【2019年3月16日ダイヤ改正レポート②】直別駅、尺別駅、初田牛駅の廃止
その他あれこれ - 2019年03月11日 (月)
ダイヤ改正まで1週間を切りました!
今回のダイヤ改正では、特に車両の引退等、大きなトピックはあまりありません。その中でも北海道では、利用の少ない旅客駅の整理が進んでおり、迫る3月のダイヤ改正では、根室本線の直別駅、尺別駅、花咲線の初田牛駅が廃止となります。


そのうち、直別駅と尺別駅については先日最初で最後の訪問をすることができました。時間の関係で初田牛駅には行くことができませんでしたが、以前から駅前を散策してみたかったこれらの駅を訪問できただけで十分満足です。
詳しくは後日掲載したいと思いますが、実は10年前、帰りに新型「スーパーとかち」(現在のキハ261系1000番台)に乗車する計画で札幌と釧路(帰りは帯広で途中下車)日帰り旅を実施しました。管理者が初めて釧路までJRを使って行った際のことでした。
10年前当時、「スーパーおおぞら」から車窓を眺めていると特に尺別という駅に興味を持ちました。10年前の時点で既に駅前は廃屋が目立ち、且つ湿地のような風景は、札幌にはない何とも言えない風景だったことが記憶に新しいです。その後、度々尺別駅のことについて調べていましたが、やはり利用がほとんどない駅だということがわかり、地理的には現在の釧路市音別(または隣の音別駅)とも距離的にはあまり離れていないにも関わらず、半ば秘境駅扱いされていました。実際に訪問したところ、音別や反対側の浦幌町からのバスもなく、訪問するには、JRか自家用車で行くしかないと思います。尺別駅であれば、音別町の中心部まで徒歩で移動も可能な範囲です。
逆に直別駅の方が周辺に民家はありますが、数時間に一本の列車を待ち、例えば音別方面や浦幌方面に買い物に出かけるよりも、自家用車を確保した方が利便性が高いことは言うまでもありません。特に冬季は雪の影響で列車の運休が発生してしまうことも想定され、そうなれば自宅に帰ることすら困難になります。代替となる公共交通もありませんから、JRを利用するという理由がこちらも見当たらないというのが、実際に訪問して感じた管理者の見解です。
実際に両駅も利用者は鉄道ファンばかりで、周辺住民の利用はゼロでした。いずれの駅で数時間待機しましたが、残念ながら地元住民の方は現れませんでした。
今回訪問に至らなかった初田牛駅を含め、駅廃止に反対の声はあまりなかったはずです。地元住民の利用がない状況であれば、もはや駅は必要ありません。北海道にはこうした駅はまだまだ山ほどあるはずです。
JR北海道では、単独で維持することが困難な路線がたくさんあります。その路線を維持するためには、沿線自治体または道からも路線を維持するための費用を拠出することが必要不可欠です。しかし、徹底的なコスト削減を図れば、現時点で路線を維持するために、よりコストを削ることができるはずです。それが以前から指摘しているとおり、こうした利用者のいない駅の廃止です。
国鉄時代、仮乗降場だったものが分割民営化と同時にそのほとんどが駅に昇格するという意味不明な方策も実施されています。徹底した無駄をなくすという点では、まず利用者のいない駅はなくしていくべきです。
こうした駅を廃止することで、北海道の鉄道の未来が明るいものになることを期待しましょう。
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今回のダイヤ改正では、特に車両の引退等、大きなトピックはあまりありません。その中でも北海道では、利用の少ない旅客駅の整理が進んでおり、迫る3月のダイヤ改正では、根室本線の直別駅、尺別駅、花咲線の初田牛駅が廃止となります。


そのうち、直別駅と尺別駅については先日最初で最後の訪問をすることができました。時間の関係で初田牛駅には行くことができませんでしたが、以前から駅前を散策してみたかったこれらの駅を訪問できただけで十分満足です。
詳しくは後日掲載したいと思いますが、実は10年前、帰りに新型「スーパーとかち」(現在のキハ261系1000番台)に乗車する計画で札幌と釧路(帰りは帯広で途中下車)日帰り旅を実施しました。管理者が初めて釧路までJRを使って行った際のことでした。
10年前当時、「スーパーおおぞら」から車窓を眺めていると特に尺別という駅に興味を持ちました。10年前の時点で既に駅前は廃屋が目立ち、且つ湿地のような風景は、札幌にはない何とも言えない風景だったことが記憶に新しいです。その後、度々尺別駅のことについて調べていましたが、やはり利用がほとんどない駅だということがわかり、地理的には現在の釧路市音別(または隣の音別駅)とも距離的にはあまり離れていないにも関わらず、半ば秘境駅扱いされていました。実際に訪問したところ、音別や反対側の浦幌町からのバスもなく、訪問するには、JRか自家用車で行くしかないと思います。尺別駅であれば、音別町の中心部まで徒歩で移動も可能な範囲です。
逆に直別駅の方が周辺に民家はありますが、数時間に一本の列車を待ち、例えば音別方面や浦幌方面に買い物に出かけるよりも、自家用車を確保した方が利便性が高いことは言うまでもありません。特に冬季は雪の影響で列車の運休が発生してしまうことも想定され、そうなれば自宅に帰ることすら困難になります。代替となる公共交通もありませんから、JRを利用するという理由がこちらも見当たらないというのが、実際に訪問して感じた管理者の見解です。
実際に両駅も利用者は鉄道ファンばかりで、周辺住民の利用はゼロでした。いずれの駅で数時間待機しましたが、残念ながら地元住民の方は現れませんでした。
今回訪問に至らなかった初田牛駅を含め、駅廃止に反対の声はあまりなかったはずです。地元住民の利用がない状況であれば、もはや駅は必要ありません。北海道にはこうした駅はまだまだ山ほどあるはずです。
JR北海道では、単独で維持することが困難な路線がたくさんあります。その路線を維持するためには、沿線自治体または道からも路線を維持するための費用を拠出することが必要不可欠です。しかし、徹底的なコスト削減を図れば、現時点で路線を維持するために、よりコストを削ることができるはずです。それが以前から指摘しているとおり、こうした利用者のいない駅の廃止です。
国鉄時代、仮乗降場だったものが分割民営化と同時にそのほとんどが駅に昇格するという意味不明な方策も実施されています。徹底した無駄をなくすという点では、まず利用者のいない駅はなくしていくべきです。
こうした駅を廃止することで、北海道の鉄道の未来が明るいものになることを期待しましょう。
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