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【コラム】キハ281系やキハ283系は振り子を止めているのか?

昨今になっても稀に出回ることのある情報です。





キハ281系やキハ283系で振り子を止めているような情報が2年ほど前から出回り始めました。当ブログでもここ2年で稀に同じ内容のコメントをいただきます。

答えは・・・



鉄道ファンの最新号では、特集が「車体傾斜」です。もちろんこれら2形式についても掲載されていました。特集記事の本題に入る前に、根室本線の十弗~豊頃間を走行する「スーパーおおぞら」の写真が大きく掲載されています。その様子を見たら答えが出て来るでしょう。

これだけでは記事の内容として乏しいので、ではなぜそのような情報が出回ったのかについて記載していきましょう。

当ブログでも2年ほど前から今回取り上げている内容と同様のコメントを稀にいただくようになりました。

実は2年以上前に発売された鉄道雑誌に読者を混乱させるような記載がされていたのを覚えていますか??



その鉄道雑誌がコレです。

「鉄道ジャーナル2016年12月号」です。最新の鉄道ファン誌とほぼ同じ内容が取り上げられていました。

手元にある方は、33ページを開いてみてください。


33ページを開くと、「スーパーあずさ」で活躍した今はなきE351系の写真とともに、キハ281系の写真も掲載されています。

その写真についての一言が以下のように書かれています。

「一時は在来線最高速を記録したJR北海道281系気動車 量産の当初はHEAT281(Hokkaido Express Advanced Train)の愛称があった 現在は振子を止めている


色々と誤りがありますが、注目すべきは最後の部分です。そのまま記載されていますね。

広く極力細かく取り上げなければならない鉄道雑誌では、よくあるミスの1つだと思います。

根拠はどこにもなく、正式にJRから発表されたことでもありません。後に訂正されたのかどうか知りませんが、やはり注目される車両でることから、ちょっとでも記載されていると気になってしまいますよね。

また、在来線最高速を記録した~とも記載されていますが、それは表定速度(平均速度)が営業運転を実施する区間において、日本国内における在来線の特急列車の中で最も高い数値(106.8km/h)を記録しただけであって、最高速度はかつて福井・金沢~越後湯沢を結んだ「はくたか」の160km/hです。「スーパー北斗」そのものは130km/hと、フツーの在来線特急とほぼ変わりませんよ。



記載ミスが確認された鉄道ジャーナル誌が発売された頃は、まだまだキハ261系1000番台が札幌~函館間で営業運転を開始して1年も経過していませんでした。同車は車両メンテナンス軽減のために「スーパー北斗」増発分として製造された5次車から新製当初より車体傾斜装置を搭載していませんでした。「スーパー北斗」はキハ281系も使用されており、車体傾斜装置を搭載しないキハ261系と一部のキハ281系使用列車の所要時分が同等だったことで、そのように判断された可能性があります。また、北海道新幹線開業直前のキハ183系「北斗」は、一部列車を除いて札幌~函館間を3時間40分強で結んでおり、これら過去のデータから振り子を止めていると判断された可能性がありますね。

しかし、JR北海道から車体傾斜装置の使用については見送られたものの、キハ281系やキハ283系の振り子機構そのものの使用を停止することについての発表はありません。そもそも札幌~函館間の所要時分が北海道新幹線開業とともに大幅に延びている理由について、新幹線との接続を考慮し、遅延を発生させないために余裕時分を設けるとともに、接続駅となる新函館北斗駅でも接続時分を多めに確保することで接続先の列車に極力影響が出ないようにダイヤを組んでいるようです。それが昨今になって利用者から接続時分を過剰に設けていることで不満の声も聞かれます。

実際にこの問題は札幌圏でも過去に大きな問題として管理者もブログ記事で何度も掲載してきました。札幌圏の場合は特に、1つの列車で遅延が発生してしまうと、接続列車との接続時分が少ないことや、線路容量の関係でその遅れが他列車にまで肥大化する傾向があります。特に昨今のような冬季は数分程度の列車の遅れが常態化する傾向があり、ありとあらゆる場所や列車で遅延が発生してしまいます。



話題が逸れてしまいましたが、いずれにしても鉄道雑誌の最新号に振り子を止めているような記載がなければ、そうした公式発表もありません。過去のデータや同じ「スーパー北斗」として使用するキハ261系の所要時分から判断してしまった記載ミスでしょう。これで問題解決ですね。










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コメント
8266: by シニアパートナー on 2019/02/01 at 17:45:22 (コメント編集)

スーパー北斗に関して言えば、最高速度が130㎞/hから120㎞/hに10㎞/h落ちただけなのに、所要時間が最速の頃に比較して30分程度延びているということについての疑念は拭えませんね。

最高速度だけではない安全確保速度が設定されている可能性はあります。通常振り子機能を使用しないとは思えませんが。

8268: by 管理人 on 2019/02/02 at 01:20:54

>>「シニアパートナー」さん、コメントありがとうございます。

あとは仰るとおり、減速運転で札幌~函館間は比較的所要時分が延びてしまったので、それに対する疑念はあったかもしれませんね。

極力高速走行を減らし、車輛への負荷を抑えている見方もできます。新幹線接続における余裕時分のほかにもあらゆる面で所要時分の増加理由は考えられますね。

8269:北斗 by ピリカ on 2019/02/02 at 12:22:33 (コメント編集)

現在の2Dと24D に限れば、振り子を作動させてるスジだと思います。他の便は多くが、過大な余裕時分を設定した、183系初期車と大差ないようなスジが散見され、本当に残念です。

