多目的車両、キハ261系5000番台(仮称)を投入へ
キハ261系 - 2019年02月15日 (金)
久々にJR北海道にとって明るい話題が発表されました。
今後、数種類の臨時列車を登場させる中で、多目的車両としてキハ261系5000番台(仮称)の投入計画があるようです。

1枚目の写真は、JR北海道から発表されたニュースリリースの資料の一部です。はまなす色とラベンダー色のど派手なキハ261系1000番台のイラストがあります。
このど派手な車両が、2020年秋頃の使用開始に向けて製造されるキハ261系5000番台です。5両編成×2本の計10両が投入され、2号車~5号車が座席車、1号車がフリースペースとなる予定です。1号車のフリースペースは、イベントや食事などに活用できる構造とし、全座席にパソコン用コンセントも設置され、時代のニーズに応じた設備となる予定です。
この多目的車両キハ261系5000番台は、多客臨時列車、イベント列車、定期列車の代替輸送等に使用される予定です。多客臨時列車といえば、大型連休などを含めた繁忙期輸送期間中を中心に運行される臨時の「北斗」があります。また、夏季になると札幌~富良野間に「フラノラベンダーエクスプレス」があり、こちらも期間中は最大2往復が設定されます。これらの列車に将来的に充当されるかもしれません。
特に注目すべきは、定期列車の代替輸送等に使用も視野に入れているということです。道内でも特に代走が目立っているのが札幌・旭川~稚内間の「宗谷」・「サロベツ」です。同じキハ261系を使用しているとはいえ、予備車両が少なく、既存の1000番台と連結して使用することができないため、車両故障などの緊急時はノースレインボーエクスプレスやキハ183系一般車での代走を余儀なくされています。これら代走で用いられる車両は通常使用するキハ261系0番台と性能差が生じるため、終着駅到着時点で遅延がほぼ常態化しており、代走による影響を少なくすることは喫緊の課題として取り上げなくてはなりません。
稚内方面は観光資源が乏しいということもあり、こうした話題性のある車両を時々使用することで沿線の活性化にも少なからず買うことでしょう。車両の検査を含めて考慮する場合、例えば、週末にこの5000番台を稚内方面へ稼働させるような運行体系も面白いかもしれません。
いずれにしても、キハ261系の高性能と、臨時列車にも使用できる万能な車両が投入されることで、たとえ5両編成×2本の計10両だけの投入でも、車両繰りは飛躍的に向上すると予想しています。
イメージ的には、晩年のキハ183系旭山動物園号のような運用を管理者は勝手に連想しています。定期列車の編成の中に5000番台の車両が組み込まれたり、繁忙期で5両編成で対応し切れなくなればその逆もあり得るでしょう。営業運転を開始すれば、キハ261系の編成の変化を楽しめるかもしれませんね。
ですがこれは、あくまで既存の1000番台との共用が前提でなくてはなりません。0番台と1000番台で共用できないという欠点が表れている昨今、少なくとも1000番台とは共用するように製造されるのではないかと予想しています。

なぜ2編成も製造されるかというと、管理者としては、将来的にクリスタルエクスプレスやノースレインボーエクスプレスの置き換えも視野に入れているのではないかと予想しています。これらリゾート気動車を失うことで特に困るのが「フラノラベンダーエクスプレス」への充当です。同列車のみ、道内で多客臨が減少し、リゾート気動車の稼働が減少している中、これらリゾート気動車2編成を重宝せざるを得ない状況です。
万が一、クリスタルエクスプレスやノースレインボーエクスプレスが引退したとしても、多目的車両の5000番台を2編成確保することで、これらリゾート気動車の後継として役目を担うことが可能であり、上述の「フラノラベンダーエクスプレス」の2往復の運行体系も維持することができます。加えて、稼働しない期間は、定期列車の代走や臨時の「北斗」に充当させることで、波動輸送用の5000番台が有効活用されることでしょう。昨今のノースレインボーエクスプレスのさらに汎用性に優れた車両が5000番台になるでしょう。
そうなると、北海道に残るリゾート気動車、クリスタルエクスプレスとノースレインボーエクスプレスが引退する時期もそう遠くないのかもしれませんね。

5000番台は既存の1000番台をベースとしながら、インテリア、エクステリアともにデザインが変更される予定です。定期列車の代走にも使用されるということでベースの1000番台に対して極端に・大きく変更することはなさそうですが、いずれにしても既存の1000番台とは違った特別感のある車両が望ましいです。
車号はどのようになるのでしょうか?札幌方先頭車なら「キハ261-5201」のようになるのでしょうか?
いつかは、
『キハ261系5000番台ST-5201編成が「宗谷」・「サロベツ」で営業運転開始』
のような題名でブログ記事を作成するときがくるかもしれませんね。
最後に気になるのが、これらの車両の製造がなぜ事業計画に盛り込まれないのか、そして財源は一体どこなのか。
今回発表された臨時列車用の車両に対して疑問点があると思います。次回以降、それについて紹介していきたいと思います。
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今後、数種類の臨時列車を登場させる中で、多目的車両としてキハ261系5000番台(仮称)の投入計画があるようです。

