キハ281系の旧式(幕式)の行先表示一覧
キハ281系 - 2019年01月26日 (土)
今回はあまり取り上げることのないキハ281系についてです。
従来の幕式の行先表示器が消滅したのと同時に記事を掲載する予定でしたが、忘れてしまっていたこともあり、迫る3月のダイヤ改正でキハ281系の運用が縮小することから、お伝えするには良い機会だと思い、旧式の行先表示器について紹介させていただきます。
キハ281系は、札幌~函館間の「スーパー北斗」5往復に使用されていますが、迫る3月のダイヤ改正で2往復がキハ261系に置き換えられ、充当列車は3往復に減便します。
この様子から、管理者は将来的な活躍に危機感を持っています。3往復を維持するといえど、キハ261系の次回納入分が仮に函館運輸所(函ハコ)になると、ほぼ間違いなく置き換えられることになるでしょう。3往復のみほかの「スーパー北斗」と違った車両や編成で運行することは、決して合理的ではありません。
2016年11月あたりから行先表示器の更新が始まりました。理由は、従来の部品が生産中止で入手困難になったため、機器を更新せざるを得なくなったようです。現在は従来の幕式(ロール式)の行先表示器は見られなくなり、試作車と量産車の計27両で行先表示器のフルカラーLED化が実施されています。
写真は2017年7月のものですが、キハ281系による「スーパー北斗」は、幕式では以下の表示が備えられていました。

「特急 北斗 函館」

「特急 北斗 札幌」

「特急 スーパー北斗 函館」

「特急 スーパー北斗 札幌」

「ホームライナー」

「修学旅行」

「団体」

「臨時」

「試運転」

「回送」
ちなみに・・・



ヘッドマークも、キハ183系やキハ261系1000番台のように凝ったものはありません。普段見られないのは「HOKUTO」や「臨時」ぐらいでした。こうした幕式の行先表示器にしてもヘッドマークにしても最低限しか用意されていないことから、営業運転開始当初はいかに「スーパー北斗」での充当しか考慮されていなかったことがわかります。
これら行先表示器やヘッドマーク機器は、2005年から順次施工された重要機器取替工事と一緒に汚れ落としや再塗装が一度実施されています。行先表示器についてはフルカラーLEDへの更新が再度実施されましたが、ヘッドマーク機器については従来の幕式がそのまま使われており、昨今は再び汚れが目立ってきた車両も見受けられます。
あと、目を引くのが「修学旅行」の行先表示です。これは時代を感じます。昨今は「臨時」や「団体」表示で済まされることが多いですよね。
キハ281系という形式そのものが27両しかなく、営業運転開始当初から予備車両が多く用意されていたわけではありません。実際に「修学旅行」の行先表示器が使われたことがあるのでしょうか?あったとしても実際に幕を表に掲げて走行したことは10年以上はないはずです。
3月のダイヤ改正で2往復が置き換えられ、キハ281系の充当列車は3往復に減少します。ですが、最速達列車は引き続き、キハ281系を使用する特急「スーパー北斗2号」で3時間29分です。現行よりも所要時分が2分延びます。
幕式の行先表示器については既に見られなくなり、今度は充当列車そのものが本数が少なくなるため、確認できる機会そのものが減ります。キハ261系の次回の納入分がどこの配置になるか不明ですが、引き続き函館運輸所(函ハコ)になると、キハ281系充当列車を全て置き換える流れになるでしょう。
ダイヤ改正後も3往復が維持されますが、状況的にはいつでも置き換えられる範囲内です。また、運用数削減によってそれを増結用として活用するのか、廃車されるのか、そうした動向も気になるところです。悔いのないよう、時間の許す限り、キハ281系を撮影したいですね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング
従来の幕式の行先表示器が消滅したのと同時に記事を掲載する予定でしたが、忘れてしまっていたこともあり、迫る3月のダイヤ改正でキハ281系の運用が縮小することから、お伝えするには良い機会だと思い、旧式の行先表示器について紹介させていただきます。
キハ281系は、札幌~函館間の「スーパー北斗」5往復に使用されていますが、迫る3月のダイヤ改正で2往復がキハ261系に置き換えられ、充当列車は3往復に減便します。
この様子から、管理者は将来的な活躍に危機感を持っています。3往復を維持するといえど、キハ261系の次回納入分が仮に函館運輸所(函ハコ)になると、ほぼ間違いなく置き換えられることになるでしょう。3往復のみほかの「スーパー北斗」と違った車両や編成で運行することは、決して合理的ではありません。
2016年11月あたりから行先表示器の更新が始まりました。理由は、従来の部品が生産中止で入手困難になったため、機器を更新せざるを得なくなったようです。現在は従来の幕式(ロール式)の行先表示器は見られなくなり、試作車と量産車の計27両で行先表示器のフルカラーLED化が実施されています。
写真は2017年7月のものですが、キハ281系による「スーパー北斗」は、幕式では以下の表示が備えられていました。

「特急 北斗 函館」

「特急 北斗 札幌」

「特急 スーパー北斗 函館」

「特急 スーパー北斗 札幌」

「ホームライナー」

「修学旅行」

「団体」

「臨時」

「試運転」

「回送」
ちなみに・・・



ヘッドマークも、キハ183系やキハ261系1000番台のように凝ったものはありません。普段見られないのは「HOKUTO」や「臨時」ぐらいでした。こうした幕式の行先表示器にしてもヘッドマークにしても最低限しか用意されていないことから、営業運転開始当初はいかに「スーパー北斗」での充当しか考慮されていなかったことがわかります。
これら行先表示器やヘッドマーク機器は、2005年から順次施工された重要機器取替工事と一緒に汚れ落としや再塗装が一度実施されています。行先表示器についてはフルカラーLEDへの更新が再度実施されましたが、ヘッドマーク機器については従来の幕式がそのまま使われており、昨今は再び汚れが目立ってきた車両も見受けられます。
あと、目を引くのが「修学旅行」の行先表示です。これは時代を感じます。昨今は「臨時」や「団体」表示で済まされることが多いですよね。
キハ281系という形式そのものが27両しかなく、営業運転開始当初から予備車両が多く用意されていたわけではありません。実際に「修学旅行」の行先表示器が使われたことがあるのでしょうか?あったとしても実際に幕を表に掲げて走行したことは10年以上はないはずです。
3月のダイヤ改正で2往復が置き換えられ、キハ281系の充当列車は3往復に減少します。ですが、最速達列車は引き続き、キハ281系を使用する特急「スーパー北斗2号」で3時間29分です。現行よりも所要時分が2分延びます。
幕式の行先表示器については既に見られなくなり、今度は充当列車そのものが本数が少なくなるため、確認できる機会そのものが減ります。キハ261系の次回の納入分がどこの配置になるか不明ですが、引き続き函館運輸所(函ハコ)になると、キハ281系充当列車を全て置き換える流れになるでしょう。
ダイヤ改正後も3往復が維持されますが、状況的にはいつでも置き換えられる範囲内です。また、運用数削減によってそれを増結用として活用するのか、廃車されるのか、そうした動向も気になるところです。悔いのないよう、時間の許す限り、キハ281系を撮影したいですね。
↓ブログランキングにご協力お願いします↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
-
キハ281系「スーパー北斗」運用削減分は増結用として繁忙期は最大9両編成での運行へ 2019/03/07
-
キハ281系の旧式(幕式)の行先表示一覧 2019/01/26
-
キハ281系で前照灯のLED化 2018/04/11
-