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3両編成で出発進行!!夕張支線ラストスパート始まる

石勝線の夕張支線が3月31日の営業をもって廃止されます。いよいよラストスパートになりました!



3月16日にダイヤ改正が実施されましたが、夕張支線の列車にも変化がありました。

それまで夕張支線を走る列車は1日5往復だけでしたが、ダイヤ改正後は営業最終日の3月31日まで需要増を見込み、さらに3往復増便した8往復体制になります。これにより、列車を利用しながら撮影ポイントで撮影することがより可能になったほか、駅の滞在時間短縮も図られ、時間を有効活用することができます。

一部の列車はダイヤ改正以前のものを若干修正したうえで引き続き設定されていますが、確認している限りでは、先頭部分はこれまでの「ワンマン」から「臨時」の表示となっており、列車番号も従来の2000番から9000番に変更されていることから、最終営業日まで毎日運転される臨時列車の扱いのようです。

ちなみに、利用が多く見込まれる毎週土曜と日曜は3両編成で運行され、それ以外の平日は2両編成で運行されます。尚、今週は木曜日に春分の日が控えていますが、事前に発表された資料によると、2両編成での運転のようです。



側面のサボは2種類用意されています。そのうちの1つが「ありがとう夕張支線」と書かれたものです。もう1つは「さようなら夕張支線」と書かれたものです。



3枚目の写真は鹿ノ谷駅の真上から埠頭鉄した際の写真です。夕張支線の中でもやはり撮影の人気スポットは鹿ノ谷駅です。同駅周辺を含め、廃止日が近くなるにつれさらに混雑していくでしょう。

管理者は2月下旬から夕張方面へ可能な限り足を運んでいますが、徒歩での移動や時間がある際は路線バスを使って移動しながら撮影しています。そのため、今回もそうですが、夕張駅や鹿ノ谷駅といった比較的移動しやすい場所での撮影に集中してしまいます。

今後も何度か足を運んで撮影練習を含め、記録として残しておきたいワンシーンが撮影できればと思います。

夕張といえば映画です。その中でも管理者は山田洋次監督作品の「幸福の黄色いハンカチ」が1番だと思います。やはりロケ地が夕張ということも挙げた理由の1つですが、この作品に出会うまで古い映画というのを見たことがありませんでした。

見たきっかけというのが、2014年11月だったと思います。その当時何があったかというと高倉健さんが悪性リンパ種のため、享年84歳で亡くなりました。その際、金曜ロードショーで高倉健さんの追悼ということで健さんが出演した映画を何週かにわたって急遽放送されました。その中の1つが「幸福の黄色いハンカチ」で、管理者はついつい見入ってしまいました。

今の10代、20代(管理者含め)の人間が見ても印象に残らない映画かもしれません。放送されて見始めた際の管理者もそうでした。どこが名作なんだと。しかし、時間が経過していくにつれ、現在の映画にはないシンプルさ、時代のギャップが詰め込まれており、映画に出てくるわからないもの・ことがあればスマートフォンで調べたりしながら見たのを思い出します。「幸福の黄色いハンカチ」という作品について、人に上手く説明しろと言われると説明できませんが、1回見ただけでも管理者の中では何か印象深いものがありました。大抵の映画は途中で寝てしまいますが、「幸福の黄色いハンカチ」だけは何故か最後まで見ていました。

もし、高倉健さんがまだこの世に生きていたら、ぜひとも夕張支線のラストランのイベントに出席してもらいたかったです。そうしたら管理者は間違いなく行きます。「幸福の黄色いハンカチ」を見てから、管理者はすっかり健さんのファンになってしまいました。夕張の英雄ですよね。

夕鉄バスのバス停の1つに「黄色いハンカチロケ地前」というバス停もあり、夕張に「幸福の黄色いハンカチ」は欠かせない存在になっています。夕張駅でも黄色いハンカチが柱などに結ばれていた気がします。それぐらい夕張=黄色いハンカチのイメージが強いのでしょう。

廃止まで本日を含めて13日になりました。ルールとしては、各駅とも原則、列車が発着した際に駅構内での撮影は禁止されているようです。係員も列車が発着する前に定期的に巡回しているので、その指示に従って列車を撮影しましょう。マナーが悪いと後々それが影響するので、最終日まで何もなければいいですね。



当記事とは全く関係ありませんが、他の記事で興味あるコメントを複数いただき、ありがとうございます。管理者も燃料タンク容量などの資料(別形式)を少し持っていたはずなので、見つけ次第なるべく早く返事します。