1枚目の写真は、JR北海道から発表されたニュースリリースの資料の一部です。はまなす色とラベンダー色のど派手なキハ261系1000番台のイラストがあります。
このど派手な車両が、2020年秋頃の使用開始に向けて製造されるキハ261系5000番台です。5両編成×2本の計10両が投入され、2号車~5号車が座席車、1号車がフリースペースとなる予定です。1号車のフリースペースは、イベントや食事などに活用できる構造とし、全座席にパソコン用コンセントも設置され、時代のニーズに応じた設備となる予定です。
この多目的車両キハ261系5000番台は、多客臨時列車、イベント列車、定期列車の代替輸送等に使用される予定です。多客臨時列車といえば、大型連休などを含めた繁忙期輸送期間中を中心に運行される臨時の「北斗」があります。また、夏季になると札幌~富良野間に「フラノラベンダーエクスプレス」があり、こちらも期間中は最大2往復が設定されます。これらの列車に将来的に充当されるかもしれません。
特に注目すべきは、定期列車の代替輸送等に使用も視野に入れているということです。道内でも特に代走が目立っているのが札幌・旭川~稚内間の「宗谷」・「サロベツ」です。同じキハ261系を使用しているとはいえ、予備車両が少なく、既存の1000番台と連結して使用することができないため、車両故障などの緊急時はノースレインボーエクスプレスやキハ183系一般車での代走を余儀なくされています。これら代走で用いられる車両は通常使用するキハ261系0番台と性能差が生じるため、終着駅到着時点で遅延がほぼ常態化しており、代走による影響を少なくすることは喫緊の課題として取り上げなくてはなりません。
稚内方面は観光資源が乏しいということもあり、こうした話題性のある車両を時々使用することで沿線の活性化にも少なからず買うことでしょう。車両の検査を含めて考慮する場合、例えば、週末にこの5000番台を稚内方面へ稼働させるような運行体系も面白いかもしれません。
いずれにしても、キハ261系の高性能と、臨時列車にも使用できる万能な車両が投入されることで、たとえ5両編成×2本の計10両だけの投入でも、車両繰りは飛躍的に向上すると予想しています。
イメージ的には、晩年のキハ183系旭山動物園号のような運用を管理者は勝手に連想しています。定期列車の編成の中に5000番台の車両が組み込まれたり、繁忙期で5両編成で対応し切れなくなればその逆もあり得るでしょう。営業運転を開始すれば、キハ261系の編成の変化を楽しめるかもしれませんね。
ですがこれは、あくまで既存の1000番台との共用が前提でなくてはなりません。0番台と1000番台で共用できないという欠点が表れている昨今、少なくとも1000番台とは共用するように製造されるのではないかと予想しています。

なぜ2編成も製造されるかというと、管理者としては、将来的にクリスタルエクスプレスやノースレインボーエクスプレスの置き換えも視野に入れているのではないかと予想しています。これらリゾート気動車を失うことで特に困るのが「フラノラベンダーエクスプレス」への充当です。同列車のみ、道内で多客臨が減少し、リゾート気動車の稼働が減少している中、これらリゾート気動車2編成を重宝せざるを得ない状況です。
万が一、クリスタルエクスプレスやノースレインボーエクスプレスが引退したとしても、多目的車両の5000番台を2編成確保することで、これらリゾート気動車の後継として役目を担うことが可能であり、上述の「フラノラベンダーエクスプレス」の2往復の運行体系も維持することができます。加えて、稼働しない期間は、定期列車の代走や臨時の「北斗」に充当させることで、波動輸送用の5000番台が有効活用されることでしょう。昨今のノースレインボーエクスプレスのさらに汎用性に優れた車両が5000番台になるでしょう。
そうなると、北海道に残るリゾート気動車、クリスタルエクスプレスとノースレインボーエクスプレスが引退する時期もそう遠くないのかもしれませんね。

5000番台は既存の1000番台をベースとしながら、インテリア、エクステリアともにデザインが変更される予定です。定期列車の代走にも使用されるということでベースの1000番台に対して極端に・大きく変更することはなさそうですが、いずれにしても既存の1000番台とは違った特別感のある車両が望ましいです。
車号はどのようになるのでしょうか?札幌方先頭車なら「キハ261-5201」のようになるのでしょうか?
いつかは、
『キハ261系5000番台ST-5201編成が「宗谷」・「サロベツ」で営業運転開始』
のような題名でブログ記事を作成するときがくるかもしれませんね。
最後に気になるのが、これらの車両の製造がなぜ事業計画に盛り込まれないのか、そして財源は一体どこなのか。
今回発表された臨時列車用の車両に対して疑問点があると思います。次回以降、それについて紹介していきたいと思います。
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