8270: by ナナッシー on 2019/02/02 at 17:54:20

こんばんは
札幌〜函館間の最速3時間の時代は東室蘭、苫小牧、南千歳、新札幌のみにしか停車していません。
それどころか七飯駅〜大沼駅(下り札幌方面)は線形の良い藤城線を経由しています。
130km/h時代で今と同じ停車駅(新札幌、南千歳、苫小牧、登別、東室蘭、伊達紋別、洞爺、長万部、八雲、森、大沼公園、五稜郭)の所要時間は平均3時間17分程度で走破していました。
しかしながら今日では120km/hに減速したこと、新函館北斗駅開業に伴い線形の悪い仁山経由で運転している点、下り列車では必ず七飯駅で運転停車を行っていることから3時間40分程度に延びました。
それでも130km/h時代に比べて約+25分で収まっている点では韋駄天特急の名に恥じない走りだと思います。
個人的にはスーパー北斗21号あたりノンストップ運転を復活してほしい所です。前後にスーパー北斗19号と23号がありますので…

8272:振り子は… by B-1008 on 2019/02/04 at 23:24:07

区間によりますが使用していますよ。
283.281共々ですね。全盛期に比べてカーブの進入速度が遅いので傾きは感じられないのかなと思います。
所要時間増に関してですが、減速前はほぼ130km維持、フルノッチ状態でかっ飛ばしてあの所要時間だったはずです。
120kmに減速後は最高速度だけでなく区間時分に余裕を持たせて、車両や線路に対する負荷を減らしています。
先は長くないですが、最後まで走り抜いて欲しい両形式ですね。

8273: by 管理人 on 2019/02/05 at 00:57:35

>>「ピリカ」さん、コメントありがとうございます。

ダイヤ上、振り子機能を使っていると予想されるものは3時間30分台を維持している列車ですね。その中でも2Dと24Dは特に速達性が高い列車なので、振り子機能を使っていると判断しやすいですよね。

新幹線接続などの絡みで余裕時分を過剰に設けている昨今のダイヤが振り子を使用していないという錯覚を招いてしまいそうです。ですが実際には5往復どの列車でも、また「スーパーおおぞら」でも振り子は健在だと思いますよ。

8274: by 管理人 on 2019/02/05 at 01:02:17

>>「ナナッシー」さん、コメントありがとうございます。

元々が速すぎたのです。減速後も何度か乗車していますが、所要時分が大幅に増加しているからといって遅いというイメージはあまりありません。むしろそれまでが異常だったというのが管理者の見方です。振り子ももちろん使用していましたよ。

現行ダイヤでも中には速達性の高い列車もあります。ですが、全体的に新幹線との接続の絡みで過剰に余裕時分を設けているので、接続時分の改善等のダイヤ修正は今後必要ですね。

8276: by 管理人 on 2019/02/05 at 01:11:09

>>「B-1008」さん、コメントありがとうございます。

最近の鉄道雑誌をみてもわかるとおり、振り子は引き続き使用していますね。所要時分の大幅な増加などで使用していないという錯覚に陥ってしまいそうですよね。

昨今のダイヤでは、速度抑制のほかに余裕時分も設けられているので、それを考えれば早いダイヤの設定だと思います。これに停車駅の見直しを加えればよりGoodですね。

8551: by りょうくん on 2019/06/08 at 21:37:14

北海道のJR事故が一番多い八雲からの函館までの区間が多分、函館~札幌までの時間延長に繋がってると思いますね。実際に八雲管内走る特急は昔の急行並みの速度ですよ・・・

8553: by 管理人 on 2019/06/09 at 23:25:27

>>「りょうくん」さん、コメントありがとうございます。

全体的に所要時分が増加していますが、特に道南方面における所要時分の増加は大きいですね。ですが、ゴールデンウィーク輸送期間中の「スーパー北斗」は大変好調でした。所要時分は増加しましたが、本数が増えたことや、暇つぶしアイテム(スマートフォン)が普及したことで利用者は案外気にしないことなのかもしれませんね。

8573:283は by くろねこ on 2019/07/04 at 23:04:05 (コメント編集)

ファンの記事は自分も読んだ時おかしいなと思いました。
去年釧路の中の人から聞きましたが、(少なくとも)おおぞらで振り子はなくせないとのこと。振り子やめると、今さらどうにもならないくらい表定速度が落ちてしまうからと。そうなると飛行機はもとより、バスとも戦えなくなると。
振り子を生かすために281も283も消耗の激しい台車は何度か振り替え(新品交換)してるみたいですし。
それと写真でもわかると思いますが、池田から先の急カーブが続く区間では、振り子じゃないとありえないくらいに風景が空しか見えなかったり地面しか見えなかったりを繰り返します(2年前に乗った時の話ですが)。
でも、この記事は基本的に北斗系の話ですかね?

8575: by 管理人 on 2019/07/10 at 23:40:52

>>「くろねこ」さん、コメントありがとうございます。

キハ281系もキハ283系も確実に振り子を使用し続けていると思いますよ。

特に「スーパーおおぞら」の場合、振り子を使用していなかったら、札幌~帯広間でももっと所要時間が延びるはずです。最高運転速度が抑えられながら、高性能のキハ261系と同等の走行性能を得るには、停車駅を絞ったり、振り子を使うしかありません。Instagram等でも「スーパーおおぞら」の写真をアップしている方がたくさにますが、いずれも車体は傾斜していますよ。

記者が勘違いして記載したとしか考えられませんね。「スーパー北斗」ももちろん使っていますよ。

返信が遅くなり、申し訳ありませんでした。

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