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コメント
8397:高倉健さんと北海道 by 龍 on 2019/03/19 at 11:38:55 (コメント編集)

『幸福の黄色いハンカチ』は1977年公開です。当時、夕張市内を走る国鉄路線は「夕張線」という名称で、南千歳(1980年に千歳空港駅として開業)〜追分間と新夕張(当時は紅葉山駅)〜新得間の開業に伴い「石勝線」と改称したのは1981年のことでした。また、夕張市内には国鉄夕張線の紅葉山〜登川間の支線の他、北海道炭礦汽船の専用鉄道や三菱石炭鉱業の大夕張鉄道といった私鉄路線も走っていました。

一方で、1973年に三菱大夕張炭鉱の閉山に伴い大夕張鉄道の南大夕張〜大夕張炭山間が廃止。1975年に夕張鉄道が廃止となるなど、この頃から既に石炭産業の斜陽化が進んでいました。現在、大夕張鉄道の廃線跡の大部分はかつての炭鉱街(大夕張地区)と共にシューパロ湖(夕張シューパロダム)の底に眠っています。また、夕張鉄道は夕鉄バスとして路線バスを運行しており、今回廃止される新夕張〜夕張間の代替バスもこの夕鉄バスが受け持つことになっています。

ちなみに、高倉健さん主演で北海道がロケ地となった作品は『幸せの黄色いハンカチ』以外にも7本あります。何かと北海道に縁の深い役者でした。

・『網走番外地』(1965年):網走市※石北本線・釧網本線網走駅が登場。当時は湧網線も乗り入れていた
・『遥かなる山の呼び声』(1980年):中標津町・別海町※廃止前の標津線上武佐駅が登場
・『駅 STATION』(1981年):増毛町・札幌市・小樽市※函館本線銭函駅や廃止前の留萌本線増毛駅が登場
・『海峡』(1982年):函館市※主な舞台は青森県龍飛
・『南極物語』(1983年):札幌市・稚内市※宗谷本線抜海駅が登場
・『居酒屋兆治』(1983年):函館市
・『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年):南富良野町※根室本線幾寅駅が「幌舞駅」として登場

また、高倉健さんとは関係ありませんが、『鉄道員(ぽっぽや)』と同時期にNHKで放送された朝の連続テレビ小説『すずらん』も北海道が舞台となっており、留萌本線恵比島駅が「明日萌駅」として登場しました。JR北海道では両作品とのタイアップとして根室本線に『鉄道員(ぽっぽや)号』、留萌本線に『SLすずらん号』を運行していましたが、いずれも長続きしませんでした。また、夕張支線では『SL夕張応援号』を運行していた時期がありましたが、残念ながらこちらも集客には繋がりませんでした。

8400: by 管理人 on 2019/03/20 at 01:53:14

>>「龍」さん、コメントありがとうございます。

幸福の黄色いハンカチが公開された年は、管理者はこの世にはまだいません。また、大夕張鉄道などの私鉄路線があった頃も知りません。稀に過去の写真がネット上で流れ、活気のあった頃の夕張を写真から目にすることがあります。

高倉健さんは数々の名作品を残し、その中でも北海道を舞台にした作品も数多くありました。記事中に記載している追悼企画の金曜ロードSHOWでは、11月28日の幸福の黄色いハンカチから順に、居酒屋兆治、遥かなる山の呼び声の順に3週連続で放送されました。

いずれも北海道を舞台にした映画ですが、その中でも最初に幸福の黄色いハンカチが放送されたことに深い意味があります。やはり、コメント中で上げていただいた7作品の中でも特に同作品は高倉健さんにとって、そして我々にとっても名作品であることの証ではないでしょうか?

その最初に放送されたという深い意味を込めて、高倉健さんを夕張の英雄と記載させていただきました。

ドラマや映画のロケ地は、そのほとんどがその後観光地として集客に結びつくことはないと思います。夕張の同ロケ地も現在は集客効果はほとんどないでしょう。ですが、管理者のように高倉健さん主演の素晴らしい作品を見た後では、そのような状況でも少なからず残しておいてほしいと思いますよ。

確認した限りでは、夕張駅と南清水沢駅では黄色いハンカチをホームで確認することができます。ホームの柱などに結んであります。健さん本人がもういないのは残念ですが、もしまだ健さんが生きていたのであれば、夕張のラストランイベントに顔を出してほしかったですね。

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