苗穂工場敷地内に留置される721系の数も増えてきました
近郊形電車 - 2019年02月08日 (金)
今回は721系について取り上げていきたいと思います。


最新の「安全投資と修繕に関する5年間の計画」によると、721系24両について老朽取替を実施するようで、2018年度(今年3月まで)に完了予定としています。
721系は3両編成と6両編成があり、24は3でも6でも割り切れる数字です。単純に何編成かが置き換えられることになりそうですが、現段階ではどの編成が対象なのかは不明です。
ですが、3両編成のほとんどは、サイリスタ位相制御のまま機器が更新されておらず、初期車の製造から30年が経過し、各種部品も生産中止となり、車両メンテナンスに苦慮していることでしょう。一方で快速「エアポート」用の6両編成については、VVVFインバータ制御化されているので、一種の延命化と読み取れるでしょう。
ということで、老朽取替対象は3両編成の方が有力だと管理者はみています。苗穂工場にも3両編成の721系が敷地内に留置される姿が目立ってきました。



昨年から苗穂工場の敷地に放置状態のF-12編成です。この様子だと、しばらく動くような気配はありませんね。

F-8編成も留置されています。トリミング画像のみで失礼します。
おそらくここは、かつて幻に終わった次世代特急気動車、キハ285系が長らく留置されていた場所と同じ場所に留置されています。もはや雪に埋もれており、こちらもしばらく動くような気配はありませんね。
そのほか、1月16日にF-1編成が苗穂工場に入場したようです。出場した情報はないので、現段階で721系の3両編成が3編成も苗穂工場に入場していることになります。珍しいですね。

老朽取替となる24両の代替は、昨年増備された733系3000番台の6両編成×4本の計24両が該当します。本来であれば、今年度増備された6両編成×4本は今年以降順次完成し、試験走行を経て東京五輪開催前の2020年3月ダイヤ改正時に運行を開始する計画でした。しかし、上述の「安全投資と修繕に関する5年間の計画」で記されているとおり、計画は前倒して実施されることになり、これにより、当初計画されていなかった721系の一部を置き換えることが新たに加えられました。
代替車両は6両編成のみですが、昨今は日中の函館本線や千歳線の普通列車、学園都市線の普通列車で6両編成で運行する列車が増えてきました。中には、運用の関係で日中に6両運転せざるを得ない列車もあると思いますが、区間快速「いしかりライナー」や、訪日外国人の利用が多くなる札幌~小樽間では3両編成では対応し切れない列車・時間帯があるのも事実です。これに加え、快速「エアポート」にも使用できるようにするためには、6両編成とするしかありません。721系にしても733系にしても快速「エアポート」用の6両固定編成は汎用性の高さが利点として挙げられます。
進行方向に向かって座ることができる転換クロスシートを装備し、且つ車窓の眺めを堪能することができる721系は、731系以降の車両にはない魅力があります。老朽化や30年前とは世の中の状況が大きく変わり、訪日外国人や大型の荷物を列車内に持ち込む様子が多く見られるようになった昨今、721系では不便な点があるということも否めません。
札幌圏の普通列車の高速化を担った車両の引退が迫っていることはとても残念であり、今でも管理者は信じられません。ダイヤ改正が来月に迫り、果たして本当に721系の中から消える編成が出てくるのか注目したいです。
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最新の「安全投資と修繕に関する5年間の計画」によると、721系24両について老朽取替を実施するようで、2018年度(今年3月まで)に完了予定としています。
721系は3両編成と6両編成があり、24は3でも6でも割り切れる数字です。単純に何編成かが置き換えられることになりそうですが、現段階ではどの編成が対象なのかは不明です。
ですが、3両編成のほとんどは、サイリスタ位相制御のまま機器が更新されておらず、初期車の製造から30年が経過し、各種部品も生産中止となり、車両メンテナンスに苦慮していることでしょう。一方で快速「エアポート」用の6両編成については、VVVFインバータ制御化されているので、一種の延命化と読み取れるでしょう。
ということで、老朽取替対象は3両編成の方が有力だと管理者はみています。苗穂工場にも3両編成の721系が敷地内に留置される姿が目立ってきました。



昨年から苗穂工場の敷地に放置状態のF-12編成です。この様子だと、しばらく動くような気配はありませんね。

F-8編成も留置されています。トリミング画像のみで失礼します。
おそらくここは、かつて幻に終わった次世代特急気動車、キハ285系が長らく留置されていた場所と同じ場所に留置されています。もはや雪に埋もれており、こちらもしばらく動くような気配はありませんね。
そのほか、1月16日にF-1編成が苗穂工場に入場したようです。出場した情報はないので、現段階で721系の3両編成が3編成も苗穂工場に入場していることになります。珍しいですね。

老朽取替となる24両の代替は、昨年増備された733系3000番台の6両編成×4本の計24両が該当します。本来であれば、今年度増備された6両編成×4本は今年以降順次完成し、試験走行を経て東京五輪開催前の2020年3月ダイヤ改正時に運行を開始する計画でした。しかし、上述の「安全投資と修繕に関する5年間の計画」で記されているとおり、計画は前倒して実施されることになり、これにより、当初計画されていなかった721系の一部を置き換えることが新たに加えられました。
代替車両は6両編成のみですが、昨今は日中の函館本線や千歳線の普通列車、学園都市線の普通列車で6両編成で運行する列車が増えてきました。中には、運用の関係で日中に6両運転せざるを得ない列車もあると思いますが、区間快速「いしかりライナー」や、訪日外国人の利用が多くなる札幌~小樽間では3両編成では対応し切れない列車・時間帯があるのも事実です。これに加え、快速「エアポート」にも使用できるようにするためには、6両編成とするしかありません。721系にしても733系にしても快速「エアポート」用の6両固定編成は汎用性の高さが利点として挙げられます。
進行方向に向かって座ることができる転換クロスシートを装備し、且つ車窓の眺めを堪能することができる721系は、731系以降の車両にはない魅力があります。老朽化や30年前とは世の中の状況が大きく変わり、訪日外国人や大型の荷物を列車内に持ち込む様子が多く見られるようになった昨今、721系では不便な点があるということも否めません。
札幌圏の普通列車の高速化を担った車両の引退が迫っていることはとても残念であり、今でも管理者は信じられません。ダイヤ改正が来月に迫り、果たして本当に721系の中から消える編成が出てくるのか注目したいです。
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