力ストップ&ゴーを減らすことでさらなる所要時間短縮が望まれます。


次回のダイヤ改正で変更点がないのは残念ですが、訪日外国人の利用が増加しており、季節変動はあるものの、利用は増加している傾向にあると思います。利便性を確保すべく、ダイヤの見直しは定期的に実施してほしいと思います。











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コメント
8222:確かに・・・ by s-kamui on 2019/01/16 at 21:07:34

昨日は返信ありがとうございます。

行き違いの見直しは本当にしていただきたいものですね。ただでさえ261系の性能を生かせずに終わっているのですから。

また、返信コメントに関してですが、17両新製したものをスーパー北斗に投入するとは言っても、すべてを函館に配置するのは同系列の車両を沢山運行する関係上いざというとき非効率になるでしょう。現に札幌車で代走したり、札幌車の中間車を増結用に貸し出したほどですから。確かにどうなるかわかりかねますし宗谷・石北線の試運転のことも視野にいれるべきではありますが・・・。

むしろ、札幌にも1400中間車を配置すればスーパー北斗はおろか繁忙期に増結するスーパーとかちに於いても乗務員に嬉しく効率も良くなるでしょう。

8223:石勝線は改善の余地がある by b777 on 2019/01/16 at 22:23:20

石勝線の特急列車で一番のボトルネックはトマム、南千歳でしょう。冬場は国内外のスキーヤーや空港利用者で乗り降りに時間がかかり遅延が発生して終点まで続く、列車交換等あると更に増大すると考えると始発駅終着駅の発車時間の繰り上げやトマム、南千歳の停車時間の確保(苫小牧、函館方面の特急列車の接続しやすいように)、おおぞらの速度の引き上げるのもありでしょうが時間短縮にはどの様に信号所を活用するかです

8226: by 管理人 on 2019/01/18 at 01:12:34

>>「s-kamui」さん、コメントありがとうございます。

石勝線・根室本線の場合は逆に列車の交換やダイヤを上手く調整しないと、どんなに高性能な車両を投入しても所要時分短縮には結び付きません。交換なしで途中停車駅を少なくするだけなら、キハ183系でも十分速達性は確保されますね。

17両増備分は、「スーパー北斗」で長大編成になりやすい傾向から函館配置にしていると思いますが、加えて走行距離も絡んでいるのではないでしょうか?札幌~帯広間で使用するよりも札幌~函館間で使用した方が1日に走る距離は多くなります。車齢が10年程度開きがある車両もありますから、日々の走行する距離でその差をなくしていき、最終的に置き換えるタイミングの差を投入時よりも短くするというのが理想だと思います。「スーパーとかち」と「スーパー北斗」で初期車と中期車?後期車?の使用が極端なのもそうした理由があるからだと思います。

一極の集中配置は昨今の新千歳空港のように緊急時には対応できない場合もあります。特急列車でいえば代走です。今後、札幌にもそれに対応し得る車両の配置も必要になります。且つ定期列車で使用できる余力となれば尚更OKです。

今後必要に応じて1400番台の増結用中間車の転配を実施する必要があると思いますが、現時点では他の列車への連結は不必要であり、「スーパーおおぞら」や「スーパーとかち」で必要になった際に引っ張ってくればいいだけですね。

8227: by 管理人 on 2019/01/18 at 01:25:29

>>「b777」さん、コメントありがとうございます。

年末年始に南千歳駅を何度か訪れていますが、乗降に時間を要する列車が多いです。同駅は長大編成対応のホームですが、ホームに降りる場所が1カ所しかありません。結果的に乗降口が案内されていてもエスカレーター付近に人が集まり、列車がホームに進入してきた際と同時に自分の予約している号車へ異動する連中がいます。これが時間のかかる一番の要因です。

余裕をもって行動すればそれまでですが、トマム駅も同様に、ホームへ降りる場所が1カ所しかないことは拠点駅や主要駅としてはマイナスです。今後も乗り換えとして活用していくのであれば、南千歳駅はホームへ降りる箇所の増設が必要だと思います。

釧路方面は単線区間ゆえ、こうした予期せぬ遅延に対し、対向列車も行き違いで遅れてしまいます。客層や多く利用が見込まれる区間も変わってきているので、それに応じてダイヤの見直しが必要です。南千歳駅やトマム駅などで停車時分に余裕を設けると同時に、途中の信号場での行き違いを少なくすることで全体的な所要時分短縮や停車時分をそれに回すこともできるでしょう。訪日外国人輸送に対応したダイヤが求められますね。

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